不順な天気のせいか続く原因不明の頭痛を、更年期障害と呼ぶことを断固拒否している永遠の乙女、ゾリラバです、こんにちは。
肩や首が痛いのは、決して五十肩などではなく、パソコン画面に長く向き合い過ぎたせい。
ドクトリーヌくれはをライバル視するゾリラバは、年齢の常識やレッテル貼りなんぞに負けません!
さて、ゾリラバの若さの秘訣はともかく、ずいぶん久しぶりの気がするワンピース原作の考察、早速いってみましょう。
今週は、ルフィが未来の海賊王であり、麦わらの一味の船長であり、『ONE PIECE』という漫画の絶対的主人公である理由の根源を見た気がします。
巷に溢れるどんな『リーダー論』より雄弁に、人の上に立つ者の資質を語っていますね。
以下、本日発売の週刊ジャンプ最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意下さい。
Contents
リーダーの素質① 自らリスクを負う
ルフィ達に当たらない疫災弾を周囲の囚人に放ち、感染者を増やしていく看守長ババヌキ。
何年も前から心が折られている囚人達は、“ミイラ”と呼ばれる恐るべき感染力を持った生物兵器の脅威に、再びルフィ達を責めます。
ここでルフィは、驚くべき行動を取りました。
触れただけで高熱と痛みが広がる人間兵器と化した囚人達を、感染をものともせず腕を広げて抱きかかえるルフィ。
瞬く間にルフィの顔や身体にも感染が広がり、チョッパーでさえ『ルフィ離れろ!』というレベル。
ミイラのように干からびた感染者の末路を目の当たりにしても、自ら進んで感染しながら「何が脅威だ…!!」と言い放つルフィの言葉の説得力よ!
リーダーの素質② 言って欲しい言葉を力強く言う
昔は強い侍だったのに、カイドウの圧倒的な強さの前に、「心の中までバキバキに折られて」しまっている兎丼の囚人達。
長きにわたる絶望のあまりに、収容所での強制労働がいつの間にか「日常」になってしまっていました。
しかし、自ら感染を引き受けながら「目ェ覚ませ!」と叫ぶルフィの一喝。
そして囚人達が恐らく一番聞きたかった言葉がこれですよ!
おれ達はカイドウに勝ちに来たんだ!!
この力強い確信に満ちたルフィの言葉ほど彼らの折れた心を再び奮い立たせるものはないでしょう。
革命軍のベロ・ベティ様は、民衆を鼓舞するコブコブの実の能力者ですが、ルフィはナチュラルボーン鼓舞イスト。
その場にいる者達を次々と味方につける、この海で最も恐るべき力を持っている(byミホーク)男です!
リーダーの素質③ 未来を見通し危機を回避する
ホールケーキアイランドでのビッグマム海賊団との戦い、特に人並外れた見聞色の覇気の持ち主カタクリとの死闘を経て、カタクリのように少し先の未来が見えるようになったルフィ。
今回もその能力を発揮して、破壊力最大の攻撃を防ぐとともに、ババヌキという一番厄介な敵を倒しました。
いつの時代も、先見の明を持って危機管理の最前線に立てるのは、リーダーとしての重要な資質でしょうね。
リーダーの素質④ あとを任せる
これは中々できそうでできないことなんですが、ルフィは本当に自分がやらなければいけないことと、人に任せた方が良いことの違いをよく分かっています。
例えばスリラーバーク。
オーズとモリアを倒すまでは絶対に倒れない。
でもそのあとは仲間に任せて安心して(?)気絶してしまいます。
ホールケーキアイランドでもそう。
最強のカタクリを倒すとこまでは自分がやらないといけないけれど、そこから先は仲間がなんとかしてくれると思っている。
だからサンジを見たとたん、大勢の敵に包囲されていても安らかに寝落ちてしまえる。
そこにあるのは信頼です。
今回も、希望を取り戻した囚人達に最後を任せ、ダイフゴーら看守長達を自分達の手で倒させることで、仲間意識と結束と彼らの決意を高めていますね。
それが全く計算でなく本能でやれてしまうところが、ルフィの凄いところ!
チョッパーの活躍来るか!?
無事に兎丼を制圧出来たのは良かったのですが、ルフィの“ミイラ”への感染は心配ですね。
でもここはきっと、船医ドクター・チョッパーがなんとかしてくれると信じたい。
今のところチョッパーの活躍はなく、揃い踏みのシーンでもチョッパーは「…誰?」みたいな扱いでしたから、きっとチョッパーが奇病に感染したルフィと囚人達を救うのでしょう。
チョッパーが「ゴムゴムのヘビースタンプ」のためだけに、兎丼に来たとは思えません。
ルフィとチョッパーのコンボ技は珍しいから、これはこれで楽しいのですけどね。
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