普通に混んでいる通勤電車に揺られながら、人生の意義と献身と同志愛について、深く考察しているゾリラバです、こんにちは。
簡単に言えば、今週のワンピースの赤鞘九人男と謎の影とサンジについて考えているということなんですけれども。
ちなみに、「なんですけれども」という表現を使う時にいつも思い出すのが、チョッパーを2年後にシャボンディ諸島まで運んでくれたトリノ王国の怪鳥「マスケレドモ・ゴアユー」。
いくら考えても命名の元ネタがわかりません。
尾田っちお得意の言葉遊びかアナグラムと思うんですけどね。
ひょっとしてロサミガレ・グラウボゲリィ(ブラックマリア)みたいに実在する学名とかなの!?
あっ、また話がそれました。
今はマスケレドモ・ゴアユーはどうでもいいですね。
では早速、昨日のワンピース第1004話“きびだんご”の感想・考察の続き、いってみましょう。
以下、今週の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意ください。
ニコ・ロビンをナメんなよ
今週ゾリラバが最もしびれたのは、サンジの「てめェ“ニコ・ロビン”をナメんなよ…」というセリフ。
騎士道精神の権化のサンジにとってロビンは、海賊仲間だろうが年上だろうがどんなに強かろうが、女性である以上守るべき対象だと思っていました。
少なくとも普段、女神として崇め、畏敬の念をもって接するという態度には、ナミさんとの差はないように思えます。
でも今週のサンジくんのセリフから伺えるのは、ロビンのこれまでの人生経験や鍛えられた精神力を高く評価し肯定した上で、その「強さ」を仲間として誇る気持ちです。
サンジくんは、時々ポロっと本音が出るこうした意外性のあるセリフが魅力ですよね。
以前、パンクハザードでなりゆきから海軍G5を率いていた時のゾロに対する評価を思い出します。
案外甘ェ所もあるが、どうにかする男だ。任せときゃいい
(ONE PIECE巻69第687話)
いつも喧嘩ばかりしているゾロについて、珍しくサンジがポロっと漏らした本音が印象的でした。
あっ、ついまたゾリラバのゾロの方に話がそれていきそうになりましたが、今日はロビンちゃんの話。
サンジが、“ニコ・ロビン”と敢えてフルネームで呼んだ上で、”ナメんなよ”、と言っているのは、ロビンがカイドウ達の思い通りになるような人間ではないことをサンジが確信しているから。
世界政府から20年間逃げ切ったロビンがカイドウに何年も捕まったままでいるはずがないし。
今のロビンなら、万一捕らえられて自力で逃げ出せない状況でも、仲間が救出に来ることをみじんも疑わないでしょうから、絶対に口を割るはずがありません。
2年前でさえ、仲間になって日が浅いロビンのために世界政府の島に乗り込んだ麦わらの一味ですからね。
それを知っているサンジだからこその今週の「“ニコ・ロビン”をナメんなよ 」発言。
しびれます。
敵とはいえ、綺麗なお姉さまのブラックマリアを“てめェ”呼ばわりするのも、サンジとしては珍しいですよね。
奇しくもロビンを守るという同じ目的ですが、エニエスロビーでカリファ相手に手も足も出せなかった2年前のサンジくんとは違う展開があるのかどうか。
とても楽しみです。
バオファンの「目」
「鬼滅の刃」のオマージュっぽいと話題になったバオファンと百獣海賊団が着けている紙のようなお面。
以前、それを着けている者の視覚をバオファンが共有している描写があり、今週は、それを着けたり外したりしている者の描写がありました。
その「目の紙」を着けた者に話しかけると皆に聞こえる、という説明があったことから、バオファンの能力というよりは「目の紙」の機能なのか?という考え方もできそうです。
ただ、ゾリラバはやはり、目の紙も含め、バオファンの能力という気がします。
なぜなら、これまであちこちに「目の紙」を着けた人や動物が登場しましたが、実際に各地の映像が「見えている」のはバオファンしかいないようので。
つまり「目の紙」は遠隔監視カメラで、それを操るバオファンには、その紙を通じて各地の状況が「見えて」いるものの、紙さえ着けていれば全員が互いの視覚を共有できるというのとは少し違うのかなと。
もちろん、電伝虫やビブル・カードのように、「目の紙」がワンピース世界特有の技術という可能性もないわけではないですけどね。
百獣海賊団独特のコミュニケーションなので、やはりバオファンがくさい。
ただ、バオファンの悪魔の実の能力だとすると、バイオレットの“ギロギロの実”の下位互換っぽくなるのが悩ましい。
こうやって考察の無限ループを楽しませてくれるワンピースって、ホントすごいですよね。
謎の人影は日和?
そのバオファンが「目の紙」を使って宝物殿に発見したのは、屋上からローの能力で退避させられていた錦えもんら赤鞘九人男。
ローはシャンブルズで単に地上に降ろしたのではなく、ちゃんと見つかりにくい場所を選んで送っていたのですね。
全く知らない場所にシャンブルズできるものなのか分かりませんが、もしかしたら用意周到なローのことだから、屋上に来る前に錦えもん達を避難させる状況を想定して、適切な場所を物色してあったのかも。
ローがそこまで考えてたなら、ルフィの命令に従ったような形になったことに腹を立てるのもわかります(笑)。
その赤鞘九人男を介抱している「10人目」の人影は、一体誰でしょうね。
華奢な後ろ姿や髪型のシルエットから、日和っぽい気もするけど、日和だとすると、なぜ、どうやって鬼ヶ島にやって来て、更に宝物殿で虫の息の錦えもん達を見つけたのか、という疑問が残ります。
鈴後で河松やゾロと別れたあと、どこに身を隠していたかという疑問と合わせて。
普通に考えれば、日和は庇護者だった狂死郎こと傳ジローに連絡を取ったと思われますが。
予めローが日和を宝物殿に待機させ、そこに赤鞘九人男を送り込んだと考えればスジが通るけど、ローはもしかして花の都で狂死郎と通じていたのでしょうか。
そういえばローもしばらく行方不明でしたものね。
でもロー同様に用心深くて20年正体を隠し続けた傳ジローが、ローに立場を明かして日和を託したりするだろうか、とも思ったり…(←再び考察の無限ループ)
こちらも今後の伏線回収が楽しみでござる。
まる。
マスケレドモ・ゴアユー鳥
→マスケレドモ・ゴアユートリ
→ゴアユートリマスケレドモ
→「ゴア」ゆーとりますけれども
あの鳥は「ゴアー」と鳴いとりますので。
最近はゾロの活躍が本紙で見れて、ゾロ好きとしては嬉しいですね。
ゾリラバさんのゾロ愛、もっと語ってほしいです(笑)
うぉー、なんと!!!そうか!!!
鳥(トリ)まで含めてのアナグラムなんですね!!!
S.tさん、素晴らしい…長年の疑問を解決しくださってありがとうございます!!
え、ゾロ愛、もっと語っちゃっていいんですか?とめどないですよぉ。うふふ♥️
ゴアーって鳴いましたからゴアユートリマスケレドモが由来ですね
ありがとうございます♪
すみません 答え出てましたね気づかずコメントしてしまいました m(__)m
いえいえ、親切に教えて下さってありがとうございます✨
マリアの近くにいた目の紙つけてた女性、ロビンでない?
直後の描写でサンジが何かに気付いてたし。
そのコマの前ではロビンちゃん呼びだったのに、ニコ・ロビンと呼捨てなのは考察の分の他に別な意味(気付いてるよ〜ロビンちゃ〜ん、ココは合わせろってことね的な)もありそう。
確かにあの“ピッ”ていう擬音とサンジの「?」が気になりますよね。髪型や体型もロビンに似ているから、あり得るかもしれませんね。ロビンがいないところでサンジがあの台詞を言っている方がエモいんですけどねー。