迫り来る寒気に早くから布団に潜り込み、頭と手だけ出してスマホを操作している日曜夜のゾリラバです。
週末はなかなか忙しくてアニメワンピースを観るのが遅くなりましたが、今週も作画、アニメオリジナルのセリフ共に感動的でしたわ。
早速、感想いってみましょう。
今週のアニワンは、原作だと第1024話の後半に当たります。
Contents
鳴鏑と金剛鏑
ルフィがカイドウに追い落とされてから、屋上でカイドウを足止めしているヤマト。
今週はそのヤマトが主役の物語ですね。
父親であるカイドウに反発しつつも父とと同じ技“鳴鏑”を使いこなすヤマトを、更に強力な“金剛鏑”で一蹴するカイドウ。
この父と娘(息子)の確執はなかなか興味深くて、ゾリラバ、カイドウはヤマトが思うほど親の情が全くカケラも無いようには思えないんですよね。
確かに「親子ゲンカじゃねェ…おでんの名を背負うなら戦争を覚悟しろ」とか「遊びじゃねェんだ」と言ってみたり、ヤマトに本気で殺しかねない仕打ちをしているんだけど。
高い戦闘力や覇王色の覇気を持つ実の息子のヤマトに、期待はあったと思うんですよね。
だからこそヤマトが「おでん」を名乗ることへの怒りと失望も大きいのだろうと。
今週、原作にはない「やるじゃねェか…成長したな、ヤマト」というカイドウのオリジナルのセリフがありましたが、ひょっとしたらアニメスタッフさんもこの親子の複雑な確執を表現したかったのかも。
今週は比較的原作に忠実なアニメでしたが、要所要所にそういう「良いアニオリ」の追加セリフがあって、ゾリラバ、何度か快哉を叫びましたよ。
囚われたワノ国の大名
20年前、「光月おでん」を名乗って暴れ続けた8歳のヤマトがカイドウによって閉じ込められた岩屋には、おでんの処刑後にカイドウに反旗を翻した3人の侍が監禁されていました。
原作が出た時点ではまだこの3人の正体が明かされていませんでしたが、アニメでは冒頭のキャストに既に名前が出ていますね。
3人の名は、霜月牛マル、風月おむすび、雨月天ぷら。
それぞれ鈴後、希美、兎丼の大名です。
そして特に霜月牛マルですよ!
花のヒョウ五郎親分と河松が話していたとおり、ゾロとそっくり‼︎
中の人は違うけど意識的に似せているのか、話し方や笑い方も、ゾロと血の繋がりを感じさせます。
コミックス101巻のSBSで尾田っちは、牛マルがゾロの父親ではないと言ってますが、じゃあ…お祖父ちゃん?
ゾロの故郷シモツキ村を作った霜月コウ三郎と苗字も同じだし、霜月牛マル、どんな血筋なのか気になりMAXですね。
ヤマトに託された未来
ヤマトが持っていたおでんの航海日誌を共に読み、おそらく書かれていたであろうワノ国の使命や20年後の「世界の夜明け」、最後の島ラフテルについて知った3人の大名達。
10日も飲まず食わずで衰弱したヤマトが、それでも「ぼくは…その時はワノ国といっしょに戦うよ…」と健気に言うのを聞いた3人の侍は、剣をとって立ち上がり
それは心強い…
…では拙者達はおぬしをここで“死なせぬ”事で未来の戦に参戦いたそう
と言って天の岩戸を切り裂いてカイドウに挑みに行きます。
もとより敵わないのは覚悟の上。
ここで「ルフィ猛攻」が流れるのはもうね。
反則だよね。
ヤマトに未来を託して死地に赴く侍達に、この曲はハマり過ぎです。
何度も何度も再生しちゃいましたよ。
で、ここでもシビれたアニメオリジナルのセリフが、霜月牛マルが最期に振り向きヤマトに言った「ワノ国を頼んだぜ…」という言葉。
いやもうね。
ナイスアニオリ‼︎
おでんを知る3人の大名と過ごした時間と、目の当たりした侍の覚悟や矜持は、幼いヤマトにとって、父カイドウとの一騎打ちの最中に思い出す忘れがたい記憶なんですよね。
ONE PIECEの重要なテーマのひとつである「受け継がれる意志」ですよ。
くあー。