年明けの週刊ジャンプの発売日を間違えていて朝から嬉しい悲鳴を上げたゾリラバです、こんにちは。
今週のワンピースも、何から書けば良いのか迷う圧倒的な情報量とスピード展開!
早速、感想いってみましょう。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプ掲載ONE PIECE最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意下さい。
ロジャーの冒険
先日発売されたONE PIECEコミックス95巻のタイトルは“おでんの冒険”でしたが、今週のサブタイトルは“ロジャーの冒険”。
私達読者は、これまでルフィ達が辿ってきた航路のあちこちで、ロジャーの足跡を見てきました。
ある者はロジャーの思い出を語り、ある者はその面影をルフィと重ね、ある者はロジャーに手を貸してきたことを打ち明けて。
そのように他者の口から描写されていたロジャーの冒険が今回、ロジャー本人の時間軸で改めて語られるという贅沢。
伏線が一気に回収されるとともに、新たな驚きの情報もてんこもりです。
私、生きてて良かった!!
おでんと会うより13年も前(今から39年前)にログポースの終着点水先星(ロードスター)島にたどり着いていたロジャー達は、おでんというポーネグリフを読める人材を得て、かつてイヌアラシが言っていたように「そこから大きく冒険をやり直し」ます。
4つのロードポーネグリフ
空島でポーネグリフを見たおでんとイヌアラシ達は、ワノ国とゾウに赤い歴史の本文(ロードポーネグリフ)があることを初めてロジャーに伝えたようで
一番欲しいやつだ!!
早く言えお前ら!!!
と怒られてます(笑)
現在、ルフィ達がイヌアラシから聞いて所在が分かっているロードポーネグリフは、ゾウ、ワノ国(カイドウ所有)、トットランド(ビッグマム所有)の3ヵ所。
既にルフィ達が写しを入手しているのはゾウとトットランドです。
カイドウ所有のものは恐らくワノ国編で入手できると思いますが、残りのひとつはどこにあるか不明。
今週、ロジャーも「心当たりがある…!!」という言い方をしていて場所には言及していません。
ところがゾウでおでんは「4つの“ロード歴史の本文(ポーネグリフ)”が揃った」と日誌に書いているので、そこまでに描写された島のどこかにもうひとつのポーネグリフがあるということでしょうか。
今回、ロジャーの寄港先としていくつかの島が描かれていますが、ゾリラバが気になったのは、2年前にロビンがバーソロミューくまに飛ばされた東の海の「テキーラウルフ」に行った様子があること。
ロジャー達が空島→ウォーターセブン→リトルガーデンとたどった後に、わざわざ東の海に戻っているというのは、とても怪しい!
700年もかけて橋を作らせていることといい、ここ何かあるよね、絶対。
くまがなぜロビンをテキーラウルフに飛ばしたかも含め、気になること満載の土地なので、いずれ改めて考察してみようと思います。
(追記)魚人島のジョイボーイの謝罪が記されたポーネグリフの横に、当時はもう一つ明らかに色の違うポーネグリフが!これが第4のロードポーネグリフだとすると、今はどこに!?
フランキーとおでんの邂逅
ロジャー海賊団がウォーターセブンを再訪したのは、海列車ができる前。
ロジャー達が最初にログを辿っていた頃にトムさんにオーロ・ジャクソン号を造ってもらったとすると、13年ぶりの再会ということになるんでしょうか。
あ、でも14才のシャンクスがトムさんを慕って懐かしんでいるということは、その後もロジャー海賊団、ウォーターセブンに来てますね。
しかし26年前に既にロジャーが海列車に言及していることは驚きです。
トムさんが海賊王の船を造った罪で死刑判決を受けて、海列車の構想を公表するのは更にこの2年後ですが、トムさんはそれよりずっと前からロジャーには夢を語っていたとすると胸熱!
そしてなんと子供時代のフランキー、おでんと言葉を交わしていたんですね。
トムさん達から離れたところに一人でいるので、まだ海賊である親に捨てられたばかりでトムさんに拾われる前なのかもしれません。
フランキーにとってはウォーターセブンに大勢やってくる海賊の一人に過ぎず、覚えているはずはないでしょうが、なんという運命の気まぐれか。
この時、フランキーがおでんの誘いを断ったのは、来るべき未来(ルフィ)のために運命がいざなったかのよう。
ロジャーにトムさんが必要だったように、ルフィにはフランキーが必要だったから。
胸熱!!
魚人島での出来事
魚人島でもロジャーと懐かしい人々とのやりとりが盛りだくさん。
この時期、ネプチューンは王に即位したばかりで、オトヒメとはまだ出会っていないようです。
ていうかオトヒメ様、王妃になる前から政治的なデモとかしてたのね。
改めてすごい人です。
マダム・シャーリーは当時まだ3歳にして既に予言の能力があったようですね。
しらほしが生まれる10年以上前から、海王類はそれを予期して暴れ、更にそれが見えていたシャーリー、恐るべし。
でもルフィだけでなくロジャーもその予言を恐れる人々の被害を被りかけてたんですね。
ラフテル(Laugh Tale)
そしてロジャーの冒険はいよいよ最終局面へ!
なんと土壇場で高熱を出したバギーとその看病をかって出たシャンクスは、ラフテルへのラストログに同行しなかったんですね!!
これでコミックス巻壱萬八拾九の尾田っちのコメントの謎が解けました。
やはりバギーはラフテル行ってなかったんだ!!!
前人未到のラフテルは目の前だというのに、けんかばかりしてたバギーの看病のために残り、「いつか自分の船で行く」と言うシャンクスのカッコいいことといったら。
そして最後の島にたどり着いたロジャーは笑いました。
涙を流しながら。
ラフテル(Laugh Tale)という名前をつけたのは、ロジャーその人でしたね。
いやー、もうすごい!!!
ロジャーの冒険とラフテルについては、ちょっとワノ国歴史年表とは別に独立した年表を作って、改めて俯瞰、考察してみたいと思います。
→(追記)ロジャー関連年表とラフテルに関する考察をアップしました。
Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズ NEO-DX ゴール・D・ロジャー