仕事が入った土曜日は、無性にワンピースに逃避したくなる2・5次元トラベラー、ゾリラバです、こんにちは。
主人公であるルフィが第1話で食べた悪魔の実が、実は超人系「ゴムゴムの実」ではなく動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”だったことが第1044話で判明し、5日経っても興奮と衝撃が収まりません。
ただでさえ謎が多くこれまでも考察マインドを刺激してきた「ヒトヒトの実」ですが、まさかルフィがねぇ。
……(しばし感慨にふける)
今日はこの動物系「ヒトヒトの実」に焦点を当てて、少しでもその実像に迫れたら良いなと思っています。
4種類の「ヒトヒトの実」
これまで“ONE PIECE”に登場した「ヒトヒトの実」の能力者は、今回判明したルフィをいれてもわずか4人。
まずはこの4種類の「ヒトヒトの実」を比較してみましょう。
「ヒトヒトの実」の能力者
チョッパー | センゴク | オニ丸 | ルフィ | |
種類 | 不明 | 幻獣種 | 幻獣種 | 幻獣種 |
モデル | 不明 | “大仏” | “大入道” | “ニカ”(太陽の神) |
元々の姿 | トナカイ | 人間 | 狛狐 | 人間 |
人型 | 不完全な人間(雪男のよう) | 普通の人間 | 大入道 | 普通の人間 |
人獣型 | 普段の二足歩行トナカイ状態(タヌキ型) | 人間サイズの大仏? | 不明 | 人間サイズの太陽神?ギア3形態?ギア4形態? |
獣型 | トナカイ 怪物強化時? | 巨大化した大仏 | 狛狐 | 巨大化した太陽神ニカの姿? |
言葉 | どの形態でもヒト語が話せるほか、動物の言葉もわかる | どの形態でもヒト語が話せる | 人型(大入道)の時のみヒト語が話せる | どの形態でもヒト語が話せる(たぶん) |
覚醒 | していない | 不明 | していない | 覚醒済み |
その他 | 薬で変形点を変え、様々な形態になれる | 衝撃波を放つ | 武器を扱う | 覚醒により心音が変化 |
こうして並べてみると、やはり動物が「ヒトヒトの実」を食べた場合と、人間が食べた場合に分けて考えた方が分かりやすいですね。
すなわち同じ「ヒトヒトの実」の能力者でも、ルフィの動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”について推測を巡らす場合は、センゴクさんが一番参考になりそうです。
最初にヒトヒトの実の能力者として登場したにもかかわらずモデルが不明のチョッパーも気になりますが、チョッパーの場合はランブルボールによる多彩な変形など、特異なことが多すぎるのでいったん置いといて、センゴクさんについて考えてみましょう。
巨大化は獣型のデフォルト?
以前、悪魔の実の覚醒とは何かということを考えた時に、動物系の覚醒の特徴のひとつは獣型の時の巨大化ではないか、と書きました。
長年海軍トップを務めたセンゴク元帥は、実力的に悪魔の実の能力が覚醒していて不思議はないので、頂上戦争の時に超巨大な大仏の姿になったのは、覚醒によるものではないかと。
ヒトヒトの実ではないものの、覚醒した“動物系”能力者であることが唯一明らかになっているインペルダウンの獄卒獣も、通常の動物よりかなり大きいですよね。
チョッパーがランブルボールで巨大化する“怪物強化“(モンスターポイント)も、もしかしたら薬で無理矢理「覚醒」させているようなものかと。
しかし今回、覚醒により初めて“動物系(ゾオン)であることが分かったルフィは、太陽神らしき見た目になれどまだ巨大化していません。
ということは、“動物系(ゾオン)”能力者が覚醒すると獣型の時に巨大化するという仮説が間違っていたのか。
あるいは今週ルフィが見せた姿が、まだ獣型ではなく、人獣型なのか。
これまでギア3やギア4で見せていた部分的な巨大化が人獣型という可能性もありますけどね。
いずれにせよ今後は、ルフィが全身巨大化した巨人族のような姿を見ることが出来るかも。
巨人族に憧れるウソップが目を輝かしそう‼︎
ま、動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”自体が空想の趣くままに自由に戦えるようなので、ルフィが巨大化して戦いたいと思えばなれそうですよね。
いやー、かなりワクワクします。
(追記)
早くも第1045話で巨大化ルフィ、キター‼︎
あ‼︎(気づき)
もしかして、イム様が眺めていた冷凍された巨大な麦わら帽子って…
ONE PIECE世界では、悪魔の実の能力で変身したり身体が大きくなっても、身につけている服などはいっしょに大きくなりますよね。
800年前に動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”の覚醒した能力者であることがほぼ確定した“ジョイボーイ”が、巨大化した時の麦わら帽子が、アレだったりする⁉︎
それをなぜ世界政府が後生大事に冷凍保存しているかは謎ですけど。
その辺りは今後原作で間違いなく説明されるでしょう。
ゾリラバ、ワノ国編後に起きるであろう世界政府との戦いが、とても気になります。
ルフィの動物系(ゾオン)らしさ
ルフィが動物系「ヒトヒトの実」の能力者だと我々読者に判明したのが覚醒と同時だったので、ちょっとややこしいですが、ルフィは最初からずーっと動物系だった訳ですよね。
そこでこれまでを振り返って、超人系(パラミシア)のゴム人間と思っていたルフィの動物系(ゾオン)らしさを見つけてみたいと思います。
まず動物系の特徴として、CP9時代のロブ・ルッチがこんなことを言ってました。
自らの身体能力が純粋に強化されるのは動物系の特性…‼︎
鍛えれば鍛えるほどに“力”は増幅する
迫撃において“動物系”こそが最強の種だ!!!
(“ONE PIECE”第349話)
確かにルフィは昔から武器を使わない白兵戦を得意としていて、子供の頃から自分の手足をフルに使った肉弾戦が持ち味です。
これまでもルフィは、敵わない敵に出会うたびに、「鍛えに鍛えて“力”を増幅」させて来ましたね。
今にして思えば、ルフィが実は動物系であることは最初から尾田っちの構想だったでしょうから、ルッチにこのセリフを言わせた時には、「ゴムゴムの実」の秘密を知る尾田っちだけがニヤニヤしてたんだろうなぁ。
よくまぁこれまで1000話以上も隠し通したものです。
参った。
くあー‼︎
そしてインペルダウンでは、クロコダイルが初めて悪魔の実の「覚醒」に言及していました。
あいつらは覚醒した動物系の能力者
異常なタフさと回復力がウリなのさ
(“ONE PIECE”第544話)
今回、覚醒を果たし“ジョイボーイ”と「なった」ルフィは、これまで以上のタフネスと超回復を見せてくれるのでしょうね。
これも後知恵ですが、今にして思えばあの大して強くもないおバカそうな獄卒獣達は、クロコダイルにこの「覚醒した“動物系”」に関するセリフを言わせるためだけに登場したのかもしれません。
伏線大魔王の尾田っちならやりかねない。
いやー、ホント、今週何度も言ってる気がしますが、ルフィの戦いがどう変化するのか、楽しみで仕方ありませんわ。
まる。