ワンピース第1022話“花形登場”感想・考察(その2)マルコからゾロに託されたバトンは世代交代と新時代の夜明けの象徴

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ワンピース第1022話“花形登場”感想・考察(その2)マルコからゾロに託されたバトンは世代交代と新時代の夜明けの象徴

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昨夜は20時前に寝落ち、夜中の2時に目が覚め、そのまま朝を迎えてしまったゾリラバです、おはようございます。

こんなデタラメな睡眠サイクルで我ながらよく普通に勤め人をやってると思います。

でもせっかく早朝から時間ができたので、仕事前に昨日の感想の続きをば。

昨日の記事は、今週の“ONE PIECE”の興奮の最終ページについて、ゾリラバの熱いゾロ愛をぶつけるための前座みたいなものでしたからね(そうなの?)。

以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

逆恨みのペロス兄

約1年半前に初めて鬼ヶ島決戦のバトルカードを予測した時、ゾウを滅ぼしたジャックとペドロの仇であるペロスペローは、イヌネコ&ミンク族で倒してほしいと書きました。

ただ、ペドロの死は本人が納得してペロスペローを道連れにしようと特攻した結果なので、ペロス兄が主張するように、逆恨みっちゃー逆恨みだよね、という同情も少しあったんですよね。

でも、今週、「てめェがプリンと結婚してりゃあ」うんぬんとほざいてサンジを狙ったペロス兄を見て、わずかな同情心が吹っ飛びましたよ。

あんたこそめっちゃ逆恨みじゃん!

だいたい、サンジくんをプリンと結婚させる気なんてさらさらなくて、結婚式で撃ち殺す計画だったよね?

まぁ「てめェがプリンと結婚(する流れで大人しく撃ち殺されさえ)してりゃあ」という意味なんでしょうが、とんでもなく言いがかりチックな逆恨みですわー(笑)

うん、ネコマムシの旦那にやられてよし。

ま、ちょっとはがんばって面白いバトル展開を見せて欲しいけど、最終的にはのされてよし。

 

マルコの再生能力の限界

トリトリの実幻獣種モデル不死鳥の能力で、再生の炎によって戦闘で負った傷も自ら治癒できるマルコ。

ただしそのマルコの能力には限界があると、尾田っちが以前S B Sで語っていました。

その限界というのが、ダメージの種類(首を斬られるとか自分より強い覇気でやられるとか)なのか、それともダメージの総量なのか、ゾリラバ、ずっと気になっています。

頭に剣を刺されても即座に再生していたので、たぶん後者なのかなぁと。

今週、ぐったりして意識すらないように見えたマルコからすると、やはりダメージの蓄積量が限界を超えると、再生能力が追いつかなくなるのかも。

だって、ゾロをカイドウがいる屋上に送り届けて以来、ゾロがカイドウと戦って重傷を負いローの治療を受けサンジに緑ミイラにされたりしている間、ずーっとマルコはキングとクイーンの大看板2人を相手に戦っていたわけですからね。

そりゃ限界も来るでしょう。

 

“不死薊・炎皇”

今回の対カイドウ戦では、最初から、自分はもう主役ではないと一歩引いた感じだったマルコですが、元四皇の右腕に恥じない大奮戦を経て再生能力の限界を迎えながらも、最後の力を振り絞ってゾロを守ってくれました。

 

©️ONE PIECE第1022話

 

この技って、頂上戦争で黄猿の攻撃から白ひげを守った時と同じ技ですよね!

“不死薊・炎皇”という技でいいのかな?

キングが“炎皇”という技を繰り出してマルコが“不死薊”で防御したというふうにも見えなくはないけど、他の2つの吹き出しの“!⁉︎”や“!‼︎”と字体が区別されていて、“不死薊”‼︎!と“炎皇”‼︎!は1人の人間(マルコ)が言っているように見えるんですよね。

どちらにもとれますが、なんとなく不死薊・炎皇(ふじあざみあんどん)って語呂が良くてカッコいいので、ひとつなぎの大秘宝、じゃなかったひとつなぎの技名だと良いな。

ま、アニメになれば分かるんですけど。

 

発火する種族

そして今週、さりげなくマルコの口から語られた意味深な発言が、キングの種族に関わる情報です。

以前、ビッグ・マムは、ほとんどの種族が住む万国(トットランド)にいない3種類の種族の1人がキングだと言っていました。

歴史の彼方に滅んでしまったとも。

そして今週、マルコが語って曰く。

 

昔々……

赤い壁のその上に……

“発火”する種族が住んでいました……

 

これは結構、考察マインドをくすぐりますね。

「赤い壁」といえばもちろんレッドラインでしょう。

その雲をつく高い壁の上に、天竜人が住む聖地マリージョアがあります。

“空白の100年”が終わった約800年前に、ネフェルタリ家を除く19の王家がマリージョアに集い、天竜人となったことを知っている我々ワンピファンとしては、どうしても「赤い壁の上」に住んでいた「歴史の彼方に消えた」「“発火”する種族」との関係を考えてしまいますね。

だいたい古今東西、昔話というのは語られなかった敗者の歴史の真実を含むことが多いもの。

公式な歴史は勝者が作り、歴史から消された者たちの真実は、昔話や童歌などでひっそりと語り継がれるもの。

そう考えると、昔々で始まる“発火”する種族の話は、歴史の勝者である天竜人に滅ぼされマリージョアから追い出されて歴史の彼方に消えたキングの祖先なのかもしれません。

蛇足ですが、「火炎のキング」とあるのは「火災のキング」の間違いでしょうね。

コミックスで訂正されることでしょう。

 

“花形”へのバトンタッチ

そしてゾロの復活を誰よりも早く察知したのも疲労困憊のはずのマルコでした。

ゾロが包帯をバリバリっと破壊して復活する直前に気づいている感じなので、もしかしたらマルコの見聞色も、カタクリやルフィと同様に少し先の未来が見えるレベルなのかも。

ちなみに尾田っちがミヤギ先生に、ミイラのようなゾロの包帯を解かずに上から注射器を刺すという外道な処置をさせたのは、全てがこのゾロのド派手な復活のためだったんですね(笑)

 

以前、キングについては、マルコではなくゾロに倒してほしいと書きました。

それが、かつて世界最強と言われた男の右腕から、未来の海賊王の右腕への世代交代の象徴になるから。

その通りの展開になって、ゾリラバ、大満足です。

しかもマルコからの「花形」のお墨付きですよ!

ルフィの最初の仲間であり、副船長の呼び声高い(ゾリラバの声)ゾロが、ホールケーキ・アイランド編では登場すらせず、懸賞金もジンベエの加入で麦わらの一味で4番手に甘んじるようになって以来、長らくゾリラバの心は痛んでおりましたが。

 

“花形”ゾロ、キター!!!!

 

しかも復活するなりサンジとのコンビ技ですよ。

いやーもうホント、尾田っちはファンが喜ぶ展開を良く分かってますよねー。

見事に予想の斜め上を行く展開を描きながら、ファンの期待は絶対裏切らないというね。

最高かっ!!!

はぁはぁ。

 

自分で書きながら興奮してようやく目が覚めてきたので、とりあえず仕事に行ってきます。

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