ワンピース第1070話“最強の人類”感想・考察(その2)人格を持つセラフィムと「治療」を受けるアトラスは「人間」なのか

ジャンプ

ワンピース第1070話“最強の人類”感想・考察(その2)人格を持つセラフィムと「治療」を受けるアトラスは「人間」なのか

投稿日:

ベガパンクが生み出した新たな生命体である「サテライト」と「セラフィム」について考えていたら、「ヒト」とは何かという深遠な哲学の問題にハマり込みそうな冬休みのゾリラバです、こんばんは。

ま、旅行中に考えることではないんですが。

それくらい細かな描写があれこれ気になる今週のONE PIECE。

早速、昨日の感想の続きからいってみましょー‼︎

以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

照れるハンコック型セラフィム

昨日、「血統因子で悪魔の実の能力が伝達されるのは理解できるけど、後天的に修得した剣技や魚人空手のような技が血統因子に刻まれるというのは、理屈がよくわからない」と書きましたが。

技以上に謎で重要な伝達情報は、人格ですね。

これまで登場したセラフィム達は口をきかなかったので、旧型のくま型パシフィスタと同じように、姿形は「人間」でも人格や感情を持たない兵器かと思ってました。

でもハンコックの血統因子から作られたS-スネークは、ジンベエに「おやありがとう。優しいハンコックじゃな‼︎」と言われてめっちゃ照れてます。

 

しかも「ぶ、無礼者‼︎」という話し方からして、元のハンコックの性格を色濃く受け継いでいるみたい。

この2コマだけでも、山ほど疑問が湧いてきますわ。

○ 血統因子には後天的な性格も刻まれ伝達可能なのか。

○ 血統因子が採取された時点の本人の性格やそれまでに修得した技が「グリーンブラッド」を通じてセラフィムに伝達・具現化されるのか。

○ セラフィムは、元王下七武海そっくりのサイボーグにグリーンブラッドを流しているのか、それともジャッジのクローン兵のように培養された生身の人間なのか。

○ 血統因子から生成されたグリーンブラッドが流れるセラフィムは、新しく生み出されたヒトの「種族」と考えていいのか。

○ 人格を持つ「最強の人類」を作れるほどのベガパンクが、なぜわずか2年前に生身のバーソロミュー・くまから人格を奪う手術をする必要があったのか。

 

特に最後の疑問は、娘のボニーにしてみれば納得いかないところでしょうね。

でも、エッグヘッド編が始まって判明してきたベガパンクの人となりやドラゴンとの関係を考えると。

科学技術の発展やベガパンクの探究心のためというよりは、世界政府が政治的な理由でくまの人格を消すことを強要したのかもなーと思います。

だとするとベガパンクがこっそりくまの人格をサテライトのように保管してる可能性は、ますます高まったかも。

 

「治療と修理」が必要なアトラス

もうひとつ、ベガパンクが生み出した謎の生命体が、分身である「サテライト」達。

ルッチによって大ダメージを被り、人事不詳に陥ったアトラスは、「治療」と「修理」が必要だそうです。

とするとやっぱりフランキーのように、サイボーグだけど「治療」が必要な人間の部分もあると。

 

でもフランキーはベースは人間(変態)ですが、アトラスはたぶん違うよね?

要は鉄腕アトムのような「心を持ったサイボーグ」なんですかね。

セラフィムにしても、元の人間の性格を受け継いでるなら、ジンベエ型セラフィムなんてまさに「心優しい〜ラララ科学の子〜」(わからない人はおとーさんおかーさんに聞いてみよう)になりそう。

 

ナミさんの過激発言は止まらない

ナミさんの過激化傾向がとどまるところを知らない今週のワンピース。

だいたい大嫌いなシーザーが絡むとナミさんの発言は激化するんですよね(笑)

今週も

 

うんあいつは死ねばいいのよ

 

と一刀両断。

ナミさんはパンクハザードでシーザーが子供達にした実験を生涯許さないでしょうね。

 

そして世界の天才ベガパンクにも、

 

ああ確かに…邪魔だわ…消す‼︎

 

と、CP0になっても活躍できそうなバッサリ発言です。

また、サニー号に乗ると聞いた時は

 

えー重荷

 

とこれまた正直すぎる発言。

ナミさん…。

でも素敵だー。

 

サンジとベガパンク

ナミさん同様に、サンジくんも人類の500年先を行く天才ベガパンクに

 

オイ‼︎

だったらこの足枷外せよ‼︎

無礼者が‼︎

 

とハンコックみたいに喰ってかかってます。

ま、男に対しては全般的に口が悪くてケンカ腰のサンジくんですが。

これまたナミさん同様に、実は誰より優しい人なので、船に乗せたら悪態を付きながらも甲斐甲斐しく面倒をみるんだろうな。

 

ベガパンクは、サンジくんにとって父親の元同僚?上司?ではありますが、ジェルマの科学力を嫌い(父親が作り出したクローン兵を見て吐きそうになってました)軽蔑さえしている彼にとっては、天才科学者というだけでは尊敬する気にもならないでしょうね。

サンジくんにとっては「人は心」だから。

 

セラフィム4体+CP0+黄猿

戦桃丸を倒してセラフィム4体を指揮下に置いたルッチ達。

ベガパンクが直接姿を見せるのは危険だとしても、他のサテライト達も、ルッチ達よりセラフィムの威権順位は上なんですけどね。

そもそも全力で脱出しようとしているベガパンク本人は、サテライト達を置いていくつもりなのでしょうか。

ルッチにしてみれば、元々サテライトを含めベガパンクを「全員」抹殺するよう指令を受けているので、セラフィムを取り返すためにサテライトが出てくれば願ったりというところ?

戦桃丸のように瞬殺で各個撃破すればよいと思っているのでしょうか。

 

五老星がトップでも電話ではダメ、という威権順位システムは、なかなか上手いことやったな、ベガパンク、と思いましたが。

他の者も直接対面しないと指揮できないなら、結構厄介なルールになっちゃってるかも。

 

そして更に海軍大将黄猿が、相変わらず意味深な発言をしながら、ありったけの軍艦をかき集めてエッグヘッドに向かっています。

これだけの戦力が揃うと、脱出するだけと言っても簡単ではなさそう。

ゾロ、船番してる場合じゃないよ‼︎

新年早々活躍しなきゃ‼︎(←全力の期待と願望)

 

-ジャンプ

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

ワンピース第940話“反逆の火種” 感想・考察(その2) ワノ国の武装色の覇気の名は“流桜”

もう長いこと「ワンピース録画・視聴専用マシーン」と化していた我が家のテレビが最近、「鬼滅の刃」も映すようになりました。 毎週ジャンプを定期購読していても、読む漫画は限られていましたが、録画してもみたい …

ワンピース 第899話 ”最後の砦”(感想その1)

真夜中にコロッケを食べながら、今日発売のジャンプを読み直し、幸福感に浸っているゾリラバです。こんばんは。 書きたいことはたくさんあるのですが、明日朝が早いので今夜はさわりだけ。 コミック派の方は、ネタ …

ワンピース第1059話“コビー大佐の一件”感想・考察(その1)黒ひげの狙いはハンコック‼︎新型パシフィスタとルナーリア族

2週間ぶりの“ONE PIECE”を読んで、わずか十数頁にこれだけの喜びと驚きと不安と恐怖と衝撃と謎を盛り込める尾田っちの天才っぷりに、まず感動を禁じ得ないゾリラバです、こんばんは。 いやいやいや。 …

ワンピース第1155話“ロックス海賊団”感想・考察(その1)ついに登場!ティーチパパのイカレっぷりとハラルドとの奇妙な縁

最近は忙し過ぎてお絵描きの時間も取れず、記事を書くたびに内容としっくり来るアイコン探しに苦労しているゾリラバです、こんばんは。 乙女のゾリラバとしてはさー、あんまりロキとかロックスとかビジュアル的に絵 …

ワンピース第1107話“あんたを捜してたんだ‼︎”感想・考察(その2)カリブーの“あの人”はティーチ‼︎デボンの任務とは

春の気配がする風に吹かれながら、15年目にして初当選した東京マラソンが終わるまでは、気温が上がらないでほしいと日々祈っている「なんちゃってランナー」のゾリラバです、こんばんは。 チョッパー並みに暑いの …

サイト内検索はこちら

カテゴリー