新緑が美しい5月の週末も爽やかに引きこもって、ワンピース三昧の休日を堪能しているあなたのゾリラバです、こんにちは。
いやー、カップヌードルのCMのゾロが初々し過ぎて、そうだよなー、現代の日本に生まれてたら17歳ってこんなだよなー、と昨日から頬が緩みっぱなしです。
さて、出張で枯渇しかけた“ワンピース”エナジーを、早速アニメの感想で補充したいと思います。
今週のアニメワンピースは、原作だと第907話“虚(から)の玉座”の真ん中、9頁に当たります。
前半の5頁と最後の1頁は来週以降のようです。
第907話は、ゾリラバのリアルタイム感想・考察も全部で4回にわたったほど内容の濃い神回でしたから、アニメでも何回かに分けて放映しそうですね。
虚(から)の玉座への誓い
今週のアニメワンピースは、今やゴア王国の国王となったステリーが、“世界の中心”である“虚の玉座”の前で不届きな野心を見せるシーンから始まります。
こいつの俗悪な権力欲については、あまり語る気がしないのですが、このシーンはワンピースという物語の謎に関わる重要な情報がてんこ盛りでした。
マリージョアのパンゲア城にある虚の玉座の周りには、800年前に世界を創造した20人の王が、玉座を守る誓いとして立てた20本の武器があるそうな。
そしてサラッと明かされた超重要情報が
世界最高の権力者が天竜人の最高位「五老星」として権力を5つに分けているように…
ここ!重要です!試験に出ます。
原作を読んだときもおおっ!と思ったのですが、今回、なんとアニメでの台詞が原作と微妙に変わっています。
こういう“ワンピース”という物語の重要な謎や根幹に関わるシーンでは、原作の台詞をいじらない最近のアニワンにしては珍しい!
原作の台詞はこうです。
世界最高の権力者が天竜人の最高位「五老星」であるように…
つまり、原作では単に最高権力者が五老星であることを述べているのに対して、アニメでは更に踏み込んで、権力の分割に触れています。
以前、五老星についての考察をした際に、それぞれの役割がはっきりしない、外見以外に個性が描かれていないと書きましたが、今回のアニオリの台詞は、いわゆる三権分立ならぬ五権分立のようなシステムがあると明言しているかのようです。
更に、今回のアニメオリジナルな台詞では、まるで最高権力者=「五老星」ではなく、他にもいるようにも読めます。
これについてはアニメ派にネタバレになるのでここでは触れませんが、東映さん、今週は思い切ったオリジナリティを出してきたなーという感じ。
CP0のルッチ、カク、ステューシー
ワンピース映画“FILM GOLD”に登場していたものの、本編では久々の本格的な登場となったルッチとカク、そしてビッグ・マム篇で初登場したステューシーが、CP0としてチャルロス聖を援護するかのようにマリージョアの社交の広場に姿を現しました。
カクの声優さん、変わった?と思ったら、置鮎龍太郎さんという方で変わってないみたい。
昔はもう少し軽妙洒脱でおっとりとした感じの声だった気がしたのですが、ゾリラバの思い過ごしでしょうか。
先日、黄猿の声が変わったと書きましたが、なんと新しい黄猿の声もこの置鮎さんがやってらっしゃるようですね。
そしてルッチは映画でやたらイケメン度が上がったのですが(振り子ひげを除く)、アニメでもそのカッコ良さは維持されました。
相変わらずの任務至上主義者っぽい冷たい雰囲気も。
それにしても、クズのチャルロス達天竜人に仕えて何が楽しいんでしょうね。
CP9時代の上司のスパンダムもクズでしたし、つくづく上司に恵まれないヤツです。
ゾリラバが大好きなエニエスロビー篇の回想シーンを短いながらも観られたのは、嬉しいサプライズでした。
この時のロビンのすべてが好きだー!
コスプレ衣装も持ってます。
あ、どうでもいいですね、はい。
天竜人の改心
これまた今週のアニワンでは名前がまだ言及されなかったので、ネタバレにならないよう「かの天竜人」と呼びますが、魚人島篇の回想シーンに登場した「かの天竜人」が、なんと「善き天竜人」となって再登場しました。
しらほしを捕らえようとするアホチャルロス聖をこん棒で殴り飛ばすバイオレンス(笑)は、アニメで観ると更にすかっとしますね。
でもこの時のチャルロスの台詞は、原作に忠実に、シャボンディでルフィにぶちのめされた時と同じ『ヴォゲァア!!!』であって欲しかったと思うのは、ヲタクの感傷でしょうか。
今週のアニオリ賞
毎週、秀逸なアニメオリジナルな台詞やシーンにゾリラバが勝手に贈る「今週のアニオリ賞」は、マリージョアの景色を眺めてネプチューン王がつぶやく
オトヒメよ、お前も連れて来たかった。
という台詞。
うーん、良いですね。
きっとネプチューン王、オトヒメ王妃を思い出してそう思っただろうなぁ。
この台詞で後半の「かの天竜人」の登場シーンも活きてきますね。
素晴らしい。
原作を読んだ時のリアルタイム感想のリンクはこちらですが、アニメだと来週以降に回った部分もあるので、ネタバレご注意下さい。