ワンピース第1026話“天王山” 感想・考察(その2) ゾウとペドロの借りを返したイヌネコとルフィの3度目の挑戦

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ワンピース第1026話“天王山” 感想・考察(その2) ゾウとペドロの借りを返したイヌネコとルフィの3度目の挑戦

投稿日:2021年9月28日 更新日:

穏やかな秋の晴天が続くと、何か新しいことを始めたくてウズウズしてくるゾリラバです、こんばんは。

半可通にありがちな、常に新しいことに挑戦していたい“チャレンジ病”といいますか。

とりあえず、昨日のONE PIECEの感想の続きを書いて、気持ちを落ち着かせたいと思います。

以下、昨日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

運も実力のうち

カイドウが呼んだ雷雲のせいで、月が雲に覆われ、勝利まであと少しというところで“月の獅子(スーロン)”化が解けてしまったイヌアラシとネコマムシ。

勝利を確信して、「おれの運が強すぎただけだ」とうそぶくペロスペロー達でしたが。

絶妙なタイミングで、屋上で戦うルフィとカイドウの覇気がぶつかり合い、なんと天が割れました!

白ひげとシャンクス、カイドウとビッグ・マムが激突した時にも起きた、覇王色の覇気の衝突です。

 

お陰でいったんは雲に隠された満月が、再びぽっかりと顔を出しましたよ。

あ、出ちゃった

 

しまった!という顔のジャックが笑えます。

天はイヌアラシとネコマムシに味方しました。

これも実力です。

 

別々の場所で戦うイヌネコが、揃って再度スーロンと化し、技を繰り出すのも熱いですね。

おでん様の二刀流ではない(ネコマムシは刀すら使っていない)のに、技名に“おでん一刀流”を冠しているところもエモいですわー。

猫笑衝突(ネコニコバーン)と犬斬威矢(イヌスパイヤー)てwww

この語呂のシンクロ感も良いですね♪

しかも“猫に小判”“インスパイア”とかけてるし(爆)

尾田っちのネーミングセンスにはホント脱帽です。

 

それにしても、因縁の相手を倒し、復讐を果たした意義もさることながら、百獣海賊団の大看板の一角を崩し、ビッグ・マム海賊団の司令塔を倒した意味は大きいですガネ。

 

当然の話だろ

モモの助を鼓舞して鬼ヶ島の花の都への落下を止めさせようとし、自らはカイドウに勝つことを改めて宣言するルフィ。

 

カイドウにはおれが‼︎

必ず勝つ!‼︎

 

この宣言は各地で戦う敵味方にも聞こえているようです。

同じ四皇であるカイドウの勝利を疑わないビッグ・マムは「面白い男だねェ‼︎」と一笑に付しています。

一方で、お玉ちゃんは泣きながら、フランキーは大笑いしながら、ルフィを応援しています。

こうした敵味方のリアクションはほぼ想定内として、特に良いなーと思ったのは、キッドの

当然の話だろ

の一言。

顔を合わせればライバル心をむき出しにし、何かと張り合うキッドですが、ルフィの勝利を仲間同様に信じているところが熱い!

 

生きてんだから無限にあんだろ‼︎

そしてルフィの勝利宣言に対し、相対しているカイドウは「おれに勝てる可能性でもあんのか⁉︎」と余裕の発言。

初対面ではワンパンでしたし、屋上での戦いでも難なく退けたルフィに、負けるとは微塵も思っていないカイドウの自信が伺えます。

それに対するルフィのセリフときたら‼︎

また一つ、新たなルフィの名言が生まれましたね。

 

生きてんだから無限にあんだろ‼︎

 

生きている限り、可能性なんて無限にある。

こういう人生にとって大事なことをさりげなく教えてくれるワンピースを、PTAは表面的な理解で批判したりせず、むしろ全国PTA推薦図書にして欲しいと思うわー。

 

残る対決の行方

大看板の一角であるジャックと、ビッグ・マムの長男ペロスペローが遂に倒れ、倒すべき敵もだいぶ絞られて来ました。

タイマンバトルの経過を記した一覧表とは別に、残る敵との対決を改めて整理し、今後の展開を占ってみましょう。

倒すべき敵 現在の状況 今後の注目点
カイドウ ルフィ、ヤマトが屋上で対峙中 ヤマトは既にかなりのダメージを負っているようなので、カイドウとルフィのサシの勝負になるか。
ビッグ・マム ローとキッドが対峙中 ローとキッドの共闘でビッグ・マムを倒し、世代交代の象徴となるか。
キング ゾロが対峙中 百獣海賊団のNo.2を打倒し、未来の海賊王の右腕としての実力を世界に知らしめるか。
クイーン サンジが対峙中 父親ジャッジの元同僚であり百獣海賊団のNo.3である大看板の一角を倒すか。
オロチ コソコソ逃げ隠れ中 未だ大きな活躍を見せていない傳ジローが、長年耐え忍び部下として仕えたオロチを成敗するか。
福ロクジュ 雷ぞうと対峙中 雷ぞうが、光月家への忠義を捨てた御庭番衆との因縁の対決を制するか。

 

特に、まだ悪魔の実の能力の底が知れないオロチを誰がどうやって倒すのかは見ものですね。

ゾリラバは、ここまでタイマンバトルが描かれていない傳ジローが、オロチと対峙すると予想しています。

赤鞘九人男の中でも錦えもんと並ぶ実力者であり、最も近くで20年間オロチの圧政を見ながら復讐のために耐え続けてきた傳ジローに、最後はオロチを倒してほしいという個人的な願望のバイアスがかかった予測ですけど。

 

ナミのオートクチュール

最後に、見た瞬間「うぉーっ‼︎」と感動した今週の扉絵について。

読者のリクエストは、レオと一緒に、子ライオンに洋服を作ってあげているナミの絵ですが。

ONE PIECE第1026話

「オートクチュール・ナミ」と書かれた看板のシンボルは、あのベルメールさんがナミに作ってくれた服のデザインですよね。

ONE PIECE第77話

ノジコのおさがりだった服のひまわりの模様をライオンにアレンジしたヤツ!

泣けるっす。

尾田っちが時々さりげなくこうやって仕込んでくる涙腺破壊地雷、危険ですわ〜。

 

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