金曜の午後に今週末は三連休だと気づいて、思わず“喜びのおどり”を踊った、うっかりさえも幸せに変えるあなたの天使、ゾリラバです、こんにちは。
昨日は“キングダム2”を観に映画館に行ったのですが、早くもONE PIECE FILM “RED”の超巨大垂れ幕がありましたよ‼︎
しかも“RED”特製ドリンクを注文したら、ウタの木製コースターをげと‼︎
既に映画館では、ONE PIECE FILM “RED”を盛り上げるキャンペーンが公開1か月も前から始まってるんですねェ♫
さて、前置きが長くなりましたが、今週のアニメワンピース。
いよいよ‼︎
全ゾロファンが震え‼︎
全ゾリラバが泣いた‼︎
超カッコいいゾロのシーンが登場しますね‼︎
早速、感想いってみましょう。
今週のアニワンは、原作と順番がだいぶ前後していて、第1008話と第1009話が混じっているので、原作の感想のリンクはそれぞれのエピソードのところで貼りますね。
アシュラの自己犠牲
カン十郎が描いた偽おでんを最初に見破り、斬りつけて自らも深傷を負ったアシュラ童子。
赤鞘九人男の一人として長年苦楽を共にし、錦えもん達のおでん様への想いを誰よりも知りながら、それを踏みにじるカン十郎に怒り心頭の一同ですが、アシュラ童子は涙を浮かべています。
光月家に仕えるのではなく、光月おでんという一人の男に惚れ、「おでんの侍」になったという気持ちが誰よりも強かったアシュラにとって、その偽おでんの姿は耐え難いものだったでしょう。
あろうことか、カン十郎による遠隔操作の偽おでんは身体にダイナマイトを巻いていました。
爆発したら小さな部屋にいる赤鞘の侍達はひとたまりもありません。
そこでアシュラが動きました。
時間にしたらほんの数秒だったであろう一瞬のアシュラ童子の葛藤を、今週のアニメは上手く描いていましたね。
元々アシュラ童子は、血も涙もない荒くれ者や盗賊団の頭領です。
おでん様と出会い、おでん様が「おれの侍になれ」といったことでいったんは改心しましたが、仲間を守るために自分の命をためらいなく投げ出すタイプの人間ではありません。
だからこそ。
仲間を守るために動いたのが、アシュラ童子だったことが泣けます。
最期の瞬間、アシュラ童子の心にあったのは、おでん様だったでしょう。
「おでん様の侍」だったらどう動くべきか。
おでん様の死後、自暴自棄になっていた自分が、今、赤鞘の仲間をかばって死ぬことは、最高の「おでん様の侍」としての死に様ではないか。
同じ「おでん様の侍」だったはずのカン十郎が、最後まで自分の美学を捨てられず、役者として最高の死に様を追い求めたのとは対照的に、アシュラ童子は最期に「おでん様の侍」らしい死に様を貫きました。
うぉーん、泣ける。
イヌアラシの覚悟
アシュラ童子が身を挺して大爆発から自分達をかばったことに衝撃を受ける赤鞘の侍達ですが、モモの助をカン十郎から守るため、怒りと悲しみを胸に城内を走ります。
その行手に立ち塞がったのは、屋上での闘いのダメージも癒えぬ大看板ジャック。
ここで皆を先に行かせてジャックを引き受けたのは、モコモ公国の“昼の王”イヌアラシでした。
一人で相手をしようとするイヌアラシに、一度屋上で負けたことを“月の獅子(スーロン)”のせいにして、「ここに月は出ねェぞ」と揶揄するジャックでしたが、イヌアラシの返しが渋い。
毒ガスもない。
お互い観念しよう。
故郷のモコモ公国を毒ガスという卑怯な手で滅ぼしたジャックに対する、イヌアラシの痛烈な返しですね。
チョッパーとマルコの医者タッグ
場面は変わってライブフロア。
先週、“チョパファージ霧砲(ネブライザー)”で“氷鬼”ウィルスを退治し、更に「たぬきじゃねェ‼︎」の啖呵とともにクイーンに一撃を喰らわしたチョッパーですが。
怒れるクイーンは、チョッパーを田舎海賊団の船医と馬鹿にし、ビームで反撃に出ようとします。
ここでまたしても最強の助っ人マルコが‼︎
手ェ貸すよい。
と登場‼︎
いやー、マルコさん、ほんと頼りになるっす。
カッコ良すぎっす。
アニメワンピース作ってる人の中にはゾロファンだけでなく、相当なマルコファンもいるのではなかろうか…。
生きていたオロチ
ワノ国編で最も嫌いなキャラであるオロチについては、あまり語る気が起きないゾリラバですが、生きていたオロチ、性格が悪いだけでなく頭も悪いようです。
自分を裏切ったカイドウへの怨みから、城内に火をつけて回っています。
原作の感想でも書いた気がしますが、城が全焼し鬼ヶ島全土が燃えても助かる者がいるとしたら、空を飛べるカイドウだよね?(笑)
オロチ、あんた一体何がしたいの?
狂気に駆られて更に訳が分からなくなっているオロチは、もういいや。
次、いきましょう。
逃げろお前ら
長らくお待たせいたしました。
ようやく今週のゾロについて語れます。
屋上では、四皇vs超新星の闘いが続いていますが。
小競り合いに飽きたのか、ビッグ・マムがちょっと本気を出してきて、カイドウに大技の連携を持ちかけます。
この四皇2人の連携技のやり取りは敵ながらカッコいい‼︎
足腰衰えてねェだろうなババァ
誰に口聞いてんだ小僧
昔馴染みの超大物海賊同士らしいやりとり、痺れますわ。
そして最強の四皇二人の最凶の連携技の危険度を、未来を見る見聞色で察知し警告を発するルフィですが、あまりの破壊力の予感にさすがの“最悪の世代”もなすすべなしか、と怯んだ瞬間。
動いたのはゾロでした。
逃げろ、お前ら‼︎
ひゃっほぅ‼︎
とっさにみんなの前に出て、単身、剣で四皇二人の連携技“覇海”を受け止める、ゾロの値千金の闘魂よ‼︎
今週のアニワンのゾロの「一人仲間の盾になるために動く」というのは、冒頭のアシュラ童子の自己犠牲とシンクロしますねー。
そのために敢えて原作の順番を一部入れ替えたりしたなら、東映アニメスタッフさん、グッジョブだなー。
もちろんゾロは死んだりしないと分かっていても。
アシュラ童子の行動は、唯一主君と認めた光月おでんの侍として、共におでん様を支えた仲間とその遺児を守るためのものでした。
そしてゾロの行動は、唯一船長と認めたルフィを守るためもあったでしょうが、「逃げろ、お前ら‼︎」というセリフからは、一時的にせよ、同じ目的のために同志となっている全員をかばうためでしょう。
これには、触る者みな傷つけるようなパンクなキッドでさえ
一瞬でも良く止めたな…ありがとよ
と素直に礼をいうほど、ゾロの漢気、プライスレス。
キッドがゾロにデレた貴重な瞬間だよね、これは!
このゾロの自己犠牲的行動が、曲者揃いの“最悪の世代”チームの心を一つにしたことは間違いないでしょう。
仲間達が散り散りになり一人でインペルダウンや頂上戦争のような“地獄”で戦ったルフィが、今、「優勢だ‼︎」と言えるのは、ここにゾロやローといった仲間がいるから。
5人が力を合わせれば、2人の四皇に勝てると確信しているから。
来週はいよいよ“最悪の世代”による反撃ののろしが上がりそうですね!
もう一回始めから観ようっと♫