ボンボンジャーニーの新エリアのリリースと、ONE PIECEの最新話の週刊ジャンプ掲載が重なった月曜日は、ワクワクが最高潮のゾリラバです、こんにちは。
寝不足なんてどーでもいい!
早速、ジャンプの感想からいってみましょう。
今週も鬼ヶ島各地の戦況が、格調高いサブタイトルと共に描かれました。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
アプーと愉快な仲間たち
これまで姿を見せていなかったナンバーズが、アプーと共に姿を見せましたね。
ナンバーズの番号と強さに序列があるのかはわかりませんが、今週登場した一美(いんび)、ニ牙(ふーが)、三鬼(ざんき)は、比較的人間らしい見た目です。
最後まで残っていて、決戦の最中にもマイペースで飲み食いしているところをみると、ナンバーズの中でもそれなりに強いのかもしれません。
そしてこの期に及んでアプーは、ドレークに共闘を申し入れました。
不利と思えばアプーはカイドウを裏切るのではないか、というだいぶ昔の予想は、どうやら当たりそうです。
ドレークが海軍のスパイだと正しく推測した上で共闘を持ちかけたのは、とりあえずドレークとの潰し合いは避けようということでしょうが、アプーがあわよくばカイドウを倒そうという気になっているなら、当面は味方と言えないこともありません。
ドレークにとっても、アプーは全く信用できない嫌いな相手とはいえ、ここで一人で無傷のナンバーズ3人とアプーを相手にするのは厳しそう。
とりあえず決着まで手打ちということになるんでしょうかね。
まさかの“足まろ”再登場
カイドウに斬られて生死不明だった錦えもんですが、パンクハザードで初登場した時の“足まろ”(命名byルフィ)の姿でまさかの再登場です。
なんとパンクハザードでローに斬られた胴体がしっかりくっついていなかったために、カイドウに同じところを真っ二つにされても無事だったと。
なんとまぁ、そういう種明かしですか。
それにしても、パンクハザードで足まろスタイルの錦えもんを知っていたウソップに会えて、良かったですわ。
そのウソップは、足まろをいつの間にか味方になっていたハムレットにくっつけて(笑)錦えもんの上半身のところに向かうようです。
ルフィ達にワンパンされたハムレット、わずか1ページで退場するには惜しい愉快な造形だったので、活躍の場があって良かった!
錦えもん自身も「奇跡」と言ってますが、どうやら菊之丞もまだ息があるようなので、これは二人とも助かりそうな流れですよ!
カン十郎のアンコール
錦えもんと菊之丞だけでなく、今度こそ倒されたと思ったカン十郎も、まだ息があったようです。
瀕死のカン十郎を、“アンコール”に応えよと言葉巧みに乗せたオロチの命で、最後の力を振り絞って描いて見せたのは“火前坊”。
オロチが本当に嫌なヤツだと思うのは、自分に忠誠を尽くしたカン十郎に、あたかも自分も共に奈落の底に向かっているかのような言葉をかけて最期の仕事を要求しておきながら(だからカン十郎も「黒炭心中」と技名=演目名を付けたのでしょう)、自分は逃げ出す気満々であること。
どこまでいってもゲスの極みオロチ。
さて、そのカン十郎の「黒炭心中」。
“急”というのは、雅楽や歌舞伎などの三段構成“序破急”の“急”でしょうね。
最終章、終幕に向けた加速といったニュアンスでしょうか。
“火前坊”というのは、鳥山石燕の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』に登場する、全身が火に覆われたお坊さんです。
高僧が極楽往生を願って自らに火を放ったものの、未練で成仏できず妖怪となったと言われる“火前坊”。
カン十郎の最期の作品として意味深ですね。
今週のテーマは“平家物語”
今週も日本の伝統文化の薫りたっぷりのワンピースですが、サブタイトルは、平家物語の有名な語り出しから。
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
オロチが作中でつぶやいている“驕れる者は久しからず…………‼︎”というセリフもそうですね。
万物は変転し、勢い盛んな者もいつかは滅びるという真理ですが、オロチが言うと、「お前のことだよ。」とツッコみたくなります。
アプーといい、オロチといい、CP-0といい、今週は、カイドウvs反カイドウ軍の戦いから距離を置き、漁夫の利を得ようとする輩が描かれていますね。
このように様々な登場人物の思惑が複雑に絡み合ってひとつの終着点に向かっていくのが、ONE PIECEという壮大な物語の面白さ。
後半についてはまた明日書きます。
今週は書くことがいっぱいあって幸せだガネ〜!