今週は金曜日が休みであることに今朝気づいて、一気に士気が上がった水曜のゾリラバです、こんばんは。
高揚した気分とテンションのままに、今週のワンピースの感想の続き、いってみたいと思います。
読むのがしんどい陰惨なゴッドバレー事件ですが、くまとジニーという未来につながる希望の光も見えてきましたよ。
以下、今週発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
ロジャーが1年待ったもの
昨日の感想は、ロジャー海賊団ってそれほど悪魔の実に興味なさそうな印象なんだけどなー、というところで終わったんですよね。
一晩考えてもやはり、ロジャーがリュウリュウの実モデル“青龍”やニキュニキュの実を得る機会を1年待ったというのはしっくりきません。
ロジャー海賊団の歴史年表を改めてひもとくと、ゴッドバレー事件が起きた38年前から更に1年前。
ロジャー達はある大きな転機を迎えています。
それは、記録指針(ログポース)が示す最終地点である水先星(ロードスター)島にたどり着いたこと。
そしてそこが最後の島ではないと気づき、そこから大きく冒険をやり直したこと。
だとすると、このゴッドバレー事件当時、ロジャーが最も欲しかったものは、ラフテル(まだそう呼ばれていないけど)にたどり着くために必要な何かだったと考えるのが妥当です。
でもロードポーネグリフ(赤い歴史の本文)そのものではないと思うんですよ。
それが元々ゴッドバレーにあったなら、わざわざ天竜人とそれを護衛する海軍が集まる機会を1年も待つのは馬鹿げています。
また、ロードポーネグリフのような巨大な石を、天竜人にせよ海軍にせよ、海賊島から奪うのは意味がないので、海賊島の宝というのもロードポーネグリフとは思えない。
同じ理由で、天竜人がわざわざゴッドバレーに持ってきたというのも考えづらい。
昨日もここで、考察が行き詰まったんですよ。
狙いはそれぞれ別のもの?
もしかしたら尾田っちの天才的ミスリードに、我々はまた惑わされているのかも。
ロジャーとロックスとロックス以外の面々は、それぞれ別のものを狙っていたりして。
ロックス海賊団(ロックス以外)は、会話の内容からして、明らかに賞品である悪魔の実を狙っています。
リンリンが実際にイワンコフを襲って悪魔の実を奪ってますし。
そして海賊島の宝を「取り戻しに来る」とガープが言っているので、海賊島の宝というのもどちらかの悪魔の実(多分リュウリュウの方)である可能性は高いかなと。
海賊の巣である“ハチノス”で、例えば最も強い者に与えられるはずだった海賊島の宝が、天竜人なり海軍なりに奪われたら、必死で取り返しに来るだろうし、その過程で手に入れた者勝ちという流れになるのはあり得るかなーと。
他方、後の“白ひげ”ニューゲートが「ロックスのバカはきっと目的を見失う」と言っているので、ロックスの狙いは「奪われた海賊島の宝を取り返す」こととは別なのかも。
以前も書きましたが、世界の支配という野望を持つロックスは、天竜人が一堂に会したこの機会に、天竜人を襲う可能性、ありますよね。
だからこそ、ガープじいちゃんとロジャーが共闘してロックスを倒す流れになるんじゃなかろーか。
そしてロジャーの狙いは、悪魔の実ではなく、1年前に「大きくやり直した冒険」に関わる何か(この天竜人の集まる機会でないと手に入らないもの)なのかもしれません
ただこの説の弱点は、スコッパー・ギャバンの「ロジャー‼︎この件に船長特権はねェからな‼︎」という奪る気満々のセリフ。
今後の航海に関わる何かなら、ロジャー海賊団同士で牽制し合う必要は全くないわけで。
うーん、わからん。
でもあれこれ考えるとワクワクします。
青龍になり損ねたイワちゃん
ロックス海賊団とロジャー海賊団の乱入に加え、ガープ中将までやってきて大混乱に陥った隙を突いて、賞品のリュウリュウの実とニキュニキュの実にたどり着いたイワンコフとくま。
しかし口にしようとした瞬間、イワンコフのリュウリュウの実はリンリンに横取りされてしまいました。
後にホルホルの実を食べて、ホルモン人間になるイワちゃんですが、もう少しのところで最強の“青龍”の力を得られたわけですねー。
でもイワちゃんは、ホルホルの実の方が似合う感じ。
今は男気溢れる少年ですが、やはりニューカマーのイワちゃんの魅力を知っているせいか、イワちゃんが食べ損なったのは運命的だと感じられます。
くまとサターン聖の因縁
一方、無事にニキュニキュの実を口にしたくまですが。
直後にジェイガルシア・サターン聖の攻撃を受けてしまいます。
こんな天竜人の卑劣なゲームのために五老星が地上に降りてきていたことも驚きですが。
ぼくは“ニカ”のように…こんなかわいそうな人たちを一人でも多く救いたい
と言う傷だらけの少年くまに
…だから消えるんだお前達は
と言い放ったサターン聖の意味深な言葉が、またまた様々な憶測を呼びますね。
これまで五老星は、あらゆる手段を通じて“ニカ”の記憶を世界から消そうとしてきました。
動物系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル“ニカ”という悪魔の実に、ゴムゴムの実という別の名前を与えたり。
ジョイボーイ(≒ニカ)の伝説を持つルナーリア族や、ニカの名を未来の救世主として代々語り継いで来たバッカニア族を徹底的に、弾圧、迫害したり。
ルフィがニカとして覚醒しないよう、CP0の命を犠牲にしてもルフィを抹殺しようとしたり。
ジェイガルシア・サターン聖が、くまの自我を奪うことに固執したのも、この辺りに原因がありそうですね。
地獄に咲いた友情の花
イワンコフはかつて、インペルダウンでルフィとボンちゃんの友情を見て、「監獄にも友情という花は咲くんだねェ」と感慨深げに言ってましたが。
今週のゴッドバレー事件でのイワンコフ、くま、ジニーの関係はまさに、地獄に咲いた友情の花という感じがします。
幼い子供達が、大人顔負けの知恵と勇気で力を合わせて地獄から脱出する姿は、まさにジャンプ漫画の王道!
ワンピースはこれだから面白い!
そして無事に500人の“脱兎”を救出して故郷のソルベ王国にたどり着いたくま達。
地味に味わい深かったのは、くまが教会の息子だったということ。
大人になってもバーソロミュー・くまがずっと聖書を手放さなかったのは、本当に信仰心が篤かったからなんですね。
こういうさりげない伏線回収が、ゾリラバ、たまらなく好きですわ。
そして自由を求めて海に出て行ったイワンコフと、ソルベ王国に残って慎ましくも幸せな生活を始めたくまとジニーの姿に、何だか救われた気がしましたわ。
くまの辛く波瀾万丈な人生にも、こういう穏やかで幸せな時間があったのだと。
まだまだ語りたいことがいろいろある気がするけど、いったん筆を置きます。
厳密に言うと、それぞれに目的が異なりゴッドバレーへ向かったっぽいですよね。
思惑が交錯して事件に発展したみたいな。
ソルベ王国で笑い合ってるくまちーとジニー♪
ここから不穏なことが起こりそうな嫌な予感がチラリ…汗
サターン聖ってば眼前のくまに逃げられてるんですね~
蜘蛛の妖怪っぽいので見えない糸でサンジを動けなくしたと予想してたけど・・
海賊島の宝が何かは予想がつかないけど どさくさで手に入れたのが王直と予想!
その功績でロッキーポート事件まで海賊島のボスに君臨してたのかな~と! (今は黒ひげが所有!)
お腹いっぱいで幸せを感じるジニーとくまに涙腺が・・