アニメワンピース♯976感想“再び現在!二十年の時をこえて”

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アニメワンピース♯976感想“再び現在!二十年の時をこえて”

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ジャンプでONE PIECEが休載で、ボンボンジャーニーも目新しいことがなく、キャラ語りの食指が動くような誕生日キャラもいなかった先週は、“ワンピ欠乏症”でしんみりしていたゾリラバです、こんにちは。

しかし!

今日のアニワン、明日のジャンプの最新話に続き、今週金曜6月4日はコミックス99巻が発売です。

べべんっ!

最近は本も漫画もほとんどデジタルに移行したゾリラバですが、ONE PIECEコミックスだけは紙派。

特に99、100、101巻の表紙は、3巻並べるとひとつなぎのイラストになるそうなので、今から楽しみですガネ。

 

それではギアを入れ直して、まずは本日放映されたアニワンの感想いってみましょう。

アニワン♯976は、原作だと第973話の後半から第974話の前半に当たります。

一時は一致していた話数も、最近またアニメでオリジナルシーンが増えているせいか、だいぶずれてきましたね。

 

怯えるオロチと赤鞘の残党

卑怯な手段で光月おでんを処刑したものの、家臣である赤鞘九人男に逃げられたことで、復讐におびえ、震えが止まらないオロチ。

相変わらず小心者ですが、威風堂々と逝ったおでん様と赤鞘九人男との絆が、オロチに恐怖を植え付けるくらい強いものだったということでしょう。

赤鞘九人男のうち、未来に飛ばされず残ったのは、アシュラ童子、河松、傳ジロー、イヌアラシ、ネコマムシの5人。

それぞれの苦難の20年の始まりです。

 

傳ジローは怒りで狂死郎に

おでん様とトキ様を喪った悲しみと怒りで、季節が秋から冬に変わるくらい長い間泣き叫び続け、すっかり人相風態が変わってしまった傳ジロー。

原作を読んだ時も大いに驚かされました。

居眠り狂死郎の正体が、消息のわからない傳ジローの変装ではないかという巷の予想にも、「心の窓」である目が違いすぎると思ってました。

種明かしをされた後でさえ、いやいや、傳ジロー、いくら何でも変わりすぎでしょと。

アニワンでは、傳ジローの悲しみと激しい怒りによる変化を更に丁寧に書くことで、傳ジローが“狂死郎”になった経緯に説得力を持たせていますね。

特に日和との再会シーンは、傳ジローの驚きと感激が伝わってきました。

 

細々とした伏線回収

そして初登場時は、男からお金をむしり取る悪女のように描かれた小紫こと光月日和ですが、その伏線が回収されましたね。

小紫がびん豪のような悪人から奪ったお金は、傳ジローこと狂死郎こと丑三つ小僧が、えびす町にバラまいていました。

“居眠り狂死郎”という二つ名がつくほどいつも眠そうにしていた伏線も、同時に回収です。

初登場時から謎多き人物だった狂死郎の人となりと行動の背景が、一気に明かされましたね。

いやー、ホント狂死郎親分が味方で良かった!

ビジュアル的には昔の傳ジローが好きですが(←まだ言ってる)。

 

裏切り者は黒炭一族

傳ジローの消息とともに長いこと謎だった裏切り者の正体は、黒炭一族の生き残りのようですね。

裏切り者の容疑者X、オロチがまだボロ家に雌伏している時期にスカウトされたということは、41年前には既にオロチのスパイとして、味方にまぎれ込んでいたわけです。

今週その理由がオロチの口から説明されても、40年にわたる裏切りにはとても同情できませんよ。

切ないなぁ。

来週はいよいよその裏切り者の正体も明かされそうですね。

 

アニメの後半は、20年後に飛ばされた錦えもん達のここ数ヶ月の奮闘ぶりやルフィ達との出会いの振り返りがたっぷり描かれました。

原作ではわずか3コマでしたが、パンクハザードからドレスローザ、ゾウを経て、討ち入りの日を迎えるまでのあれやこれやを、懐かしいシーンを連ねて改めて錦えもん達からの視点で回顧するのは、アニメ視聴者には親切なサービスですね。

 

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  1. かなこ より:

    もうすぐ20年となる数ヶ月前アニオリとしてスズメからの手紙で未来へ飛んできた5人についての知らせが届いたのでした。オロチの説明からその主もまた”黒炭の血筋ということで酷い迫害に遭い演劇の最中に親を殺害されて号泣し、心が破壊してしまい何者かを演じることでこれまで人生を歩んできた”とのこと。襲われる前に舞台の奥の幕から覗いていた顔を見るにそれまでは純粋な子供だったということが分かります。そこから、目の前で殺害されたのを見たことでショックのあまり…ということでしょう?で、そこをオロチ達が接触し例の役割を任せられることになったのでした。個人的にそのやりとりがモノクロでなおかつ内通者の声のみ無しで字幕のやりとりをしているのを見てこれはやはりアニメ派への配慮という事で誰かまでは次回までのお楽しみということなのだろうと思いました。次回予告でも、同様でカン十郎のあのシーンはまだ無く錦えもんと菊之丞の口論のやりとりが映っていましたし。私も原作当時に読んだ時は、雷に打たれたような大衝撃でしたのでアニメでは尚更だと思います。

    • ゾリラバ より:

      かなこさん、コメントありがとうございます。レスが遅くなってすみません。ようやくカン十郎の裏切りについてネタバレなしに語れますね。最近のアニメワンピースのさまざまな工夫には私も感心しています。既に原作を読んでいる者も楽しめるアニメオリジナルが多いですよね。

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