ワンピース第980話“戦う音楽”感想・考察(その1) アプーの能力と百獣海賊団の弱点

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ワンピース第980話“戦う音楽”感想・考察(その1) アプーの能力と百獣海賊団の弱点

投稿日:2020年5月25日 更新日:

今週のワンピースの扉絵を見て、なるほどそう来たか!とコーフンしきりのゾリラバです、こんばんは。

シフォンと間違えたとはいえ、海軍から命がけで救出してくれたゴッティに、ローラったらいつもの調子で求婚しちゃってますね!

これはひょっとしてひょっとしてしまうかも?

気が早いですが、もしローラとゴッティが結婚することになったら、ローリング海賊団にゴッティが移籍するのか、ローリング海賊団がベッジの傘下に入るのか、気になるところです。

扉絵連載は単なる後日談ではなく、いずれまた本編に絡んで来る可能性が高いですからねー。

 

さて、扉絵の考察はとりあえずおいといて、2週間ぶりの本編、早速見てみましょう。

以下、本日発売の週刊少年ジャンプ掲載の最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意下さい。

 

まっすぐ来てみりゃあ

大方の予想どおり、鬼ヶ島のカイドウのアジトに正面から突っ込んでいったルフィ。

そしてルフィを追ってまっすぐ行ったつもりがなぜか二階から登場するゾロ。

毎度おなじみ安心安定の行動パターンですが、今回は同じく正面から突入したキッド海賊団の絶妙なツッコミが光りますね。

 

何でお前は大人しく潜入できねェんだ!!!

と二階をぶった斬って現れたゾロに

 

あいつ自分の言ってる事わかってんのか!!?

 

という至極まっとうかつ爆笑もののツッコミです。

 

また、おしるこをぶちまけたと聞いてルフィと同様ムカッとするゾロに

謎の地雷!!!

とこれまた秀逸なツッコミ。

事情を知らないキッドにはまさに謎の地雷でしょうが、ルフィだけでなくゾロにとっても、あのお玉ちゃんのおしるこを食べる様子は印象的だったんですね!

 

消したい飛び六胞

いち早く騒ぎの元凶がルフィとゾロだと認識したアプーに、捕らえた奴に何をくれるかと尋ねられて、大看板のクイーンから不穏当な発言が飛び出しました。

今ちょうど消してェ奴がいるんだよ。おれが「飛び六胞」を一人消し!!そのイス一つ空けてやる!!

 

なんですと!!?

いやー、カイドウの百獣海賊団は幹部同士が仲悪いですね、ホント。

キングとクイーンは同じ大看板のジャックをディスりまくってたし、飛び六胞のフーズ・フーズやササキは、大看板を倒して成り上がる下克上の意思を隠そうともしないし。

 

血の繋がった兄弟姉妹が幹部のビッグ・マム海賊団や、実の家族のような固い絆で結ばれている赤髪海賊団や白ひげ海賊団とは全然違いますね。

だから“1対1(サシ)でやるならカイドウ”と言われてしまうのかな。

以前も書きましたが、カイドウ個人としては最強だけど、海賊団としての集団の力は、結束が弱い分、他の四皇と比べて必ずしも最強ではないのかも。

 

それにしても、クイーンが消したい飛び六胞って誰でしょうね。

フーズ・フーが第978話で“クイーンがポックリ死んだらよ”とこちらも穏やかならぬことを言っていました。

クイーンにしてみれば、下克上の動きを察知して、やられる前にやる、ということでしょうか。

 

もう一つの可能性としては、何らかの理由でドレークの正体がバレた可能性があるかな。

何年も前から海賊に堕ちたフリをしてまで百獣海賊団に潜入している理由はまだわかりませんが、ドレークが今回の対カイドウ戦でどう動くのか、楽しみですね。

 

アプーの謎の能力

2年前にシャボンディ諸島で大将黄猿にちょっかいを出し、その能力の一端を披露したアプーですが、あいかわらずどういう能力なのかよくわかりません。

初見の不意討ちだったとはいえ、経験豊かな自然系(ロギア)の海軍大将を一度は吹き飛ばしたりしたくらいなので、相当厄介そうです。

 

その攻撃が今週、ルフィとゾロに向けられました。

2年前は、アプーの鳴らす音楽にステイチューン、すなわち耳を傾けてしまうと攻撃もロックオンしてしまうのかな?という印象を受けたのですが、今回、少なくとも最初にルフィを襲った“殴(ボン)”については、ルフィはまったく耳を傾けたりしていません。

しかも、ゾロをして“攻撃の軌道がさっぱり見えねェ”と言わしめるような斬撃まで繰り出せるとは。

音を物理攻撃に変えられる超人系(パラミシア)の能力者、ということしかわからないですが、こういうトリッキーな奴はルフィがわりと苦手なタイプですよね。

とりあえずカイドウ戦に戦力を温存するためにはアプーを避ける、というゾロの判断は正解だと思うわー。

 

キッドの音楽

そしてしつこくルフィ達を狙うアプーの前に立ちはだかったのは、アプーにひとかたならぬ因縁のあるキッド。

今週のサブタイトルの“戦う音楽”は、アプーだけではなくてキッドのことも指してるのかも。

“全ての元凶”である裏切り者のアプーを見て、キッドも「こっそり潜入作戦」を止めたようです。

 

裏切り者に食らわした制裁の一撃の技名は“磁気弦(パンクギブソン)”。

ギブソンといえば言わずと知れたギターの老舗です。

音楽には音楽で。

あえて“弦”を“ギブソン”と呼ぶところが、キッドの“戦う音楽”という感じでカッコいいですなー♪

キラーに制止されても手が出てしまうキッドのこういう熱いところ、嫌いではないなー。


Portrait.Of.Pirates ワンピースシリーズ NEO-MAXIMUM ユースタス・キャプテン・キッド

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