3年ぶりの花見を楽しむことができ、幸せな春の気分に満たされている桜loverのゾリラバです、こんにちは。
敷島の大和心を人問わば朝日に匂う山桜花
という本居宣長の歌がありますが、ゾリラバにとっての大和心は、満開のソメイヨシノを背負ったゾロですなー。
さて、ゾリラバの春の浮かれ文句はさておき、今週のアニメワンピース。
討ち入りの大将戦と言うべき屋上でのルフィ対カイドウ戦とは別に、あちこちで味方がピンチに陥っている様子が描かれました。
そして鬼ヶ島の決着が近いと踏んで、それぞれの立場で自分の利益を最大化しようと動く者達が出始めました。
早速みていきましょう。
今週のアニワンは、原作だと第1030話の前半に当たります。
妖怪“火前坊”の解説などは、原作の感想をご覧下さい。
日和見のアプーとナンバーズ
鬼ヶ島各地での争乱をよそにのんびり酒を飲んでいた一美(インビ)、二牙(フーガ)、三鬼(ザンギ)のナンバーズの主力達。
ドレークから逃げ回っていたアプーは、彼ら巨人達と合流したことで強気を取り戻したようです。
元々心からカイドウに心酔しているとは思えなかったアプーですが、ここにきて遂にその計算高い本性を現しました。
ドレークが海軍のスパイであると見抜いた洞察力は、伊達にカイドウの情報屋をやっていないという感じですが。
ドレークに持ちかけたのは、休戦と同盟。
その理由は、
①カイドウ軍にもワノ国の討ち入り組のどちらにも属さない自分たちが、戦う意味はないこと
②現在、死力を尽くして戦っている両陣営のどちらが勝ってもボロボロになっているだろうから、アプーとドレーク(とナンバーズ)が組めば、「漁夫の利」を得られること。
信義よりも実利を選ぶことをためらわないアプーの性格は、ゾロに嫌われるのも納得だわー。
さて、このアプーの提案に対して、ドレークはどう答えるのか‼︎
錦えもんの“足まろ”再び
パンクハザード編で衝撃的なデビューを果たした“足まろ”(命名byルフィ)こと、錦えもんの下半身が、再び駆け回る姿を見ることになろうとは(笑)
事情を知らない人間には妖怪にしか見えないので、敵味方に破壊される前にウソップとナミに出会えて良かったね、錦さん。
カイドウに真っ二つにされても生きていたのは、どうやらパンクハザードでローに二つに斬られた傷が完全にはくっついていなかったからだと。
なるほど。
ウソップがハムレットに“足まろ”をくっつけて、錦えもん本体と瀕死の菊を救出に向かうようですね。
こんな気味の悪いものくっつけられるの、普通なら躊躇すると思いますが、ハムレット、受け入れ早いな…
ルフィ達にワンパン退場だったハムレットが、のちのちこんなに活躍してくれるとは思いませんでしたよ。
確かに「もう少しがんばろうよ」と言ったけど(笑)
オロチの悪あがきと火前坊
カン十郎の人生を狂わせ自分の操り人形と化したオロチは、虫の息のカン十郎を未だに静かに眠らせてやろうという気はないようです。
カン十郎が演じた人生への歓声が聞こえるかとおだて、黒炭家の怨念を思い出させて、最期の力を振り絞ってのアンコールを要求するという非道っぷり。
最期までオロチという狂った脚本家に踊らされたカン十郎は、火前坊というとんでもない妖怪を“フデフデの実”の遺作として生み出してしまいました。
ただでさえ場内に火が燃え広がっているのに、火前坊というトリックスターが乱入して、鬼ヶ島はどうなってしまうのでしょう。
動揺するサンジと苦戦するゾロ
順番が前後しましたが、先週のアニメワンピースで描かれたサンジの身体的な変化と、それがサンジにもたらしたショックについて、今週の冒頭で更に補足的に描かれました。
ホールケーキ•アイランド編で描かれたニジ達兄弟の冷酷っぷりを思い出し、自らも心を失うのかと動揺し恐怖するサンジ。
クイーンとタイマンバトルを繰り広げながらも、心の整理が付かず防戦一方です。
また、カイドウの右腕のキングと一対一の勝負になったゾロも、プテラノドンの能力で飛び回ったり、おかしな絡繰刀を使うキングに苦戦している模様。
最終的な勝敗はおそらく屋上での大将戦が決定するとはいえ、各局地戦の展開からも目が離せませんね。
今週、最後にちょっとだけ屋上で戦うルフィの姿が描かれましたが、これだけの短いシーンにどれだけ労力をつぎ込んでいるんだろうと思うようなカッコいい作画でしたわ。
ルフィの業火拳銃とか、ふるふるとふるへましたよ。