一夜明けても、カン十郎のカムアウトがどうにも納得できず、どこかに良心の呵責の形跡はないかとドレスローザ編を読み直してしまったやるせない乙女(心は少年)、ゾリラバです、こんばんは。
昨日書ききれなかった今週のワンピースの感想、いってみましょう。
カン十郎の画力と利き手
ドレスローザ編を読みながら考えたのですが、カン十郎はいったいどんな気持ちで、ウソップに依頼された絵を描いたり、「鳥かご」をみんなと力を合わせて押してたんでしょうね。
すごい悪魔の実の能力を持っているのに画力が残念な面白キャラとして登場したカン十郎ですが、絵が下手というのも演技だったというね。
今思えば、ウソップの依頼で描いた対シュガー弾の絵だけはなぜか、シュガーのトラウマを呼び起こすくらい上手く描けていた(第758話)ことも、おかしいといえばおかしかった。
改めて確認すると、カン十郎が初登場時にドレスローザで抜け雀を書いた時(第754話)やゾウで登り竜を出した時(第803話)には、筆を左手に持っています。
ところがおでん様と初めて出会った時(第962話)やみんなでおでんを食べている時(第963話)には、刀や箸を右手で持ってるんですよね。
わざと利き手ではない左手で筆を持って下手に描いていた!?
能力を過小評価させるために!?
今週、イヌアラシが
我々の知るカン十郎では描けぬ絵だな…
と言って“ゾクッ”としているのは、何十年もの間、カン十郎が「画力が残念なためにせっかくのすごい能力を発揮しきれない面白キャラ」を演じてきたことに、寒気がするほどのおぞましさを感じたからでしょうか。
カン十郎に救いはあるか
そもそもカン十郎は、カイドウの仲間だったドフラミンゴとドレスローザで敵対することには抵抗は無かったのかな?
オロチとは直接関係ないし、「錦えもんの同志のカン十郎」に完璧に成りきってたから、矛盾は感じなかったのでしょうか。
カン十郎の心の闇が深すぎて、その心境を伺い知ることはとても難しいです。
ナミさんやヴィオラやプリンちゃんみたいに、途中で敵だとわかったけど最終的には味方になった、みたいな展開に、まだ一縷の望みをつないでいるゾリラバは甘いでしょうか。
カン十郎の過去の所業が重すぎて、救いが無さすぎて…カイドウとの闘いはこれからが本番で、まだまだワノ国編は先が長そうですから、カン十郎に関しても、もう一度どんでん返しがあることを、ゾリラバ、期待します!
大名も役者もいる黒炭家
今週、オロチの口から、黒炭カン十郎が大衆演劇の一座に生まれたことが明かされました。
両親も舞台に立っていたそうですから、ニワカの役者ではなさそうです。
でも黒炭家ってオロチの祖父の代までは大名家だったんですよね…?
「本家」と違って分家は侍ではなかったんでしょうか。
他の大名を暗殺しようとしたオロチの祖父が切腹させられ、お家断絶になって刀を捨てざるを得なかったってことですかね。
迫害されて大衆演劇のような人気商売に鞍替えというのも変な気がしますけど。
ただ、光月家も代々将軍を輩出する大々名でありながら元は石工の一族だったことを考えれば、他の大名家もそれぞれ一芸に秀でていたのかもしれませんね。
海は海賊が相手だ!!!
もし今週、「実はカン十郎がスパイでした」だけで終わっていたら、かなりしんどい1週間となったと思います。
でも尾田っちは、ちゃんと最後に救いを用意しておいてくれました。
ルフィ、ロー、キッドの揃い踏み、「ドドドン!!!」
キター.゚+.(・∀・)゚+.゚
嵐でびしょ濡れになりながらも、3人の面構え、最高です!!
サニー号がどうやってオロチの攻撃を免れたかはまだ不明ですが、ルフィ(たぶん)が「直ったか」と言っているので、サニー号がダメージを負ったのは間違いなさそうです。
あのオロチの部下に爆破されてた船が本当にサニー号だったら、木っ端微塵になっててもおかしくなさそうなので、あの場面に登場したサニー号はフェイクで、本物は事前にどこかに移したと思ってました。
でも実はそれほどひどいダメージではなく、フランキーが速攻で直したってことですかね?
今週、ルフィ達が現れたのは九里の方向からで、キッドが現れたのは刃武港の方からでした。
キッドの台詞から推測するに、フランキー達が整備していた討ち入り用の船も無事みたいですね。
カン十郎の流した情報を元に対策を打ったオロチでしたが、どうやら更にその裏をかいた人物がいたようです。
順当に考えれば、都に残った狂死郎=傳ジローか、忍者海賊ミンク侍同盟イチの策士と思われるローの仕業でしょうね。
待ちに待ったルフィ、ロー、キッドの揃い踏みにかかれば、小舟を破壊しろとだけ言われて出てきた雑魚達は、海と海賊の恐ろしさを知ることになるでしょう。
その時、孤立したカン十郎がどうなるのか。
ルフィ達はこのまま鬼ヶ島に乗り込んでいくのか。
そしてちょっと気が早いですが、対カイドウ戦はこの3人の共闘となるのか。
それも見てみたいけど、ゾロやジンベエのアシストも見てみたい!
やっぱりカイドウに傷をつけた“閻魔”を手に入れたゾロが、今や狂死郎という用心棒もいないオロチを倒すだけではちょっと物足りないですから。
カイドウに至るまでまだまだ相当の紆余曲折が予想されますが、ホントその過程が楽しみです。
対戦表(バトルオーダー)予想も楽しみながら適宜更新していきたいと思います!
ワンピースタワー お宝袋 缶バッジ ルフィ ロー キッド 他
厳しいコメントになりますが カン十郎は改心する可能性はないと思っています。残念ですが・・・。
死に場所を求めていたと言うくらいです。あのおでんの釜茹での処刑のときでも本当に死ぬつもりだったのです。死ぬことにおそれがあれば”ためらい”がありますが カン十郎にはこれっぽっちもないのがわかります。
大衆演劇の一座にうまれた”家業柄” 周囲をだます演技力は優れていた、悪魔の本性を現したといえばホールケーキアイランドのプリンを思い出しますが プリンも演技はうまかった。だがカン十郎は プリンをも霞ませるほどの演技の上手さとウソの上手さだったのがわかる。
考えようによってはプリンよりも悪質です。
それに絵の能力、周りを欺くため ヘタクソなふりをしていた。実際の画力は おそらく バロックワークス編で登場した 13日の金曜日(アンラッキーズ)のコンビを覚えていますか?任務失敗者への仕置き人コンビ。
実際の画力はそのアンラッキーズに引けを取らない画力だったんですよ。
ルフィたち麦わらの一味や錦えもんたちワノ国の侍たちは常に ”爆弾”を抱え込んでいたんだと。
その気になれば もしかしたらモモノスケやほかの赤鞘の仲間たちの暗殺するチャンスはいくらでもあったでしょう。
そう思うと・・・カン十郎の裏切りが余計に怖い。