ベガパンク(サテライト)の中には裏切り者はいないだろうという予想が外れて、月曜から大いに意気消沈している春のゾリラバです、こんにちは。
ヤマトが仲間にならなかった時以来のショックですわ。
早速、感想いってみましょう。
もう今日は一気に最後までいっちゃえ。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
ステューシーと戦桃丸
戦桃丸が、ステューシーの正体をどこまで知っていたのかは分かりませんが、賢く機転が効くこの2人が、電伝虫を通じて情報共有できていることは、ホッとしますね。
黄猿が大戦力を率いて接近中だということを知り、エッグヘッドからの研究員達の脱出が加速しそうです。
ただね。
オハラの時に、一般市民が乗った船さえも結局サカズキに撃沈されたことを考えると、不安が募ります。
ステューシーが「理由1」で述べたように世界政府がDr.ベガパンクの研究を危険視しているなら、エッグヘッドの研究者を根絶やしにしようとしてもおかしくありません。
オハラ事件当時、バスターコールの指揮をとっていたCP9のスパンダイン長官は、「誰が何を知っちまったか頭の中は分からねェ」と言ってましたし。
そもそもバスターコールという人を人とも思わない攻撃手法は、元来そういう目的で生まれたのでしょうしね。
みんな早く逃げて〜‼︎
フランキーの「半分だけ石化」
一方、S-スネークの“メロメロの実”の能力で、ウソップと“悪(リリス)”が石化されてしまったC棟サイド。
フランキーだけはなぜか、体半分で石化が止まっています。
「右は油断したが」と言ってましたが、メロメロしかけても即座に踏みとどまれば(デレるのをやめれば?)途中で止まるもんなんですね。
最初は、フランキーがサイボーグと変態のハイブリッドだからかと思いましたが、それだと左右ではなく、サイボーグの前面と生身の背中で明暗が分かれるよね。
ルフィがメロメロの能力に耐性があることからしても、やはりポイントは心の持ちようということなんでしょう。
ロビンの判断力と戦術カン
あちこちで騒ぎが起きているのを察知しつつも、的確な判断でベガパンク(本体)の捜索を最優先するロビンが素敵です。
バロックワークス副社長時代を彷彿とさせるこういうロビンの有能っぷり、大好物なんですよねー。
ブラック発言を垂れ流す天然なロビンちゃんも、大輪の花のように明るく笑うロビンちゃんも好きなんですが。
強くて頭が良くて判断が早くて指揮も取れるロビンちゃんは、子供の頃に憧れた世界を股にかける女性エージェントそのもの。
くあー。
しかも“暴(アトラス)”がタイミング良く地下の研究室の存在を思い出しました。
そのおかげで最初にベガパンクの元に到達できるのは、ロビンチームになりそうですね。
チョッパーがいるので、もしかしたら正(シャカ)を助けられるかも⁉︎
ルナーリア族の弱点
ゾロがキングとの戦いで得たルナーリア族攻略のヒントは、「背中の火が燃えている間は一切の攻撃が通らない」ことでした。
その情報が共有されたことで、ルフィ達の対S-ベア&S-ホーク戦にも勝機が生まれるかと思いきや。
セラフィムにルナーリア族の特性を付与する際に、その弱点を克服もしくは緩和したのでしょうか。
なかなか背中の火が消えないようです。
しかもいつのまにかS-ホークの方が姿を消していました。
ルッチの分析では、まず弱い仲間を消しに行ったのだろうと。
そういえばセラフィムにもある程度の判断力、自主裁量の力が与えられているとのことでしたね。
仲間が狙われると聞いて即座に動くゾロ。
かっけー‼︎
さすがゾリラバのゾロ‼︎
と思ったけど、そういえばコイツ、単独で誰かを追うなんてことできないんでした。
研究所内で迷子になることは火を見るより明らか。
とっさにカクに同行を頼んだルフィはさすが船長ですね。
でもよりによって“おいウソップ”て(笑)
確かにウォーターセブン編でルフィもゾロもカクをウソップと見間違えてましたけど。
ウソップと呼ばれてちゃんと反応するカクもカクです。
ツッコミ、遅いし、遠いしwww
エッグヘッド編ではギャグ要員化が著しいカク。
これはウソップとの鼻対決ならぬギャグの競演が見られそうで楽しみです♫
欲(ヨーク)の野望
サテライト達の中でも、最も何も考えてなさそうな“欲(ヨーク)”が‼︎
なんと一連の犯行の首謀者っぽい‼︎
でも未だ謎は深まるばかり。
「サテライト全員が1日1回PUNK RECORDSを通じて得た知識や体験を同期している」というのが、犯人探しに躍起になる読者をミスリードするための情報だったことは分かりましたが。
ヨークがどうやってそれをかいくぐり、他のサテライトやベガパンク本体に知られず、3か月前から一連の裏切り行為ができたのか、よく分かりません。
ヨークの仕事である毎日のKDN(クーダスネール)が他のサテライトに同期されている描写があった以上、ヨークがPUNK RECORDSに細工して同期を切断していたというわけでもなさそう。
ヨークが暴走できた理由はまだ分かりませんが、一番犯人でなさそうな奴が犯人、という展開は、フーダニット(犯人当て)小説の王道ですね。
無邪気な犯人像は、エラリー・クイーンの古典的本格推理小説“Yの悲劇”を連想させますし。
ヨークがS-スネークに石化されて、一度は犯人候補から除外されたのも、推理小説ではよく使われる手法です。
次にヨークの犯行動機を探ってみましょう。
ヨークが天竜人になりたいと言ったことに、ベガパンク本体は驚愕していましたが。
元々、ベガパンクの人格を6人に分けたのがサテライトなら、欲を司るヨークに芽生えた欲望は、ベガパンク本人の深層心理から派生したものと考えられます。
例えば“悪(リリス)”が研究費を獲得するために海賊を襲って財宝を奪うのも、ベガパンク本体が必要悪だと思っても自制心が働いてできないことを、悪事担当のリリスが体現しているように見えます。
ヨークも実は、生存のための食欲や睡眠欲のような生理的欲求だけでなく、ベガパンク自身が自覚すらしてなかった、あるいは意識的に抑え込んでいた承認欲求や名誉欲、権力欲を体現していたということなのかも。
それが今週のヨークのセリフ
うふふ♡「正(シャカ)」ならそう言うね‼︎
に表れているのでしょう。
それとエッグヘッド編の序盤でメカシャークが暴走した時に、リリスが「生物の欲は制御できない」と言っていたのも、さりげなく仕込まれた犯人を暗示する伏線だったのか‼︎
くあー。
いやー、もうこのドキドキワクワク展開!
ヨークの無邪気な笑顔の怖さとともに、続き気になって仕方ありませんわー。
同期の落とし穴があったりするかも知れませんよね。
トイレへこっそり行ったときに行動を?
もしくは眠ってるのに何かしらの行動をとる障害(夢遊病)?
或いはストレージを作っておく。
あとステラはともかく、CP達も犯人(彼女)を見たことないっぽいですよね?
印象に残ると思うんですがね、彼女。
身長があり、不二家のペコちゃんみたいですからね…。
確かにヨークを見た時のCP達の反応は気になりますね。おっしゃる通りヨークが直接彼らを捕らえたなら、彼女の印象的な見た目を忘れるとは思えないので、「……⁉︎」というリアクションにならなそうだなー。
さすがゾリラバのゾロ‼︎
心の声がダダ漏れですよ!
コナンの作者の青山先生と対談して推理脳に火が付いたのかも!
あ、野心ダダ漏れてましたか。なるほど尾田っちの推理脳に火が付いた…あり得る‼︎
そもそもパフュームフェムルって全身石化しますっけ?
今までの描写的に蹴られた付近が石化みたいな感じだった気がする
サルベージポストさん、コメントありがとうございます♪確かにそうですね‼︎パフューム・フェムルは部分的な石化です。先週の1077話を確認したら、ウソップとリリスはメロメロメロウを喰らったけどフランキーはその前にパフューム・フェムルでやられてましたね。ご指摘ありがとうございます。フランキーが「右は油断したが」というのはそもそも蹴りを喰らってしまったことを言っていたわけかー。