久しぶりに家でのんびりできる祝日を迎え、朝からゴロゴロする喜びを堪能しているゾリラバです、こんにちは。
今日は「文化の日」。
じっくりワンピースのことを考える時間もありそうなので、改めてワンピース世界の文化についてまとめてみようかなと。
とはいえ、とりとめなく語り出すとめちゃくちゃ長くなりそうなので、まずはワンピース世界に共通する文化を概観したのち、いつものように表形式でまとめてみたいと思います。
そういえば毎年恒例になったワンピース知識王(ナレッジキング)決定戦でも、「文化」は四つの出題ジャンルのひとつですね。
一度整理してみる価値はありそうです。
ワンピース世界共通の文化
言語
巨人族、魚人族など、私達の世界以上に様々な種族が暮らすワンピース世界ですが、興味深いのは、どこへ行ってもほぼ言葉が通じること。
もちろんストーリー進行を容易にするための設定なのでしょうが、我々の住む世界にあまた存在する外国語に魅了される言語ヲタクのゾリラバとしては、不思議な気がします。
ワンピース世界では、人類は元々一つの文化圏の子孫で、我々の世界でいう「バベルの塔」のような事件もなかったのでしょうか?
そんなワンピース世界でも、他の国とあまり交流のない閉ざされた国には、方言のような独特の言い回しが存在します。
例えば空島の挨拶である「へそ」。
ルフィがめちゃめちゃ驚愕して反応してましたね(笑)
コニスが上品に「へそ」と挨拶するシーンは、ルフィでなくても笑ってしまいます。
ホワイトベレーの隊長が、妙なポーズの敬礼をしながら、キリッと「へそ‼︎」と言うシーンも。
言語といえば、一見動物と区別がつかないミンク族のように様々な生物のいるワンピース世界で、「人」と「動物」をおおまかに分けているのは、「人間の言葉を話すか」という違いのようです。
チョッパーは元々トナカイですが、「ヒトヒトの実」を食べたことで、人間の知恵と言語を獲得しました。
とはいえ元は動物なので、動物ともコミュニケーションがとれます。
また、人魚族は魚とコミュニケーションが取れます。
魚人族は、人魚族と違って魚を食べるせいか、魚とコミュニケーションは取れないようですが。
ジンベエは例外で、クロコダイルが驚いていましたね。
通貨
言語と共に人間の社会生活を支える通貨も、ワンピース世界ではほぼ共通で、大半の国で「ベリー」という単位が使われています。
我々の世界の「円」とだいたい同じくらいの価値と思ってよいようです。つまり1万ベリーはだいたい1万円と思って読んでいれば違和感ないですね。
尾田っちが日本人で本当に良かった(笑)
ただし通貨については、これまでベリー以外の3種類の通貨が例外的に登場しています。
すなわち、空島の通貨「エクストル」、女ケ島の通貨「ゴル」、ワノ国の通貨「白金、金、銀」ですね。
いずれも他の国・地域と地理的、文化的に隔絶し、人的交流もほぼ無い国です。
世界政府と海軍
ワンピース世界には、世界政府を構成する天竜人という決して逆らってはいけない支配階級が存在します。
天竜人は、800年前に世界政府を作った20の王家の子孫であり、世界貴族としてありとあらゆる特権が与えられています。
そして世界は、世界政府加盟国と非加盟国に分けられ、上納金を払えないなどの理由で非加盟国になると、その国民は奴隷にされても文句は言えず、犯罪者と同等の扱いを受けることもあるという理不尽さ。
その世界政府の下に、大海賊時代の世界の治安を守る海軍がいます。
海賊にとっては最も恐ろしい敵ですが、ガープ中将やコビー大佐のように、理不尽な現在の世界の在り方を憂う海兵も少なからずいるのが救いですね。
地域毎の文化的特性
では、ワンピース世界で特徴ある文化を持った国をいくつかピックアップして、表にまとめてみたいと思います。
その文化的特徴を育んだのは、住む人々の種族だったり、歴史的な背景だったり、地形や気象にだったりと様々です。
ではまとめて比較してみましょう。
国名 | 特徴ある文化 | 文化的背景 |
アラバスタ王国 グランドライン前半の海 |
コナーファ等エジプト料理に似た料理 王宮、王墓、拝殿等 砂漠の気候に適したゆったりした衣装 王家に秘密裏に受け継がれたポーネグリフ |
4000年以上の歴史を持つ砂漠の国。800年にわたりネフェルタリ王家が治める文化大国。広大な砂漠に大きな街がいくつも点在する。 砂漠にはお馴染みのラクダの他、超カルガモ、クンフージュゴン、サンドラマレナマズ、ヒッコシクラブ、ワルサギ、砂漠のイチゴ等、砂漠に適応し独自の進化を遂げた珍しい生物が存在する。 |
ウォーターセブン グランドライン前半の海 |
自由経済 民主主義 水と動物(ブル)を利用した交通と物流 世界一の造船技術 職人文化 |
王国が多いワンピース世界では珍しい、自由選挙による市政と民主主義が浸透している国。 世界有数の造船技術で世界政府や海軍の御用達の船を作っていることや、市長であり優れた造船技術者であるアイスバーグ氏の尽力もあり、自由な気風と自治を保っている活気ある街。 |
空島 グランドライン前半の海の上空1万m |
【共通】 貝(ダイアル)文化 独自の通貨エクストル 【スカイピア】 独特の挨拶(へそ) 独特の髪型天アド(天然アドバルーン) 島雲の加工技術 【シャンドラ】 黄金文化 滅んだ国が守り通したポーネグリフ 先祖を敬う文化 |
同じ空島でも、元々空にあったスカイピアと、400年前に空に打ち上げられたシャンドラでは、文化が異なる。 いずれも大昔に月からやって来た者達の子孫と思われるが、羽の形など容姿にも違いがある。 エネルの支配下で怯えながらも穏やかに生活していたスカイピアの住民と、400年前に空に打ち上げられてからも先祖の無念を晴らし奪われた土地を取り返すために戦い続けるシャンドラの戦士達とは、歴史も文化的背景も異なるため、長く敵対していたが、ルフィがエネルを倒した後は和解、共存。 |
シャボンディ諸島 グランドライン前半の海 |
シャボン玉文化(ボンチャリ、ボンバッグ等) 人身売買 人種差別 観光立国 |
ヤルキマン・マングローブという巨大マングローブの木が集まってできた島。 マングローブの樹脂からできるシャボン玉を活用した文化が特徴。 グランドライン前半の海の最終地点であり、後半の海“新世界”に入ろうとする者達が集う観光地でもある。 天竜人が住むマリージョアにも近いせいか、人種差別の風潮が残っており、恒常的に「奴隷オークション」のような人身売買が行われていた。 |
魚人島 マリージョアの真下1万mの海底 |
シャボン文化 ネプチューン王家が保有するポーネグリフ(25年前はロードポーネグリフも) 陽樹イヴ ジョイボーイの約束 伝説の巨船ノア
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魚人族と人魚族が住む海底1万メートルの国。人魚族のネプチューン王が治めている。 ネプチューン王の娘のしらほし姫は、何百年かに一度生まれる“人魚姫”であり、海王類と会話ができる古代兵器“ポセイドン”とされる。 800年前に「ジョイボーイ」と当時の人魚姫が交わした約束や、来る日まで動かしてはならない巨船ノアなど、多くの謎を持つ海底王国。 |
モコモ公国 新世界 |
独自の人称(ユティア、ユガラ等) 毛のある動物は食べない食文化 生まれながらに持つ“エレクトロ”という攻撃手段 くじらの森に隠されたロードポーネグリフ |
動物と人間のハイブリッドのようなミンク族が住む、巨大なゾウの背中に乗った王国。 ズニーシャ(象主)と呼ばれるゾウは、800年前に「ジョイボーイ」の仲間だったが、現在は歩くことしか許されておらず、背中にモコモ公国を乗せて海を歩いている。 ワノ国のモモの助とは意思疎通ができる。 |
ワノ国 新世界 |
【侍文化】 刀剣、刀鍛冶 将軍と大名 武士道(死生観、主従関係、廉恥など) “流桜” 【町人文化】 相撲、銭湯、茶屋、寺子屋 火祭り、空船 明王信仰、龍神信仰 |
長年にわたる鎖国のため、独自の侍文化が発展した。 大名制度、相撲、寺子屋、ちょんまげなど、日本の江戸時代の文化によく似ているが、「流桜」や空船など、ワノ国独特の文化もある。 かつてワノ国を出航し、東の海にたどり着いた霜月家ゆかりの移住者によって、ゾロの故郷であるシモツキ村が作られた。 ゾロは霜月の大名霜月牛マルの姉の孫にあたる。 |
ゾリラバの個人的な思い入れで、文化とあんまり関係ないことも書き込んだ気もしますが、お気になさらずー。
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