くまに五老星を思い切り殴らせてほしい、最期にもう一度最愛の娘のボニーを守らせてあげてほしいという願いを叶えてくれた尾田っちに、月曜朝から涙で感謝の最敬礼をしているゾリラバです、こんにちは。
ありがとう、尾田っち。
今週は、サブタイトルからして熱いですね。
前回の1103話の“ごめんね、お父さん”との対比が良い!
解説するのも野暮ですが、「ごめんね」は、くまの生涯を垣間見て、自分のために全てを捨てさせてしまったことへのボニーの謝罪。
そして今週の「ありがとう」は、自我を失ってもなお、自分を守るために最期までヒーローだった父へ、万感の想いを込めた言葉ですね。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
くまの生涯の怒りを込めた鉄拳
バーソロミュー・くまがかつて世界政府に敵対した(推定)バッカニア族という理由だけで、子供の頃から迫害を続け、くまが愛する人達を次々と不幸に陥れて、執拗にくまの人生を翻弄し続けたジェイガルシア・サターン聖。
くまの過去編を経て、彼に対する読者の嫌悪感は、かつてのシャボンディのチャルロス聖の比ではないほど高まっていましたから。
見開き1ページを使ったくまの怒りの鉄拳は、ルフィがチャルロス聖を殴った時以上のカタルシスを与えてくれましたね。
ジェイガルシア・サターン聖を建物の下敷きにするほどの、もの凄い威力の一撃でした。
モブの海兵達が騒いでいるように、五老星が殴り飛ばされるなんてことは、この800年の歴史でもおそらく例を見ない大事件でしょうね。
そしてくまのその拳は、ワンピース史上でも例を見ないほど優しくて切ない一撃です。
生涯にわたり自分を苦しめ続けた相手に対する最初で最後の拳。
たぶんサターン聖には決定打にはならないだろうなという悲しさ。
でもその行動で、最愛の娘の命を救うことができた。
くまは多分それだけで満足でしょう。
既に自我も感情も失われたはずのくまが、泣きじゃくる12歳のボニーをそっと抱き上げ、ぎゅっ…とするシーンはもうね。
目からアクアラグナ。
久々に号泣しましたわ。
ボニーが言うように。
くまが誰よりも優しくて
誰よりもかっこいい人だった事……‼︎
ファンは忘れないからね!!!
バッカニア族の特性とは
何話か前から気になっていたくまの「自爆装置」と、くまが自我を失ってなお動ける理由が、今週明らかになりました。
ベガパンクの良心が、くまに「自爆装置」ではなく「完全停止装置」をつけさせていたというおまけ付きで。
ベガパンクとしては、五老星の命令の趣旨に反しないギリギリのところで、くまの爆破という事態を回避したものの、それで何かが変わるとは思っていなかったのでしょうが。
その英断のおかげで、くまは再び最愛の娘の命を救い、因縁のサターン聖に一矢報いることができたわけですね。
くあー。
何というカタルシス。
それにしても気になるのは、くまの行動に驚くベガパンクの独白。
やはり本当なのか……?
バッカニア族の特性は身体の強さではない…
彼らはかつて…
うーん、めちゃくちゃ気になる。
彼らはかつてなんだったの⁉︎
まさに「空白の100年」に起きたことに絡んでいる匂いがプンプンしますね。
尾田っちのこのチラ見せときたら‼︎
再生力も半端ない五老星
チート感がとどまるところを知らないジェイガルシア・サターン聖。
サターン聖の型破りな強さと謎の能力を改めて列挙してみると
◯ 船からエッグヘッドへの瞬間移動(魔法陣から登場)
◯ 目力で相手に銃撃
◯ 周囲を動けないように威圧?
◯ 刺し傷も失った体部もあっという間に回復、再生
いったい何の能力なんだってばよ!
これについては、明日、後半の感想と合わせてもう少し考察してみたいと思います。
その拳は届かないと予想してたのに 普通に殴り飛ばした!
見聞色の未来視が外れるとは・・
もしかしたら初夢で見たバギー座長の海賊王襲名も外れるかも・・ブルブル・・
バギーラバさん、景気の良い初夢を見ましたね(笑)今年はド派手にラッキーな年になりそうですね( ̄▽ ̄)
くまの想いを乗せた渾身の一撃!
化学を超える愛の力(意志の力)を秘めているのが特性なのだろうかと…。
そうですね。身体の強さでないとすると心の強さ、愛の強さ、意志の強さが影響してそうですよね。明かされる日が楽しみです。