ONE PIECE FILM REDがいよいよ終演間近となり、いつ6回目を観に行こうかと昨日からスケジュール表とにらめっこしているゾリラバです、こんばんは。
ここまで来たら興収200億、達成したいですよね‼︎(誰?どっかの回し者?)
最初の2ヶ月で一気に5回観て、しばらく空いたので、また新鮮な気持ちで楽しめそうですわ。
さて明日1月19日は、ワノ国の稀代の英雄光月おでんの妻、トキさんの誕生日。
でもワンピース.comで確認した時、とっさに娘の日和と見間違えたゾリラバ、以下、日和のキャラ語りしちゃいました。
てへぺろ。
書き直すのも面倒なので(おい)、1ヶ月遅れの日和のハッピーバースデーということで。
実は以前、傳ジローのキャラ語りをしたせいか、既に光月日和についても語ったつもりになってたんですよね。
確認したらまだだったので、この数奇な運命をたどったお姫様について、今日はその波瀾万丈な人生を振り返りながら熱く語ってみたいと思います。
「ゾロ添い寝事件」を思い出すと、ゾリラバ、ちょっと冷静さを欠くかもしれないんですが。
白ひげ海賊団の船で誕生
若き日の“白ひげ”エドワード・ニューゲートの弟分として船に乗っていた光月おでんと、おでんに救われた天月トキ。
一緒に白ひげ海賊団の船で旅をして夫婦となり、今から28年前に長男モモの助が生まれ、そしてその2年後に長女として生まれたのが日和でした。
もうね、大名の姫なのに海賊船生まれというスタート地点からしてドラマチック。
その後、のちの海賊王ゴール・D・ロジャーの船に一家で移り、一年足らずでワノ国で母と兄と共に下船するので、日和に白ひげやロジャーの記憶はないでしょう。
でも当時ロジャー海賊団の見習いだったシャンクスは、モモの助と日和のことをちゃんと覚えていましたね。
じんわり感動したシーンでした。
父母との別れと河松
ワノ国に帰国した父おでんと母トキ、兄モモの助に愛されて育ち、貧しくも幸せであったであろう幼い日和を悲劇が襲ったのは、わずか6歳の時でした。
カイドウとオロチの陰謀により処刑された父おでん。
その後を追った母トキ。
そして母の“トキトキの実”の能力で20年後の未来に飛ばされた兄モモの助。
突然、家族全員を失った日和の悲しみと絶望は想像するに余りあります。
天涯孤独となった日和を燃えるおでん城から救い出したのは、赤鞘九人男の1人、河童の河松でした。
光月おでんの侍の中でも、優しく穏やかで愛情深い河松が側にいて大切に育ててくれたことは、日和にとって不幸中の幸いだったと言えるでしょう。
しかし河松があまりに献身的なため、成長していくにつれ、河松の身が心配になってくる日和。
オロチの支配下に落ちたワノ国で人目をかいくぐりながら赤鞘九人男とおでんの娘が生きていくのは並大抵のことではなかったはずです。
見つけたわずかな食べ物を全て日和に与えてしまい、日に日に痩せていく河松を心配するあまり、日和は13歳の時、彼の元を密かに去ります。
傳ジローとの再会
河松のもとを離れ、お腹を空かせて花の都をさまよっていた日和は、狂死郎と名を変えて遊郭の主人となりワノ国の顔役となっていた赤鞘九人男のひとり傳ジローと再会します。
これも稀代の英雄光月おでんの娘が持つ運でしょうか。
河松に替わって傳ジローの庇護の下、日和は小紫と名乗ってワノ国一の花魁と呼ばれるまでに成長します。
最初に小紫が登場した時は、自分に惚れる男達から次々と財産を巻き上げる悪女というイメージでした。
また将軍オロチが小紫にベタ惚れであることも、この謎の美女がワノ国編の重要人物の1人であることを示唆していましたね。
もう4年も前になる原作初見当時に描いた記事を読むと、小紫が日和ではないかと疑いつつも、まだお玉ちゃん説を捨てられず、モダモダしていた様子が笑えます。
小紫から光月日和へ
傳ジローと共に憎きオロチの側で耐え忍んだ20年の苦労の果て、ついに小紫が日和に戻れる日が来ました。
オロチに無礼を働いたため傳ジローにより成敗されたという演出を経て、禿のおトコを連れて花の都を脱出した小紫こと光月日和は、追っ手の人斬り鎌ゾウ(実はキラー)に襲われていたところをゾロに助けられます。
キラーに追われて助かるなんて、これも日和の強運ですよね。
ゾロと出会った日和は、小紫と同一人物とは思えないくらい明るく天然。
当時は26歳にしては幼いと違和感を覚えるほどでしたが、この明るくおきゃんな日和が素なんでしょうね。
なんせ子供の頃から2歳上の兄に飛び蹴りを喰らわしていたおてんば娘ですから。
花魁小紫の手練手管は、狐の面の更に下に付けた耐え忍ぶ闘いのための仮面だったのかも。
鬼ヶ島での仇討ち
鬼ヶ島討ち入り前は、カイドウ討伐に向かうモモの助や赤鞘九人男の邪魔にならないよう、女の自分は顔を見せないと言っていた光月日和でしたが。
実は密かに貢物の宝物に紛れて鬼ヶ島に乗り込んでいました。
さすが英雄光月おでんの娘は肝が据わっていますね。
カイドウと戦って満身創痍となった赤鞘の侍達を密かに手当てした後、日和は戦いを避けて逃げ隠れしていたオロチの前に姿を現します。
死んだと思っていた寵姫の小紫が突如戦場に現れて大喜びのオロチに対し、ようやく仮面の下に隠されていた涙を見せながら「口を慎め無礼者!!!」と啖呵を切る日和のシーンは、20年の重さを感じさせるに十分でした。
オロチの最後の首を落としたのが、最もオロチの近くで耐え難きを耐え抜いた傳ジローと日和だったことは、予想を裏切らない最高の展開でしたわ。
アイドル兼将軍家の姫として
これまでのエピソードで最長となったワノ国編は終わりましたが、今後も扉絵や最終章での新たな展開に絡んでくると思われる光月一族。
日和も、姿は28歳でも中身は8歳の将軍となった兄モモの助を支え、ワノ国のアイドルとして新たに生まれ変わった将軍家のアイコンとなっていくのでしょう。
実は、日和と似たような運命をたどったワンピースのヒロインは少なくありません。
すなわち一国の姫でありながら仇の懐に飛び込み、敵の野望を砕いて国と立場を取り戻すという展開は、アラバスタのビビ王女やドレスローザのヴィオラ王女と同じです。
なかなか興味深いですね。
尾田っちの好きなパターンと言えそうです。
ちなみに麦わらの一味の航海士ナミも、アーロンという育ての親の仇の元で長く「仲間」として過ごしました。
上記のアナロジーとすると、ナミも実は拾われたオイコット王国の姫という展開が今後あってもおかしくないですね。
サンジくんも実は王子だったし。
最後は話がちょっとそれましたが、日和ちゃん、お誕生日おめでとう‼︎
どうか、今後もワノ国のアイドルとして荒廃した国の建て直しの希望となって下さい‼︎
添い寝事件は許す‼︎(何様?)