東映アニメに対する不正アクセスで、アニメワンピースのみならず、某有名アニメ映画の公開も延期になったことを、今朝の全国紙のコラムで初めて知ったゾリラバです、こんばんは。
今年の8月に公開予定のONE PIECE最新映画“RED”にまで影響が及ぶことがないと良いんですが。
さて、ワンピースが不足気味の今週、引き続き自給自足モードです。
今日3月24日は、サッチの誕生日。
原作では回想シーンにしか登場しない故人ではあるものの、小説“novel A2”などで描かれた明るく面倒見の良い人柄や、ストーリー上果たす役割の大きさ、そして仲間だったティーチに殺されるという悲劇性により、隠れファンが多いという元白ひげ4番隊長サッチ。
登場回数が少ないだけに情報は多くないのですが、その分、想像の幅も広がるサッチ語り、いってみましょう‼︎
白ひげ海賊団4番隊隊長兼料理長
サッチがいつ白ひげ海賊団に加わったかは不明ですが、ワノ国編で描かれた30〜26年前頃の白ひげ海賊団にはまだ姿が見えないので、古株のマルコやジョズはもとより、イゾウやティーチよりも新顔ということになります。
草創期のメンバーではないにもかかわらず、白ひげ海賊団の4番隊隊長を任されているので、サッチは白ひげから実力や人柄を見込まれ仲間からの信頼も篤かったのでしょう。
普段コック服を着ていることからもわかるように、大所帯の白ひげ海賊団の胃袋を満たす料理長でもあるサッチ。
小説“novel A2”によると4番隊はまとめて台所を任されているようですが、エースが敵と戦うサッチの救援に赴くシーンが原作にもあるので、サッチ隊長自ら戦闘の最前線にも立っていたようですね。
エースとの交流
新世界まで駆け上がったエースが四皇白ひげに戦いを挑み、完敗して白ひげの船モービーディック号で意識を取り戻した時に、最初に声をかけたのはサッチでした。
おれは4番隊の隊長サッチてんだよ。
仲間になるんなら仲良くしようぜ。
(“ONE PIECE”第552話)
自分達の船長である白ひげの命を狙う尖ったナイフのような青年エースに対して、気さくにこうした言葉をかけていることからも、サッチの面倒見の良さや心の広さが伺えますね。
麦わらの一味のサンジやチョッパーもそうですが、海賊船のコックとか船医というのは面倒見が良くないと務まらないのかもなー。
まさにサービス業‼︎
原作で描かれなかったエースの生涯を描いた小説“novel A2”の表紙は、尾田っち自らが描き下ろしたものですが、エースと黒ひげの他に、サッチも小さく登場しています。
小説で描かれたサッチは、エースの相談に乗ってやったり、何かと面倒を見てやっていて、エースの身元預かり人になっているんですよね。
原作でも、先に触れたとおり、敵に囲まれたサッチを白ひげ海賊団に入ったばかりのエースが救援に行っているシーンがあるので、二人は仲良かったんだろうなー。
ティーチの裏切りによる死
サッチがたまたま敵船から手に入れた悪魔の実が、ティーチが長い間探していた“ヤミヤミの実”であったこと。
それが、エースの処刑にまでつながる一連の悲劇のはじまりでした。
爪と牙を隠して、長年、白ひげという偉大な存在の陰に隠れていたティーチが、仲間であるサッチを手にかけて“ヤミヤミの実”を奪い逃走したことで、物語は頂上戦争に向かって転がっていきます。
光月おでん亡き後、長い間欠番だった白ひげ海賊団の2番隊長にエースが就任し、サッチを殺したティーチが2番隊の隊員だったことから、責任を感じたエースは単身、ティーチを追う決意をします。
白ひげをはじめ仲間が止めてもエースが聞き入れなかったのは、隊長としてのケジメもあったでしょうが、白ひげ海賊団の招かれざる客だった頃から自分の面倒をみてくれたサッチを、長年同じ釜の飯を食ってきたティーチが手にかけたことが許せなかったのだと思います。
歴史にも漫画にもIFは禁物ですが、サッチのおおらかで鷹揚な性格からすれば、ティーチがちゃんと説明をして頼み込めばサッチは“ヤミヤミの実”をティーチに譲ったかもしれないなぁと思うと切ない。
今頃は天国でオヤジやエースの面倒を見てるかもしれないけど。
サッチの誕生日を寿ぎつつ、ご冥福をお祈りするガネ‼︎