最近いろいろな趣味に手を広げ過ぎて、平日より週末の方が寝不足気味のゾリラバです。こんばんは。
睡魔と闘いつつ今日2本目の記事をアップしようとしている自分を誉めてあげたい。
では、眠りの妖精さんがまぶたに砂をまきに来る前に、今日のアニメワンピースの感想、いってみましょう。
原作では第950話の前半に当たります。
ここのところアニメと原作の話数が一致していて分かりやすかったのですが、また来週からちょっとずれそうですね。
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キッドとキラーの道
原作では2ページしかなかったキッドとキラーが囚人採掘場から出ていくシーンが、今週アニメオリジナルでじっくり描かれました。
地面に転がったまま涙を流して笑い続けていたキラーがしっかり立ち上がり、キッドの海楼石の手錠が外されるシーンや、キッドの左腕に磁気で鋼鉄が集まってくるシーン、その巨大な腕で門を破壊するシーンなど、どれもカッコ良かったですねぇ♪
キッドの脳裏に兎丼での様々な出来事がフラッシュバックする演出も、キッドの胸中を慮ることができて効果的でした。
おれ達はおれ達の道を行く!!!と言ってルフィといったん袂を分かったキッドとキラーですが、さてさて今後どういう行動を取るのでしょうねぇ(言いたい。うずうず)。
20年の歳月
酒天丸ことアシュラ童子が、20年の間に盗賊に身を落とした挙げ句、錦えもん達の誘いさえ最初は頑なに拒んでいた理由のひとつが、ようやく判った気がしました。
今を去ること10年前、アシュラ童子の制止を聞かず、トキ様の予言の成就を待ちきれずに、武士として死にたいとカイドウに特攻していった侍達が大勢いたわけですね。
なぜ20年もの歳月が必要だったのか、というアシュラ童子の問いかけは、まさにワノ国だけでなくワンピース世界の謎の根幹に迫る疑問でしょう。
イヌアラシも錦えもんも答えは持ち合わせていないものの、必ず意味があるのだと信じています。
そう、きっと意味があるのです。
兵どもが夢
今日のアニメのサブタイトルに使われている“兵(つわもの)どもが夢”という言葉は、原作の第950話でも使われていましたし、コミックス巻94のタイトルにもなっていました。
もちろん元々は、松尾芭蕉が平泉で詠んだ“夏草や兵どもが夢のあと”の句から取っているのでしょうね。
そして、ここ兎丼の囚人採掘場は、先週ルフィが一気に人心を掌握して制圧されたかに見えましたが、ルフィ達がカイドウと同じ海賊だと知って、囚人達は再び不信感でいっぱいになった様子。
まぁ、海賊といえばカイドウしか知らない侍達にとっては無理もありません。
今では全面的にルフィを頼っている錦えもんでさえ、パンクハザードで最初に麦わらの一味に会った時は、「拙者、吐く程に海賊が大嫌いでござる」と言ってましたからね。
その囚人達の様子を見て「何かが足りない」と感じるヒョウ五郎親分。
そして我らがルフィは、本能的に何が足らないのかが分かっているからスゴいです。
カイドウに反旗を翻すといったんは決意しながらも囚人達に足りなかったもの。
それは闘いの先にある希望。
単なる敵討ちの先にある夢でした。
まさに兵どもが夢ですね。
原作の感想にも書きましたが、お玉ちゃんがルフィを助けようと兎丼に連れてきた面子は、奇しくもこの場に絶対必要な者ばかりでした。
ビッグ・マムは、クイーンを鬼ヶ島に連れ去ってくれましたし、チョッパーがいなければ疫災弾の抗体を作れませんでしたし、モモの助は、囚人採掘場をひとつにまとめるための「夢」の主人公だったわけです。
尾田っちのストーリー構想力に改めて脱帽だガネ。
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