ワンピースキャラ語り〜ドンキホーテ・ロシナンテ〜天竜人として生まれ海兵として育った心優しいローの命の恩人コラさんの魅力

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ワンピースキャラ語り〜ドンキホーテ・ロシナンテ〜天竜人として生まれ海兵として育った心優しいローの命の恩人コラさんの魅力

投稿日:2023年7月15日 更新日:

2年ぶりに我が家に帰り、山積みの段ボールと格闘しているワーキングクラス・ヒロイン、ゾリラバです、こんばんは。

とりあえず今夜寝るスペースだけは、なんとか確保したので。

日付が変わらないうちに今日7月15日が誕生日のコラさんことドンキホーテ・ロシナンテについて語りたいと思います。

 

コラさんについては、前からキャラ語りしたかったんですけど、5年間なかなかタイミングが合わず(←気づくといつもバースデーが過ぎてただけ)。

先週のアニメワンピースで、ローがコラソンへのオマージュとしての覚醒技を披露したことで、エモがたぎりました。

 

古くはナミの育ての親のベルメールさんから、最近ではワノ国の光月おでんまで、ワンピースには、過去編にしか登場していないのにその生き様の見事さで読者に鮮烈な印象を残しているキャラが少なくありません。

コラさんも間違いなくそのひとり。

一昨年行われたワンピースキャラの世界人気投票では、なんと13位という快挙を成し遂げています。

 

登場話数は決して多くないけれど、ドレスローザ編は、コラさんとローの物語と、キュロスとレベッカの物語が、縦糸と横糸になって美しいタペストリーを織り成していると思うのよね。

今夜は、コラさんの数奇な人生とその魅力について、じっくりと語っていきましょう。

 

天竜人という出自

コラさんことドンキホーテ・ロシナンテは、800年前に世界を創ったという20人の王達の子孫である天竜人として、生を受けました。

兄は、のちに“悪のカリスマ”と呼ばれるドフラミンゴです。

本来であれば、マリージョアという天上の別世界に住み、何不自由ない生活を送ったはずの兄弟でしたが。

父のドンキホーテ・ホーミング聖は、人を人とも思わない一般的な天竜人とは違っていました。

 

当たり前のように奴隷を酷使し一般人を下々民と見下す価値観に疑問を抱いたホーミング聖は、天竜人の身分を捨て、人間として暮らすため、家族を連れて下界に降ります。

それが一家にとっては悲劇の始まりでした。

一般の人々の天竜人に対する怒りと憎しみは、人の良いホーミング聖の想像をはるかに超えていたのです。

天竜人の価値観を嫌ったホーミング聖は、皮肉にも他の天竜人に対する人々の怨嗟の標的となり、家は焼かれ、一家は追い回され、幼いドフラミンゴとロシナンテも捕えられて拷問されます。

 

センゴクとの出会い

自分を不幸にした愚かな父親だとホーミング聖を手にかけた兄ドフラミンゴの元を離れ、泣きながらさまよっていたロシナンテを拾ったのは、当時海軍中将だったセンゴクでした。

海賊として悪の性質に磨きをかけていったドフラミンゴとは対照的に、コラソンはセンゴクの下で育てられ、心優しく正義感あふれる海兵として成長を遂げました。

マリンコードは”01746”。

逆さまから読むとロシナンテ。

 

順調に海軍本部中佐まで昇任したロシナンテでしたが、兄ドフラミンゴの暴走を止めるため、海兵の立場を隠して再び兄の前に姿を現し、ドンキホーテ海賊団の一員となります。

ロシナンテの潜入任務は、親代わりのセンゴクしか知らない極秘任務だったようですね。

同期で茶飲み友達のガープにさえ、隠していた描写がありました。

 

トラファルガー・ローとの出会い

珀鉛病という奇病を患い、家族と祖国を失って絶望の淵にあった11歳のトラファルガー・ローが、ドフラミンゴ・ファミリーにやってきたのは、ロシナンテが24歳の時。

兄のドフラミンゴから4人の幹部の1人として「ハート(スペイン語でコラソン)の地位」を与えられていたロシナンテは、子供嫌いを装って海賊団に入ろうとする子供達が来るたびに、痛めつけ追い出していましたが。

珀鉛病のため余命いくばくもないというローの自暴自棄の理由を知ったロシナンテは、元来が優しく愛情深い性格のせいか、ローの病を治すため、強引にローをドンキホーテ海賊団から連れ出します。

あるいはローの本名が「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」であり、天竜人の天敵であるDの一族と知ったことも関係しているかもしれません。

 

最初は抵抗していたローですが、各地の医者から酷い扱いを受けるローのために涙するロシナンテの献身的な愛情に接して、少しずつ心を開き、コラさんと呼び、信頼を寄せるようになります。

そして珀鉛病を治せる医者はいないのかと絶望しかけたある日。

兄ドフラミンゴから、“オペオペの実”の取引についての情報が入ります。

 

ローのための自己犠牲

ローの珀鉛病を治すために、オペオペの実を奪うことを決意したロシナンテ。

それは、兄ドフラミンゴだけでなく、親代わりに育ててくれたセンゴクをも裏切ることになる行為でしたが。

コラさんにとっては、いよいよ尽きかけたローの命を救うことが、何より最優先だったんですね。

 

敵だらけの取引場所に単身乗り込み、ナギナギの実の能力を使って無事にオペオペの実の奪取に成功したものの。

ローの待つ場所にたどり着いたロシナンテは既に満身創痍でした。

しかも運が悪いことに、ドフラミンゴ・ファミリーに潜入していた海兵のロシナンテは、逆に海軍に潜入していたドフラミンゴの相棒のヴェルゴに見つかってしまいます。

裏切りがドフラミンゴにバレて銃を向けられても、優しいロシナンテには、実の兄に対して自分の引き鉄を引くことはできませんでした。

 

最期にロシナンテにできたことは、ナギナギの実の能力で音を発しないようにしたローが、できるだけドフラミンゴから遠くに逃げるまで、自分が死なないこと。

悪魔の実の能力の効果が消えないように、ローをできるだけ遠くまで逃すために、銃弾を撃ち込まれても必死で生きようとするコラさんのシーンは、何度読んでも号泣ですわ。

 

ロシナンテが残したもの

コラさんが命懸けで手に入れたオペオペの実のおかげで珀鉛病を克服し、その後の15年間をドフラミンゴを倒すために生きてきたロー。

ドレスローザでコラさんの仇を討ったのち、偶然出会ったセンゴクとの短い会話で、お互いの大切な人だったロシナンテについて言葉を交わすシーンも熱いですね。

 

生涯を海賊との闘いに費やしてきたセンゴクが、海賊であるローに向かって言った「受けた愛に理由など付けるな」と言う言葉。

ロシナンテの人柄を良く知り、ロシナンテを大切に思っていたセンゴクだからこそのセリフですね。

 

その言葉を聞いて涙を隠すローがまた良き!

26歳という若さでこの世を去ったロシナンテが、15年経った今もセンゴクとローの心に「大切な人」「大好きな人」として深く刻まれていることが分かる名シーンです。

 

そして新時代を担う海賊としてローが成長を遂げ、四皇ビッグ・マムとの闘いで最後に使った“サイレント”という覚醒技は、コラさんがローを守るために最期に使ってくれたナギナギの実の技“お前の影響で出る音は全て消えるの術”をオマージュしたものでした。

くあー!

泣けるっす!

まじ泣けるっす!

 

書きたいこと、まだまだあるんだけど、日付変わっちゃうから、とりあえずアップしますわ。

アイキャッチの画像もコラさんにしたいのだけど、描いてる暇がないガネー。

(追記)お片付けそっちのけで描きました。

 

何はともあれ、コラさん、ハピバー‼︎

愛してるぜ‼︎

-キャラ語り

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