土日の時間の流れは3倍速ではないかと思うくらい忙しくて、ONE PIECEに没頭するヒマがない週末のゾリラバです、こんにちは。
第5回ナレッジキングまで、1ヶ月を切ったというのに。
もっとワンピースに触れたーい!!
ということで、すべての用事を先送りして観た今週のアニメワンピース。
カイドウの圧倒的な武力とオロチの光月家への怨みによって、20年間支配されてきたワノ国の人々の解放への祈りが、ものすごい迫力で胸に迫る神回でした。
最近のアニワンは、バトル以外の作画も気合い入ってて素晴らしいですねぇ。
早速感想いってみましょう。
今週のアニワンは、原作だと第1048話“二十年”に当たります。
ルフィの新技“猿神(バジュラング)銃”の解説などは、上記リンクから原作初見時の感想をご覧ください。
ルフィのワノ国編の技はホントどれもかっこいいわー。
それぞれの20年
光月家に殉じた侍達
光月おでんが壮絶な最期を遂げたのち、各郷の大名達に恭順か戦かの選択を迫ったオロチ。
すなわち
“卯丼”の雨月天ぷら
“鈴後”の霜月牛マル
“白舞”の霜月康イエ
“希美”の風月おむすび
の4人の大名達ですね。
彼らのオロチへの回答は潔い。
答えのわかりきった…愚問でござる!!!
くあー!
カッコいいですねェ。
ワノ国の侍は。
しかし人間離れしたカイドウの武力に成すすべなく敗れる侍達。
それを、「侍の名が泣いておるぞ!!」と笑うオロチの憎ったらしいことといったら。
圧政に苦しむワノ国の人々
光月おでんの無念を晴らすために立ち上がった侍達だけでなく、ワノ国に暮らす市井の人々も、怨念に狂った最悪の将軍オロチの暴政に、20年間苦しみました。
働ける男は家族と引き離され、武器工場で強制労働を強いられ。
工場排水が川や土を汚し、作物は育たなくなり。
飢えに苦しむ人達は、オロチが与えたSMILEの失敗作を口にして、家族の死にも笑うことしかできなくなり。
本当に地獄の20年を生きた人々の辛さが、丁寧なアニメの演出で胸に迫りました。
オロチの側で耐えた日和と傳ジロー
特に今週、素晴らしいアニメオリジナルだと思ったのが、オロチの座敷で三味線を弾いていた女性がつい涙を流してオロチの怒りを買うシーン。
ワノ国で唯一、華やかな生活を送れているように見える花の都でオロチに仕える者達でさえ、家族を亡くしたり身近にSMILEの犠牲者がいたりすることが分かります。
そしてそういうオロチの非道さを、狐の面で怒りや涙を隠しながら、誰よりも近くで見続けてきた小紫こと光月日和。
実に強い女性ですよね。
さすがはおでん様の娘です。
そして、同じくオロチの側近として耐えてきたこの人も。
燃え盛るオロチが最期の悪あがきで日和を道連れにしようとしたその時。
ついに傳ジローが登場しました。
べべんっ‼︎
「修羅場でござる」のセリフが、小紫を斬った(フリをした)時の対比になっていることは、原作の感想で語ったので繰り返しませんが、めちゃくちゃカッコいいわー。
ついに傳ジローがオロチの8つ目の最後の首を切り落とした時、花の都の人々が願いを書いて飛ばしたあまたの空船の文字がオーバーラップしてくる演出も粋です。
オロチがいなくなりますように
こういうの好きだわ〜。
ルフィvsカイドウ最終ラウンド
そうした人々の20年を背負って、ついに最後の勝負に臨むルフィとカイドウ。
鬼ヶ島中の人々が、深過ぎる闇に光を、長過ぎた夜に夜明けを、ルフィがきっともたらしてくれると信じて祈っています。
ルフィの“猿神銃”に対し、全身を炎に包んだ“火龍大炬(かえんだいこ)”で迎え撃つカイドウ。
いよいよ来週は決着がつきそうですね。