ブログを立ち上げて2週間、ただでさえ寝不足気味だったのに、エースの物語を一気読みしたせいで、意識が朦朧としているゾリラバです、こんばんは。
帰宅したら、4月4日に発売された『ONE PIECE novel A 1 スペード海賊団結成篇』が郵便受けに届いていて、仕事の疲れも吹っ飛びました。
ONE PIECE novel A 1 (JUMP j BOOKS)
封を開けるのももどかしく、知られざるエースの冒険をむさぼるように読み終えた感想は、「あー、まだまだエースが足りない!」という感じです。
空腹のときに、なまじ何かを少し食べるとよけいにお腹が空く、みたいな?
でも、エースの最初の仲間との出会いや、メラメラの実を食べるに至った経緯、王下七武海への勧誘を断った経緯など、原作には描かれていないシーンが盛りだくさんで、ファンなら一気読みは必至です。
これから読む人の興を削ぐのは良くないので、ネタバレになりそうなストーリーには触れず、ゾリラバの感想だけを書きます。
ゾリラバは、少年時代のエースがとても好きなのですが、決して明るくも素直でもなく繊細だけれど攻撃的な子供だったエース(その点は同じ悪ガキでもサボやルフィと全く違います)と、大人になってからの天衣無縫で豪放磊落なエースとのギャップが大きすぎて、どういう成長経過をたどったのか非常に興味がありました。
今回の小説は、おそらくエースがゴア王国から出航してまだそれほど経っていない頃から始まっていますが、エースがもう、初対面の人にも屈託なく接する人になっているの。
ゾリラバは、白ひげ海賊団という家族と出会って、エースは変わったのだと思っていたのですが、もうゴア王国にいるうちから、ルフィと一緒に育つことによって(それからガープじいちゃんの愛の拳や、優しいマキノさんの礼儀作法レッスンによって)、触るものみな傷つけるナイフのような少年エースは大らかな大人に成長していたんですね。
ワンピース KING OF ARTIST THE PORTGAS・D・ACE エース アニメ フィギュア プライズ バンプレスト
その辺りの変化も読みたかったかも。
ちなみに、登場する女海兵の名前であるイスカは、キリストの磔の釘を抜こうとした鳥。意味深ですね。
くちばしが折れ曲がったように見える姿から、そんな伝承が生まれたのかもしれません。
6月に発売されるという第2巻「新世界篇」も楽しみです。
(追記)“ONE PIECE novel A 2”「新世界篇」は更に読み応えありました‼︎
ONE PIECE novel A 1 (JUMP j BOOKS)