昨日は大好きなサウロの誕生日だったのにキャラ語りをしそびれたわい、と残念に思い、その後、既に去年サウロのキャラ語りをしていたことに気づいてますます残念に思った、なにかと残念なゾリラバです、こんにちは。
このブログもまもなく4周年を迎えますが、記事数も1000件近くなり、だんだん自分が書いたことを覚えていられなくなってきました。
け、決して年齢的な何かではなくってよ、ぶ、無礼者っ‼︎
さて、先週に続いて今週もワンピースが読める幸福な時間を早速謳歌していきましょう。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
ドレークの正義
いったんはCP0に倒されたものの、先週、“手ブラで死ねるか……!!”という不穏な言葉をつぶやいて再び立ち上がったドレーク。
なんと背中から長剣でCP0を貫いて、一矢を報いました。
だがしかし。
敵もさるもの、普通なら致命傷になりそうな重傷でしょうが、「剃」で逃れてドレークに反撃してきましたよ。
CP0の「指銃」がもろに喉元に入ったようですが、ドレーク、大丈夫でしょうか…
結構そこはヤバいんじゃ…
この際のドレークとCP0のやりとりは、なかなか意味深です。
同じ“体制側”のはずのドレークに刺されて、理由を言え、というCP0。
読んだ瞬間、「いやいや、先に攻撃したの、あんたじゃん?」と思いましたが、CP0が聞きたかったのは、「なぜ世界政府直轄エリートの自分に刃を向けてまで、麦わらの一味の味方をするのか」ということでしょうね。
ドレークの答えが実にカッコいい。
おれの……正義だ……‼︎
ワンピースに登場する海軍将校は、「正義」の文字が入ったコートを羽織り、それぞれの「正義」を、ある者は額に入れて掲げ、ある者はひっそりと胸にしまって、日々世界の秩序を守っています。
海軍本部機密特殊部隊(SWORD)隊長として海賊に身をやつし長年カイドウ軍に潜入していたドレーク中将も、「正義」のコートを羽織ることのない任務の中で、“腹にくくった一本の槍”ならぬ彼の「正義」を大切に抱えていたわけですね。
そのドレークの答えを聞いて、「うらやましいよ…」とつぶやくCP0。
このドレークを揶揄するような台詞は、半分は本音なんでしょう。
組織の理不尽な命令にも従わざるを得ない己の立場に対して、自分の信じる正義を貫いたドレークを「うらやましい」と思ったのでしょうね。
ゾリラバ、同じ社畜としてほんのちょっとCP0に同情したのだン…
ゴムの性質上あり得ない攻撃
場面は変わって、屋上での天王山、ルフィvsカイドウのタイマンバトル。
先週に引き続き、ルフィのギア4「スネイクマン」“九頭蛇(ヒュドラ)”の攻撃が続いています。
気になったのは、カイドウの心の声と思しき次の台詞です。
攻撃の軌道を曲げてる…⁉︎
あり得ねェだろゴムの性質上…‼︎
“九頭蛇”はカイドウ戦で初お目見えとはいえ、我々読者はカタクリ戦で既に「スネイクマン」の曲がる軌道を見ているので、今までなら読み流してしまいそうな台詞ですが。
ゴムゴムの実の「覚醒」とは何かが気になって仕方ない昨今の状況からすると、“ゴムの性質上あり得ない”とわざわざカイドウに言わせているのが引っかかります。
本当の名前を隠すために偽の名前を与えられたのが「ゴムゴムの実」だとすると、「ゴムの性質上あり得ない」ことというのは、すなわち本当の実の名前の方にふさわしいことなんじゃないかしらと。
つまりゴムの性質上だとあり得ない「攻撃の軌道を変える」ことが、本来の悪魔の実の力ならできるということ。
でもそれって実際、どういう能力なんだろう。
狙ったものに必ず攻撃を当てられる能力??
ルフィの「覚醒」の兆候かもしれないと予想している「声を届けられる能力」と通ずるものがあるような気がしたりしなかったり(どっちだ)。
でも、五老星が恐れていた「覚醒」の真相にこれでまた一歩近づいたような。
ヤマト父ちゃん七変化
世界最強生物と呼ばれ、「鬼」と「龍」という人が畏怖する属性を2つも持っているカイドウですが、今週、ちょっと人間臭いところを見せてくれましたね。
何、甘え上戸って⁉︎(笑)
すわった目と「やめてくれよ〜ん❤️」のセリフと怪しい指づかいに、ゾリラバ、不覚にもちょっと萌えが芽生えてしまいましたよ。
ルフィはムカついているようですがwww
謎の「○○上戸」は、「盗人上戸」「殺戮上戸」と続きます。
「怒り上戸」でも充分怖しいカイドウなのに、「殺戮上戸」の時の部下は声をかけるのも文字通り命賭けだろうなぁ。
「食い患い」モードのビッグ・マムと「殺戮上戸」モードのカイドウをぶつけてみたいと思うのは、ゾリラバだけではないはず。
やがて哀しきCP0
一度はカイドウと戦っている最中だから不可能だと抵抗したものの、「不可能は承知の上」と即刻ルフィの息の根を止めることを命じられた哀愁のCP0。
宮仕えの悲哀が身に染みているゾリラバ、組織の理不尽な要求になすすべなく死地に飛び込まざるを得なかったCP0の気持ち、またしても少し分かります…
カイドウとルフィが互いに拳を振り上げた瞬間、CP0がルフィの腕を押さえ、カイドウの拳だけがルフィにクリティカルヒットしました。
でもこれは間違いなくカイドウの地雷を踏んだよね。
自分が唯一好敵手と認めた光月おでんとの勝負に水を刺されたトラウマよ、こんにちは、だよね。
ルフィに決め技の“咆雷八卦”が直撃した瞬間のこのカイドウの表情、見て下さい。
まったく何という哀しそうな顔するんでしょうね。
20年ぶりにようやく出会った骨のある「挑戦者」との勝負を愉しんでいたのに、またしても他人が割り込んできて、全く不要な「助力」のせいで勝ってしまう、なんてカイドウには耐え難いことでしょう。
哀れ、CP0の命は風前の灯。
20年前におでんとの勝負に水を差した黒炭ひぐらしは、カイドウに殺されてましたからね。
そしてもう体力もギア4の持続時間もギリギリだったのに、大技を一方的に喰らってしまったルフィの命運やいかに⁉︎
1週間後が待ち遠しいよい‼︎