“ONE PIECE FILM RED”の上映中に興奮した観客が暴れ出したというフランスの映画館のニュースを読んで、お国柄の違いを改めて感じたゾリラバです、こんばんは。
ゾリラバも劇場で立ち上がって「うぉーっ‼︎」と叫びたくなるのを何度もグッと我慢しましたから、感情が盛り上がるのは分かるんですけどねー。
DVDが出たら家で思う存分、叫ぶぞー。
さて、今日のアニメワンピースは、ほぼ原作の第1012話に当たりますね。
テンポ良く場面が移り変わる一方で、随所にグッジョブなアニメオリジナルシーンやセリフもあって、楽しめました。
早速感想いってみましょう。
イゾウと菊のビジュアル系兄弟
執拗にモモの助を狙うカン十郎を倒すべく、城内を急ぐ赤鞘の侍達。
左腕を失った弟の菊之丞を気遣い、「腕は辛くないか?」と尋ねるイゾウに、「命燃え尽きるまでのかゆみ」だと答える菊。
「痛い」「辛い」「寒い」といった弱音を吐かないのがワノ国の侍です。
そういえばパンクハザードで初めて麦わらの一味が錦えもんと出会った時も、ナミにボコボコにされようがサメに下半身をかじられようが、錦えもんは「かゆい」と言ってましたね。
更に「お兄様がいなくなった日も心がかゆかった」という菊。
城をこっそり抜け出し、白ひげの船に飛び乗ろうとしたおでんを止めるべく、イゾウがとっさに飛びついて、そのままワノ国を出た30年前のことですね。
菊はまだ12歳でしたから、突然唯一の肉親の兄が消えて心細かったでしょう。
その時の回想がアニメオリジナルで観られたのは嬉しいですわ。
「おでん様、あなたこそそういうことすると思ってましたよ!」とイゾウがおでんに飛びつく大爆笑シーン込みで。
まさかそれから30年も弟に会えなくなるとはイゾウも思っていなかったでしょうが、こうやって並んで会話しながら走っているのを観ると、華と品がある美しい兄弟だなぁと思います。
舞踊の家元だったという親も上品な人だったんでしょうね、きっと。
ペドロの死を知ったネコマムシ
ゾウでルフィ達のホールケーキ・アイランド行きを見送り、その後、マルコを探しに行き、鬼ヶ島で討ち入り当日にようやく合流したネコマムシの旦那は、ペドロの死を知りませんでした。
シシリアンとバリエテから、ペドロの犠牲のおかげでルフィ達がワノ国にたどり着けたと聞いて、「ペドロ…そらァ大儀じゃったにゃあ‼︎」という短くつぶやき、にやりと笑う旦那が良き。
ペドロの生き様と覚悟を誰よりも知っていたのが、ネコマムシの旦那でしょうから。
長年待ち続けた「出番」に見事役目を果たしたペドロをねぎらう気持ちが、この短い言葉に込められていますよね。
そして右腕だったペドロの仇が鬼ヶ島に来ていると聞き、雄叫びと共に空を飛んだネコマムシの旦那。
気がはやった時は猫も空を飛ぶのか⁉︎
戦いたいうずうず
ルフィにモモの助を託されて、ずっと護衛として逃げ隠れしていたヤマトですが。
本当は戦いたくて仕方ないようです。
モモの助の身代わり人形まで作って、自分が囮になる!と宣言していますが、8歳のモモの助にさえ「戦いたいうずうずが全然かくれてないでござる」と見抜かれてますね(笑)
赤鞘の侍達がバラけたように、ただでさえ反カイドウ軍はどこも戦力不足ですから、めちゃくちゃ強くてほぼ無傷なヤマトが戦わないのは確かにもったいない。
ここは錦えもんと選手交代が妥当でしょう。
屋上での戦いがついにルフィとカイドウの1対1(サシ)になったと聞いて、どうやらヤマトも屋上に向かうようですね。
ゾロを担ぐサンジ
包帯で十字架のようにぐるぐる巻きにされたゾロをかつぐサンジが笑えます。
どうしてゾロとサンジがこういう状況になっているかという説明は、今週飛ばされましたね。
ここはひとつ、来週、じっくりエモいアニオリ付きでやってもらっても良くってよ(何様?)。
担がれながらサンジを煽るゾロのセリフも笑えました。
3億3000万が3億2000万を担いでいる、というモブの興奮も(笑)。
いや、あんた達にはどっちみち倒せないから。
うるティに切れたナミ
先週のビッグ・マムの「マザーモード」に続いて、今週はナミがシスターモード?に入りました。
ビッグ・マムに最愛の弟ページワンを倒されて怒りのバロメータが振り切れたうるティは、狛ちよをかばおうとしたお玉の顔を鋭い爪で切り裂きます。
これは子供に(だけ)優しいナミさんの逆鱗に触れたようです。
それまでひたすらウソップと逃げに徹していたナミさんでしたが、うるティとの対決スイッチが入りましたね。
実力的にはなかなか厳しい相手ですが、ナミさんの怒りモードによるバフと、何よりお玉ちゃんを友達だと認識しているビッグ・マムの存在が大きそう。
ナミさん、やったれー‼︎