ワンピース第1110話“降星”感想・考察(その1)五老星は妖怪!?マリージョアからの百鬼夜行(ワープ)も可能なチートさ

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ワンピース第1110話“降星”感想・考察(その1)五老星は妖怪!?マリージョアからの百鬼夜行(ワープ)も可能なチートさ

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2週間ぶりのワンピース最新話のおかげで、月曜から寝不足気味なゾリラバです、こんばんは。

いやー、もうね。

久々のゾロの見せ場にコーフンして眠れなかったというのもあるけれど。

マリージョアから降って来た五老星のビジュアルが怖すぎた。

大の大人でも軽くうなされるレベル。

 

でもここはひとつ、勇気を奮って感想いってみましょう。

五老星の正体、ちょっと想像以上にアレだったので、今日の感想は、それぞれの妖怪名の解説で終わっちゃいそうだなぁ。

以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

五老星降臨

ジェイガルシア・サターン聖のチートな能力と、その姿がどんどん人外のモノに変化していく様子を見て、五老星って相当ヤバい奴らだとは予想していましたが。

5人が揃い踏みした姿はまさに百鬼夜行。

今週のサブタイトルは、星が降ると書いて「降星」です。

普段はマリージョアという聖地に住み、滅多に下界に降りてくることがない天界の最高権力者達が、まさに降臨して来たわけですが。

昔から絵画の題材とされる『天使降臨』のような美しさや神々しさはかけらも無く。

ひたすらおぞましく禍々しい姿ですね。

 

気になるのは、今週それぞれの妖怪の名前が実名と共に表記されたのですが。

いつものように悪魔の実の能力者としてではなく、単に別名として紹介されてるんですよね。

もしかしたら動物(ゾオン)系幻獣種の能力者とかではなく、人外の生物だったりする?

イム様含め、人ではない何かが普段は人の姿に化けてるとすると、何十年も容姿が変わらない理由も、オペオペの実を持ち出さずとも説明がついちゃうんですけど。

さすがにそれは想像の翼を羽ばたかせ過ぎでしょうか。

 

とりあえず、たくさん情報が出たので、一人一人見ていきましょう。

 

牛鬼〜サターン聖

最初に化け物じみた衝撃的な姿を我々に披露してくれたのは、ジェイガルシア・サターン聖でした。

そして今週、改めて紹介された名前が“牛鬼”。

 

牛鬼とは、日本の妖怪といえばお馴染み鳥山石燕の妖怪画にも登場する妖怪だそうです。

顔は牛頭で、蜘蛛のような体を持っていることから、早くからサターン聖は牛鬼ではないかとささやかれていました。

問題は、ゾリラバのパソコンやスマホで「ぎゅうき」と打つと、「牛鬼勇爪」と変換されてしまうことです(ゾロ愛が重症)。

いや、それはどうでもいいですね。

 

西日本ではわりと知られた妖怪だそうで、かの鳥取の水木しげるロードにもいるそうです。

牛鬼

サターン聖よりいくぶん愛らしいですが、ゾリラバは、ゾロの“牛鬼勇爪”が登場した時に調べるまでは、牛鬼、知りませんでした。

混同されるという土蜘蛛や牛頭の方が子供の頃から馴染みがありましたね。

いや、別に友達というわけではありませんよ?

 

以津真天〜マーズ聖

そして同じく日本の妖怪である“以津真天(いつまで)”と判明したのが、マーカス・マーズ聖です。

おかしな名前ですが、“以津真天”は、戦乱や飢餓によって亡くなった亡骸の近くで「いつまで死体を放置しておくのか」という意味で「いつまで、いつまで」と鳴くことから、“以津真天”という名が付けられた怪鳥だそうな。

以津真天(いつまで)

 

そのエピソードからして、ちょっとゾッとします。

その容姿が描写されているのは『太平記』で、人の頭、蛇の体、曲がったくちばしに尖った歯が並んでいるそうな。

マーズ聖の姿はほぼまんまですね。

 

封豨〜ウォーキュリー聖

最も聞きなれない妖怪だったのが、トップマン・ウォーキュリー聖の「封豨(ほうき)」。

これは、日本ではなくお隣の中国に伝わる妖怪だそうです。

巨大な猪の姿をした獰猛で貪欲な妖怪で、毛皮は鎧のように硬く、怪力で人を食い殺すこともあるとか。

Wikipediaですらそれくらいしか情報がありませんでした。

尾田っち、博識だなー。

 

馬骨〜V・ナス寿郎聖

今週、最も活躍?を見せたのが、“馬骨(ばこつ)”こと、イーザンバロン・V・ナス寿郎聖。

馬骨とは文字通り、火事で焼け死んだ馬の骨の妖怪らしく、あまりレア感はなさそうな妖怪ですが。

ナス寿郎さん、走りながら上半身だけ元の人間の姿になってパシフィスタを斬りまくるという芸当を見せてくれました。

破壊したわけではなく、「脳への伝達経路を一部凍結」するという離れ業。

ブルックみたいに黄泉の冷気をまとわせたりしてるんでしょうか。

ちなみに「どこの馬の骨とも分からない」という表現は、この火事で焼け死んだ馬の骨から来ているそうな(受け売り)。

 

サンドワーム〜十・ピーター聖

対して最後にちょっと笑ったのが、シェパード・十・ピーター聖の“サンドワーム”。

おどろおどろしい漢字名の妖怪が続いた後だけに。

中ボス感溢れるカタカナ名にも、ちょっと単細胞生物系のビジュアルにも、ドリーとブロギーにあっさり両断される展開にも、ややなごんでしまいましたわ。

ま、仮にも五老星だし、アレくらいじゃ死なないと思いますけどね。

とにかく5人とも折り紙付きの化け物なのは確かだから、みんな早く逃げて‼︎

 

最後に、五老星について今週判明したことを以前名前が判明した際に作成した五老星の一覧表に加筆しておきましょう。

うふふ、久しぶりの一覧表♪

 

名前 別名 役職 備考
ジェイガルシア・サターン聖 牛鬼 科学防衛武神 Saturn(土星)由来。カール・マルクス似。
マーカス・マーズ聖 以津真天 環境武神 Mars(火星)由来。板垣退助似。
トップマン・ウォーキュリー聖 封豨 法務武神 Mercury(水星)由来。ゴルバチョフ似。
イーザンバロン・V・ナス寿郎聖 馬骨 財務武神 Venus(金星)由来。ガンジー似。
シェパード・十・ピーター聖 サンドワーム 農務武神 Jupiter(木星)由来。リンカーン似。

 

やっぱサンドワーム、和むわ(笑)

-ジャンプ

執筆者:


  1. バギーラバ より:

     サンドワームだけ異質ですね~
    「のづち」(蛇)とか「かふらたい」(ミミズ)とかの妖怪でよかったのに・・

     ゲゲゲの鬼太郎に出てない妖怪にこだわったのかな?(牛鬼は有名ですが)
    ヤマトも大口真神だったし!

    • ゾリラバ より:

      確かに大口真神も想像の斜め上でしたねー。ベタでない、実はこんな妖怪もいまっせ的な尾田っちの遊び心を感じます。

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