今年は強い日差しと高い外気温でしか夏を感じる機会がなく、ワンピースプレミアショー@USJの中止もあって、ロストサマー気分が著しいゾリラバです、こんばんは。
来週のワンピース第989話のちら見せも気になりますが、今日9月5日は、敵ながら根強い人気を長年保ち続けている元王下七武海にしてバロックワークス社長のクロコダイルの誕生日です。
アラバスタの頃はあんなに憎たらしかったのに、頂上戦争を経てなんかカッコいい…と思うようになってしまった社長(尾田っちの思うツボ)について、熱く語りたいと思います。
王下七武海時代
あと100話足らずで1000話に達しようという壮大な絵物語“ワンピース”において、初めてクロコダイルの名前が出たのは、コミックス第13巻第113話。
ウィスキーピークでのことでした。
情報収集のためバロックワークスに潜り込んでいたミス・ウェンズデーこと、アラバスタ王女ビビの口から、王下七武海の一人クロコダイルがアラバスタ王国乗っ取りを目論んでいることが、ルフィ、ゾロ、ナミに明かされます。
ビビと共に潜入していたイガラムによれば、クロコダイルが王下七武海になる前にかけられていた懸賞金は8000万ベリー(正確には8100万ベリー)。
アーロンの4倍と聞いてナミの腰が引けるのも無理はないような、当時としては破格の大物感を登場前から醸し出していましたね。
次に登場したのが、リトルガーデンでサンジが電伝虫越しに声を聞いた第14巻第126話。
そしてクロコダイルが“アラバスタの守り神”“砂漠の王”として、とうとうその姿を読者の前に現したのは、第17巻第155話でした。
ジンベエほどではないにせよ、名前が出てから登場までが長かった!
ルフィと最初に対峙した時には、あっさりと勝利し、王下七武海とルーキー海賊との格の違いを見せつけました。
自然系(ロギア)のスナスナの実の能力者として圧倒的な強さを誇るクロコダイルに、ルフィがいったいどうしたら勝てるのか、皆目見当がつかなかったですわー。
しかし、3度にわたる死闘を制したルフィにより、バロックワークスを率いてアラバスタを乗っ取り古代兵器プルトンを奪おうとするクロコダイルの計画は、阻止されました。
王下七武海の称号は海軍によって剥奪され、クロコダイルはMr.1、Mr.2、Mr.3と仲良く(?)海底監獄インペルダウンに収監されます。
インペルダウンと頂上戦争
扉絵でアラバスタの後日談が描かれたクロコダイルの運命が、再びルフィの運命と交差するには、インペルダウン編を待たなくてはいけません。
エース救出のために様々な苦難を乗り越えて降りてきた海底監獄のレベル6で、ルフィはまさかの仇敵クロコダイルと再会します。
アラバスタの醜聞を揉み消したかった海軍によって、世間から抹殺したい凶悪犯罪者として最下層に収監されていたクロコダイルを、よりによってその野望を砕いたルフィが救出することになるとは。
希代のストーリーテラー尾田っちの面目躍如ですね。
その展開に驚くとともに、ルフィ、ジンベエ、クロコダイルの3人が揃い踏みで敵をなぎ倒していく姿に、ワクワクがとまらなかったガネ!
そして海軍もびっくりの組み合わせのチームでマリンフォードに乗り込んだとき、そのワクワクは最高潮に。
白ひげの命を狙うために脱獄したのに、ルフィやエースのピンチを何度も救うクロコダイルを見て、そのツンデレっぷり?に何度「うっわー、社長~!!?」と叫んだことか。
昨年の映画「スタンピード」では、クロコダイルの狡猾さと冷徹さとほんの少しのルフィへの信頼がきっちり描かれていて、そりゃもう興奮しましたとも。
いまだ明かされぬ“弱み”
クロコダイルがアラバスタにしたことを許せず、インペルダウンからの解放をためらうルフィに、イワンコフはクロコダイルの過去に関する何らかの“弱み”を握っていることをほのめかしました。
イワンコフだけが知っているクロコダイルのルーキー時代の弱みとなると、イワちゃんのホルモンを操る能力に関係する秘密、すなわちクロコダイルは元々女だったのではないかという説もあります。
確かにワンピース零巻のロジャーの処刑シーンに登場する24年前のクロコダイルは、後頭部しか描かれておらず、シャンクスとともに外見の変化が巧みに隠されているようにも読めます。
尾田っちは見せ方以上に隠し方が絶妙なんですよねー。
もし女だったなら、それはそれでとても面白いので、その辺の話が描かれるといいなーと思います。
ただ、ホルホルの実の能力で男にしてもらったことが、イワンコフに逆らえないほどの“弱み”になるかなーという気もしないでもないこともないこともなくってよ、ねぇあなた。
クールでプライドの高いクロコダイルの弱み、気になりますよね。
今後のクロコダイル
頂上戦争後、元Mr.1ことダズ・ボーネスを連れて新世界に入ったと思われるクロコダイルですが、本編再登場はあるでしょうか。
先ほど触れた「弱み」やイワンコフとの因縁など未だ回収されていない伏線や、白ひげ無き後も失われていなそうな「海賊王」への野心に鑑みて、クロコダイルの再登場はきっとあるような気がします。
既に王下七武海制度は撤廃されてしまいましたが、ドフラミンゴと並んで曲者感が半端ないクロコダイルは、「ワンピース」の大団円の時には再び物語に絡んで来るのではないかと思います。
インペルダウンでの黒ひげティーチとのやりとりも印象的だったし、やっぱりなんだかんだ言って、佇まいも技も絵になるんですよねー。
2年前より更に苦味と渋味を増したクロコダイルの活躍を見てみたいと思うのは、ゾリラバだけではないはず。
社長!
お誕生日おめでとうございます!
再登場、お待ちしております!
(追記)
待望のクロコダイル再登場は、想像を超える驚きの展開‼︎バギーやミホークとの絡みは、期待度MAX‼︎
Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズNEO-DX クロコダイル