2週間ぶりにONE PIECEが読める喜びと、2日ぶりに仕事に行かなくてはならない辛さで、今日も乙女心が揺れた月曜日のゾリラバです、こんばんは。
『ちょい見せ』で1ページ目を見た時から考察マインド疼きまくりの今週のワンピースでしたが、あれこれ考察した挙げ句2ページ目で真逆の種明かしをされてもアレだったので、今日の発売日を首を長くして待っていました。
今週のワンピは全般的にいろいろなことを考えさせられる切ない展開でしたね。
早速、感想・考察、いってみましょう。
以降、今週の週刊少年ジャンプ掲載のONE PIECE最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意下さい。
Contents
泣いたシャンクス
“最後の島”を目前に高熱を出したバギーの看病のため、ひとつ手前の島に残った少年シャンクス。
おでんの日誌によると、ラフテルに到達した後に再び合流したロジャーに何やら質問をし、その答えを聞いて泣いたそうです。
なんですと!?
なぜそこでシャンクスが泣くの!?
ロジャーが“最後の島”で見たものは、満面の笑みを浮かべて笑ってしまうようなものでした。
島にラフテル(LAUGH TALE)と名付けてしまうほどに。
ロジャーだけでなく、実際にその『宝』を目にしたロジャー海賊団のクルー達も一様に大笑いしていました。
なのになぜ?
シャ~ンクス~、なぜ泣くのぉ~
それもロジャーの懐に顔を埋めて号泣に近いレベルで泣いています。
最初はロジャーの死期が近いことを改めて本人から言われたからかと思いましたが、ロジャーや船医クロッカスはロジャーの寿命があと1年ということを新入りのおでん様にさえ早い時期からあっけらかんと伝えて笑っていました。
多少のことに動じないおでんが度肝を抜かれるくらい明るく軽いノリで。
だから子供の頃からずっとロジャーの船に乗っていたシャンクスが、今更そのことで号泣するのは解せないし、シャンクスとロジャーの質問と答えがぼかされているのも意味深です。
いったいどんなやりとりがあったんだよい!!
シャンクスの涙、ゾリラバ大変気になります。
海王類の会話
もうひとつ首を傾げたのは、ロジャーとおでんにだけ聞こえた海王類の会話。
てっきり『二人の王』が『もうすぐ生まれる』というのは、ロジャーの台詞から、一人はエースのことで、『遠い海でも生まれる』というのもう一人はルフィのことだと思いましたが、どうも年数が合わない。
ロジャー達がこの会話を聞いたのは今から25~26年前です。
エースが生まれるのはこの3年後でルフィが生まれるのは6年後。
では海王類が言っている以下の言葉はどう解釈すればいいんでしょう。
生まれてくるのにいち十コ
大きくなるのにいち十5コ
これに当てはまりそうなのは、現在16才のしらほし姫くらい。
ちびシャーリーも、人魚姫が生まれるまで『十こ』といっています。
そうすると海王類の噂する二人の王というのは、人魚姫でありポセイドンであるしらほしと、ジョイボーイの遺志を継ぐと思われる、遠い海で生まれるルフィ、と考えるのが妥当でしょう。
ルフィとしらほし姫の「二人の王」の出会いは、25年前に予言されていたと。
…すごいな。
この『遠い海で生まれる』『王』についての海王類の言葉は、ロジャーからクルー達に伝わっていたんでしょうね。
だからこそ船医クロッカスは、2年前にリバースマウンテンを越えてグランドラインに入ってきたルフィ達のことを『あいつらは…我々が待ち望んだ海賊達だろうか』(第105話)と推測できたに違いありません。
更に想像を逞しくするなら、なぜシャンクスは27歳という若さでロジャーから託された麦わら帽子を早々と7歳のルフィに託したのか、という疑問の答えも、これなのかもしれません。
すなわち、“ジョイボーイの意志を継ぐ「王」はこれから遠い海に生まれる”のだと、シャンクスがロジャーから聞いて知っていたから。
つまり、自分が受け継いだロジャーの“意志”の象徴である麦わら帽子は、遠い海でこれから生まれる、「王」となるべく運命付けられた者を探し出して、託さなくてはいけないと。
…いや、ホントすごいな。
ロジャー海賊団の解散
今週とうとうワンピースという壮大な絵物語の第968話にして、ゴール・D・ロジャーが『海賊王ゴールド・ロジャー』と呼ばれるようになった経緯と、“ONE PIECE(ひとつなぎの大秘宝)”という言葉が生まれた背景が明らかにされました。
シャボンディでレイリーが当時を回想した際、ロジャーが海賊王と呼ばれることを喜んでいたと語っていた様子が実際に描かれて、ゾリラバ、じーんときましたよ。
それから、昨年の映画劇場版ワンピース『STAMPEDE』で登場したシーンも、今週、本編で登場しましたね。
これからできるロジャーの「おれの息子」に関するやりとり。
もう今週のひとコマひとコマが、過去の様々な伏線を想起させ、心の琴線に触れてきますわ。
極めつけは、サラッと触れられたロジャーが冥王レイリーにかけたという言葉。
これはあれですよね!
ロジャーの最後の言葉とレイリーが語っていた
おれは死なねェぜ、相棒
ですよね!?
そうか、こういうシチュエーションだったのかー。
うわー(ToT)
これまでの伏線回収しまくりの絵も泣けますが、おでん様の日誌の口調がまた良いですよね。
赤鞘の侍達との出逢いの時もそうでしたが、熱い心を隠してクールを装う、ツンデレともまた少し違うおでん様の男っぷりときたら。
ロジャー海賊団解散宣言後、ロジャーが最初に船から降りた時に、おでんを含めて船員全員が号泣しているのに
男の別れだ
誰も涙など流さなかった ーーー
「海賊王」の船員(クルー)は涙など流さないのだ ーーー
と言ってみたり。
うー、この男のやせがまん、こっちが泣けてきます。
そして、次におでん自身がワノ国で船を降りる時も涙、涙の別れだったのに
おれは死ぬわけじゃない
当然
笑って別れた
いつかまた会える筈だからな!!
と。
この後のおでん様を襲う悲劇を知っている読者からすれば涙の2乗ですわー。
ここから先を読むのが辛い!!!
コラさんの時と同様に、大量のハンカチが必要になりそうですよ。
長くなったので、そのおでん様のワノ国帰還についてはまた明日書きます!
ワノ国の歴史年表、日英とも更新しました。
CHRONOLOGY of WANO-KUNI is here.