今週は、アニメワンピースを見逃し配信で3回も観てしまったウタ熱中症絶賛継続中の昭和の歌姫、ゾリラバです、こんにちは。
いやー、まさか映画連動エピソードで泣かされるとは思いませんでしたわ。
「泣けるー!」とか口にする割にはあんまり泣かないゾリラバですが、“ONE PIECE FILM RED”は劇場で3回とも泣いたよね。
しかも回を重ねるごとに泣けるんですよ、これが。
その映画REDに連動した今週のアニワンも、ラスト付近がヤバかった。
めちゃ完成度高いアニメオリジナル回ですわ。
以下、出来るだけ映画のネタバレにならないよう注意してアニワンの感想を語ろうと思いますが、「これから観に行くから何も知りたくない」という方は、映画を観てから改めて来てくださいねー。
なお、“ONE PIECE FILM RED”の感想は
ネタバレ無しはこちら
ネタバレ有りはこちら
です‼︎
Contents
幼馴染のわちゃわちゃがかわいい
先週に続き、今週もルフィとウタのエピソードがかわいかったですねー。
シャンクスが「仲が良いのか悪いのか良くわからない」と言う幼馴染同士らしいわちゃわちゃが、たまりません。
フーシャ村沖にあった岩まで競争するというルフィとウタのタル漕ぎレースでは、まさかの懐かしい近海の主まで登場しましたし(笑)
ルフィの顔も先週と違ってまさにルフィらしい表情で違和感なく観られました。
作画の人って毎週替わるのかなぁ。
勝ち気だけど、子供の頃から世界の人々を幸せにするという崇高な夢を持っていたウタの性格が良くわかるエピソードがいっぱいでしたね。
いろんな人に会っていろんなものを食べたいというルフィのまだ子供らしい夢と比べると、さすが2歳年上のお姉さんという感じ。
でも映画の結末を知った上で、ルフィとの無邪気なやりとりやシャンクスを慕う様子を観ると、ウタの微笑ましいシーンもめっちゃ切ないんですよね(涙)
突然消えたウタ
何度シャンクスに頼んでも航海に連れて行ってもらえず、帰りを待ち侘びていたルフィは、いつもウタから冒険の様子を聞いていたようです。
ところがある日、帰ってきた赤髪海賊団の中にウタの姿はありませんでした。
「ウタは歌手になるために船を降りた」というシャンクスの説明に納得出来ず、泣きじゃくりながら理由を問い詰めるルフィに、こちらも(映画観てるせいで)もらい泣きしそうになりましたわ。
映画を観た時、ゾリラバもその説明でルフィが納得したとは思えなかったから。
ウタがどんなにシャンクスを慕っているか、一番わかっていたのはいつも一緒に遊んでいたルフィでしょう。
だから今週のアニメで「ウタはシャンクスが大好きなんだぞ‼︎あいつが船を降りたりするもんか‼︎」というセリフをルフィの口から聞けて、めっちゃ嬉しかったです。
今週のアニワンは時系列的には映画より前だけど、映画を観た後にもう一度観ることを全力でお勧めしたいですわ。
ウタがなぜ船を降りたかは、映画のネタバレになるのでシャンクスと同様に口を閉ざしましょう。
悲しみに耐えるシャンクス
ルフィにウタのことを問い詰められ責められても、何も言わないシャンクスがカッコ良いですね。
ONE PIECE巻40億では、尾田っちの「シャンクスは大人気ないです」というコメントと共にウタを失ったシャンクスがクダをまくイラストが出てたので、ひょっとしたらアニメで登場するかなと思ってました。
でも、大人気ないシャンクスも好きだけど、大事な場面ではやっぱりカッコいい大人の男でいてほしいファンの気持ちを、アニメスタッフが汲んでくれたのかな。
頂上戦争の後にシャンクスが言っていたセリフを思い出します。
勝利も敗北も知り
逃げ回って涙を流して男は一人前になる
泣いたっていいんだ…‼︎
乗り越えろ!!!
(ONE PIECE第590話)
ルフィをからかって遊ぶ若い頃のシャンクスが大人気ないとこあるのは確かでしょうが、今週のアニメに関しては、最高のさじ加減というか、ルフィの憧れの海賊らしいシャンクスが観れて大満足です。
副船長ベン・ベックマンという男
今週、カッコいいシャンクスに更に輪をかけてカッコよかったのが副船長のベン・ベックマン。
ルフィに何も語れないシャンクスの心中を(黙って)慮り、ルフィをなだめ、諭し、守る姿は、まさに“RED”でのベックマンの格好良さとシンクロしてます。
さすが映画連動エピソード‼︎
山賊にコテンパンにやられ、ベックマンに背負われながら、「強くなりたい‼︎」と泣く幼いルフィに、「ああ」「そうだな」と言葉少なく相槌をうつベックマンが最高なり。
負けて泣く男に下手な慰めの言葉はかけない、っていうアレですよね。
くあー。
大人の男の渋い魅力全開ですわ。
幼い麦わらの一味
今週のアニメワンピースのファンサはまだまだ続きます。
音楽の国エレジアの壊滅のニュースを読む各地の大人に絡めて、麦わらの一味のうち、“東の海(イーストブルー)”で仲間になったゾロ、ウソップ、サンジ、ナミの子供時代が次々と描かれました。
こっそり魚さばいてゼフにしばかれるサンジとかエモいわ♫
これを観たらちょっと、改めて麦わらの一味の年表を整理してみたくなりました。
ナレッジキング決定戦もあることですしね。
“赤髪”を警戒する海軍と五老星
シャンクスが音楽の国エレジアを崩壊させたというニュースに接した海軍や世界政府の反応も、今週、アニメオリジナルで描かれました。
中でもセンゴクの「ロジャーが泣いているぞ、赤髪」というセリフが熱いですね。
ガープだけでなく、センゴクもロジャーにある種の敬意を持っていたことを伺わせる発言です。
またシャンクスのことを「近頃不可解な行動が目立つ」とセンゴクが言っているのは、エレジアの件だけでなく、政府の船を襲ってゴムゴムの実を奪ったことを言ってるんでしょうね。
そして嵐を背負った五老星のおじいちゃん達も、シャンクスが東の海にいることを掴めていないようですが、「厄介な存在になってきた」「本当に厄介な」とシャンクスを警戒し始めています。
四皇になるずっと前から、五老星がシャンクスのことを知っていること、注目していることを示すエピソードですね。
同じロジャー海賊団の見習いだったバギーが、頂上戦争まではほぼ無名だったことを考えると、やはり五老星の関心の高さはシャンクスの出自が影響しているのかと気になります。
不穏な展開を予感させるラスト
もうね、一人エレジアの海を見ながら、決意を固めるライブ前の現在のウタがね、切ないです。
シャンクスを慕っていた幼い頃の自分に訣別するシーンの描写がもう最高に泣けます。
こうやって書いてても涙出てくるわー。
そして不穏な荒天の中、どこか(たぶんエレジア)に向かって船を走らせる現在のシャンクスの、怒りとも悲しみとも不安とも覚悟ともつかない表情も辛い‼︎
うおーん。
今週のアニワンは稀に見る神回でした。
優れた脚本と作画と声優さんが揃えば、わずか24分でもこんなに感動のオリジナルエピソードが作れるんだとしみじみ思いましたわ。
なんだかONE PIECE FILM REDとアニワンの映画連動エピソードのおかげで、ワンピース第1話もより味わい深くなったよね。
来週も映画連動エピソードが続くようなので、とても楽しみです。
オープニング曲もまだしばらくの間はAdoの“新時代”が聴けそうで嬉しい‼︎