今週もONE PIECE最新話が読める喜びとコミックス100巻記念企画の数々に、寝不足も気にならない真夜中のお祭り女、ゾリラバです、おはようございます。
いつもなら原作の感想は2、3回に分けてお送りするのですが、先週からのワンピース祭の記念企画ラッシュで、コミックス巻100やONE PIECE magazineの感想もボンボンジャーニー新エリアの攻略記事もまだ書けていないため、今週の原作は一気に1回で感想をまとめようと思います。
長くなるかもしれませんがお付き合い下さい。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
二胞狩りのウソ八
オロチが放った火やあちこちの戦火が燃え広がり、城内は3階を中心に火の海になりつつあるようで、敵も味方も階下に向かおうとしています。
まず、城内の2階にいるのはウソップ、ナミ、お玉。
ウソップは得意のホラで敵の足留め&寝返り作戦を続行中です。
二人の飛び六胞(うるティとページワン)がビッグ・マムに倒されたことをちゃっかり自分の戦果にして、ついでにビッグ・マムの覇王色の覇気まで我がことのように喧伝するウソップ、流石です。
二胞狩りのウソ八て(笑)
この階にはまだビッグ・マムも健在ですが、頭が回るウソップと、子供に(だけは)優しいナミさんと、家来になった機動力のあるスピードが、しっかりお玉ちゃんについていてくれるのが心強いですね。
各地の戦況
燃え広がる火を逃れて、城内からライブフロアに逃げ込もうとするカイドウ軍と、ゾロ&サンジvsキング&クイーンの闘いの邪魔はさせまいとする反カイドウ軍。
まず、ライブフロアで敵を押し戻しているのは、河松と親分衆。
そしてライブフロアに近いドクロドーム右脳塔で、同じく敵を食い止めているのがフランキーです。
フランキーの呼びかけで、2階にいるナミ達も合流しそうですね。
それからもう一つ上の階、3階にいるのが、ロビンを抱えたブルック。
ロビンはどうやらブラックマリアとの戦闘で力を使い果たしたらしく、気を失っているようです。
その顔が笑っているように見えるのは、敵幹部をきっちり倒した満足感と、仲間(ブルック)がそばで一緒に戦っているので力尽きても大丈夫という安心感によるものでしょう。
更に上の4階でキッド海賊団と共に戦っているのがジンベエ。
ヒートが火を噴いている姿が見えます。
確認できている現在の麦わらの一味の居場所をまとめておきましょう。
人物 | 場所 | 近くにいる敵味方 |
ルフィ | 常影港 | しのぶ、モモの助、ハートの海賊団(ポーラタング号居残り組)、カリブー |
ゾロ、サンジ、チョッパー | ライブフロア | キング&クイーン 河松、ワノ国の親分衆 |
ナミ&ウソップ | 城内2階 | お玉、スピード、キッド、ロー、ビッグ・マム |
フランキー | ドクロドーム右脳等 | ハートの海賊団(ベポ、ペンギン) |
ブルック&ロビン | 城内3階 | ミンク族、キラー、ホーキンス |
ジンベエ | 城内4階 | キッド海賊団(ヒートほか) |
ヤマトの覇王色の覇気
討ち入りに際して自分で言っていたとおり、大きな戦局全体を見渡せているジンベエが、屋上でカイドウを止めているのは誰かと気にしています。
そう、それはヤマト。
ルフィが戻るまでの間、敵わないと知りつつも、父であり倒すべき敵であるカイドウを一人で止めています。
そしてここで、ヤマトの子供時代の回想、キター♪───O(≧∇≦)O────♪
なんとヤマトも覇王色の覇気の持ち主でした。
倒れたカイドウの部下の腕に「HAKIDATO」と書いてあるのが笑えます。
状況説明「刺青」ですねwww
ヤマトの覇王色は、四皇カイドウの息子(娘)だから当然と言えば当然の資質。
でもこれだけヤマトの凄さが強調されると、麦わらの一味入りが却って遠のくかなぁ(←目下、最大の関心事)。
これまで何度か仄めかされているように、副船長の呼び声高い(ゾリラバとバルトロメオの声)ゾロも覇王色持ちなら、ヤマトが仲間でも問題ないけどなぁ。
そしてチビヤマトが可愛い!
愛い!
これは8歳の頃でしょうか。
おでんの処刑を目撃し、日誌を手に入れて「おでんになる」ことを決意した直後かもしれません。
カイドウの部下達から鬼姫と呼ばれていたということは、当時はまだ女の子扱いされていたということですね。
天の岩戸の囚人
父カイドウに折檻されたヤマトが閉じ込められたのは「天の岩戸(あめのいわと)」。
これまた古事記や日本書紀に出てくる日本神話の有名なエピソードから来てますね。
弟スサノオの乱行を怒り恐れた天照大神(アマテラスオオミカミ)が、自ら引きこもってしまった岩屋です。
そしてヤマトが閉じ込められたこの天の岩戸には先客が3人いました。
そのうちの1人は、なんとゾロに瓜二つ!
これは先週明かされた情報から、間違いなく霜月牛丸でしょう。
そうすると他の2人は、希美と兎丼の大名でしょうか。
ワノ国には、「花の都」「白舞」「鈴後」「希美」「兎丼」「九里」の6つの郷(行政区)があります。
鈴後の大名が、霜月牛丸です。
花の都の将軍職はオロチに奪われ、九里大名の光月おでんは処刑され、白舞大名の霜月康イエは逃げのびたので、消去法でいくと多分そうですね。
3人とも主従ではなく対等な関係っぽいし、おでんを呼び捨てにしてるし、わざわざカイドウが殺さず翻意させて従わせようとしているくらいだし。
それにしても霜月牛丸。
ゾロの祖父ではないかと先週予想しましたが、口元のシワが年齢を感じさせるものの、ホントにゾロに「瓜二つ」!
これは相当血が濃いですよね。
やっぱりじいちゃんかなぁ♪
どうしよう、ワクワクが止まらんぜよ!
受け継がれた意志
霜月牛丸ら各郷の大名(仮定)は、おでんの航海日誌を読み、幼いヤマトの決意を確認したのち、天の岩戸の石を切り裂いてカイドウに最期の闘いを挑みに行きました。
自らは10日も食べず飢えていても、憎き仇の幼い子供に食事を譲り、「武士は食わねど高楊枝」を地で行く痩せ我慢もカッコいいですが、未来のために自ら戦って道を切り拓く侍達の覚悟と矜持がたまりません。
このワノ国の「侍」の矜持が、遠く離れた“東の海(イーストブルー)”で生まれたゾロに受け継がれていることが、涙と感動を禁じ得ない!
そして目の前で「侍」の覚悟を見せつけられ、カイドウの息子でありながら、信じられ、未来を託されたヤマトにも、確実に「意志」は受け継がれました。
ONE PIECEの重要なテーマである「受け継がれる意志」がここにも。
いやもう何という展開か。
それにしても、ヤマトが(手配書では既に見ているかもしれませんが)霜月牛丸そっくりのゾロと実際に対面した時の反応が楽しみです。
因縁の親子対決
場面は現在に戻り、ついに激突した因縁の親子の“雷鳴八卦”。
しかし、いかにヤマトが強くても、単独でカイドウを倒すのは無理でしょう。
「自由」の答えを問うヤマトに
一問一答で動いちゃいねェんだ世の中は‼︎
というカイドウのセリフは、敵ながらちょっとカッコいいと思ってしまったー。
ヤマトがズタボロになる前に、ルフィが一刻も早く巨大な龍へと成長したモモの助に乗って鬼ヶ島に戻ってくるのが待たれます!