今週のワンピースの五老星の発言が気になって、またしても尾田っちの手のひらの上で踊りまくっている情熱ダンサー、ゾリラバです、こんばんは。
五老星達が話題にしている「あの悪魔の実」は9割がたゴムゴムの実だと思う(尾田っちのミスリードの可能性も1割くらいあるかもですが)ので、その前提で、最近にわかに注目を集めているゴムゴムの実について、まとめてみようと思います。
ゴムゴムの実の能力
“ONE PIECE”第1話から登場し、主人公ルフィの能力と戦闘スタイルを決定づけた最も重要なアイテム、ゴムゴムの実。
食べると海に嫌われてカナヅチになる悪魔の実のひとつで、全身がゴム人間になるという設定は、「ファンキーで躍動感があって少年漫画らしいけど、あまり強そうには見えないなー」というのが最初の印象でした。
その後、バギーのバラバラの実や、スモーカーのモクモクの実のような悪魔の実が次々と登場するにつれ、ますますその「微妙」感は強まり。
空島編では、無敵に思われたエネルの雷攻撃がルフィに効かなかったことで、「なるほどゴム人間の強みはそこなのね」といったん納得したものの。
更に話が進むと、三大将のような圧倒的武力やローのようなチートな能力を目の当たりにして、むしろ「単なるゴム人間」なのに快進撃を続けるオモシロ強い主人公ルフィを印象づけるため、敢えてゴムゴムの実なのかと思うようになりました。
隠されていた重要性
ところがですよ‼︎
数多の悪魔の実の中ではちょっと「残念な感じ」のそのゴムゴムの実が、もしかしたら「何かとんでもないもの」なのではないか、という疑惑が生じたのが、飛び六胞フーズ・フーの告白でした。
なんと「ゴムゴムの実」は、世界政府がCP9の護衛までつけて運んでいた悪魔の実であったとな⁉︎
しかもあのシャンクスが、わざわざ襲撃して奪うような悪魔の実であったとな⁉︎
更には、護送任務に失敗した当時のCP9フーズ・フーが、投獄されるような悪魔の実であったとな⁉︎
何ソレ⁉︎
めっちゃ重要じゃん、ゴムゴムの実‼︎
そして今週の第1037話で、いつも多くの謎を提示してくる五老星が突如登場し、驚きの新情報をブチ込んできました。
五老星の発言をまとめると
① もはや“あの実”は五老星にとっても伝説
② 過去何百年も“覚醒”する事などなかった
③ 「世界政府」は、わざわざあの“悪魔の実”にもうひとつの名を与えた
④ それは歴史から“あの実”の名前を消すため
五老星が話題にしている「あの悪魔の実」がまずはゴムゴムの実だと仮定しましょう。
うまく説明がつかなければ、改めて仮定が間違っているという検証もできるので。
で、ゴムゴムの実が現在、“麦わらのルフィ”の能力になっていることは、2年前から五老星も当然承知です。
したがって、①で「もはや五老星にとっても伝説」と言ってるのは、明らかにゴムゴムの実の存在自体を伝説と言っているのではなく、②の“覚醒”を指していると推測できます。
覚醒自体が「伝説」級に稀なため、ゴムゴムの実という別の名で呼んでも怪しまれないということでしょう。
つまり覚醒さえしなければ、単にゴム人間になる悪魔の実のように見える。
本当の名前
それではゴムゴムの実という別の名前を付けてまで、世界政府が隠したかった本当の名前は何か。
世界政府が隠したがっているものは、これまでにもいろいろ登場しました。
○ 空白の100年に関すること
○ Dの一族に関すること
○ 古代文字(ポーネグリフ)の読み方
○ 滅びた「ある巨大な王国」に関すること
○ 古代兵器に関すること
○ 太陽神ニカに関すること
○ ルナーリア族に関すること
これらはすべて、“ONE PIECE”という壮大な物語の最も重要な謎である「ワンピースとは何か」の答えにつながっているのでしょうね。
おそらく、「ゴムゴムの実」という名で上書きされた本来の悪魔の実の名前も、これら世界政府がひた隠しにしている上記のいずれかに関連しているものと思われます。
ネット上では、ゴムゴムの実の真の名前について、熱い考察が繰り広げられています。
ゾリラバが面白いと思ったのは
・GUM(ゴム)ではなく、GO MOON、もしくはGOD MOON
・ニカニカの実あるいはヒトヒトの実モデル“太陽神ニカ”
かなー。
わざわざ別の名前まで与えて隠すくらいだから、やっぱり名前自体が世界政府の禁忌(タブー)に触れるとか隠された歴史を連想させるものだと思うんですよね。
ゴムゴムの実の覚醒
更に五老星の会話で気になるのは、何百年も“覚醒”する事がなかったゴムゴムの実と思しき悪魔の実が、既に覚醒した、あるいは覚醒する兆候があるらしいということです。
だからこそ五老星は、「あり得ん‼︎」と言いながらも危惧して話題にしているはず。
しかし問題は、我々読者にその覚醒の兆しがよくわからないこと。
ただ、尾田っちは伏線の天才で、推理小説で言う“アンフェア”なことはしないので、ゴムゴムの実がもし覚醒し始めているなら、必ず既に示唆されていると思うのだガネ。
ゴムゴムの能力でも覇気の力でもなく、ルフィがこれまで発揮した不思議な力として、思い当たるものがひとつあります。
最近のワノ国編で描かれた“聞こえないはずの声を届かせる力”です。
ルフィは、海中に沈みながら遠く離れたモモの助に明確なメッセージを伝え、ハートの海賊団に助けを求める声を届けました。
海賊王ロジャーは、万物の声を聞けるだけでしたが、もしかしてゴムゴムの実の能力が覚醒したら、ルフィは万物に声を届けられるようになるのでしょうか。
もしそうなら、それこそ神のようなめちゃめちゃチートな能力ですが、その推測に100%の自信を持てない理由がひとつあります。
万物に声を伝えられることと、身体がゴムになることの関係がよくわからない。
覚醒して初めてその実の真価が発揮されるとはいえ、身体がゴムになることが全く意味がないとは思えないんですよね。
ゴムゴムの実の前任者
五老星がこの悪魔の実について「過去何百年も“覚醒”する事などなかった」と言っているのは、それより前には能力を覚醒させた人物がいたということ。
これはますます、800年前に生き、ルフィとの共通点があまた示唆されているジョイボーイが怪しいですよね。
おそらくゴムゴムの実(という名前で隠された実)の前任者は、ジョイボーイでしょう。
人々を笑顔にさせるという太陽神ニカと、ジョイボーイ(JOY BOY)にも共通点が多いように思えますが、まだニカについては情報が少なくてよくわかりません。
その名を口にした看守が消されたことと、ニカの話をしたフーズ・フーに、温厚なジンベエがブチ切れたことから、相当ヤバい訳ありな存在なのだろうと推測はできますが。
シャンクスと五老星
世界政府がCP9に護送させるくらい大切なゴムゴムの実を奪ったのがシャンクスだと知ってから、ますます謎が深まったのがシャンクスと五老星の関係です。
シャンクスがマリージョアで五老星と面会していた衝撃は未だに記憶に新しいですが、シャンクスはいったい何者で、何を目的に動いているのか。
四皇という大海賊であるシャンクスが、世界政府トップの五老星と面会していただけでも???な状況なのに。
五老星にとって伝説級に重要なゴムゴムの実を奪った張本人のシャンクスになぜ五老星が面会を許し、穏やかに「君だから時間を取った」とまで言うのでしょう。
ずいぶん前からシャンクスについては同じこと言ってますが、
シャンクス、あんた一体何者なんだってばよ‼︎
そういえばシャンクスは、単身密かに五老星に面会した時、「ある海賊」について話をしたいと言っていましたね。
その伏線も未だ回収されていません。
シャンクスは、第1話から登場していながら未だに謎の多い人物。
シャンクス、あんた一体…(以下同文)
ヨミヨミの実は覚醒したら他の人も生き返らせる事が可能になるかな?
ルフィって色々な危険をねじ曲げてるけど、運命をねじ曲げる実とか?
マチャ様、コメントありがとうございます。他人を生き返らせることができる能力というのはややチート過ぎる気がします(ヨミヨミの実は自分でさえ生き返ることができるのは一度きりですし)が、悪魔の実の「覚醒」の意味がまだ不明なだけに、あれこれ推測するのは愉しいですね。