数日ぶりに仕事に行くと「もしかして私、仕事好きかも」という幸せな幻想を見ることができる働きアリ、ゾリラバです、こんばんは。
月曜にワンピース最新話を読むと、人の世の多少の困難は乗り越えられそうな気がするから不思議です。
今週も、ルフィとモモの助とヤマトが熱かった‼︎
早速、感想いってみましょう。
以下、本日発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。
モモはモモ
しのぶさんのジュクジュクの実の能力で、身体だけ28歳にしてもらったモモの助。
威風堂々とした巨大な龍になり、なんだか態度まで立派になって驚きましたが、やっぱりモモの助はモモの助。
中身は8歳の高所恐怖症のビビリのままでした。
首をもたげただけで…何メートルの高さだと思う⁉︎
とガタガタブルブルしている姿に思わず笑うと同時に、ちょっと安心しました。
やっぱりね、いくら英雄光月おでんの息子といっても8歳の子供ですから。
反カイドウ軍の大将として、偉大な父の名に恥じぬよう、自らを奮い立たせてここまで来ましたが、その臆病者なりの勇気と健気さがモモの助の魅力ですから。
物心ついた頃から恐怖心をどこかに置き忘れてきたようなルフィには、なかなか理解してもらえないみたいですが(笑)
我々凡人にはわかるよ、モモ!
怖いだろうけど頑張れ!
ヤマトは健闘中
ルフィが戻るまでの時間稼ぎと言っていたヤマトですが、最強生物と言われる父カイドウを相手に善戦しています。
互いに繰り出した“雷鳴八卦”では、自らを“鏡山”(氷で全身を覆う防御でしょうか)で守ると共に、カイドウの額から血を流させる打撃を加えています。
更に、金棒を縦に回転させて振り下ろす“氷諸斬り”でも、カイドウを地につかせています。
いやー、ヤマト、強い!
そのヤマトに対して、カイドウは心理戦を仕掛けてきました。
親としての愛情が感じられるような説教ではなく、ヤマトの心の傷をえぐるような、まさに敵に対する心理戦です。
ヤマトの孤独な半生
今回のカイドウの言葉とヤマトの回想から判明したのは、ヤマトが想像していた以上に壮絶な20年間を送ってきたこと。
単に親の言うことを聞かないとか、反抗が過ぎてたまに折檻される、といった“手のかかる子供”のような少年期、青年期を過ごしていた訳ではなく、文字通り、「島中を逃げ回り屋根裏を這い回り」「ずっと一人で生きてきた」わけですね。
飛び六胞達が「ヤマトぼっちゃん」と呼んでいたし、ヤマトの素直で天然な性格から、何やかんや言ってもカイドウの子供として周りからは大事にされて育ったのかと思っていたら。
とんでもなかった!
むしろこっそりヤマトに食料や毛布を運んだ部下が、カイドウに処刑されていました。
親の所業ではありません。
しかもそのことに心を痛めたであろうヤマトに対し、
お前に良くした奴らはみんな死んだ‼︎
と傷口に塩をなすりつけるような発言!
ヴィンスモーク•ジャッジに勝るとも劣らない毒親ですなー。
ビッグ•マムが良い人に思えるくらいです(マザーモード発動中に限る)。
人間と仲良くできない鬼の子
カイドウがヤマトを痛めつけながら浴びせかけた言葉の中で、気になったのは以下のセリフです。
人は力で支配しろ‼︎
お前は鬼の子だ!!!
人間と仲良くはなれねェ!!!
カイドウは、ウオウオの実幻獣種モデル“青龍”の能力者だということは既に判明していますが。
そもそも人間じゃない!?
やっぱり鬼なの?
それともただの比喩?
人間と仲良くはなれない、とはっきり言っているので、やはり普通の人間とは違う「鬼族」とかなんでしょうか。
飛び六胞や百獣海賊団の角は、おしゃれとしてのアクセサリーだと尾田っちがSBSで解説していましたが、カイドウやヤマトの角は、悪魔の実の力で人獣型や獣型にならない状態でも元々生えているように見えます。
カイドウの悪魔の実を予想していた3年くらい前に、「鬼になる実を食べた龍」か「龍になる実を食べた鬼」のどちらかではないかと考えていたのに、悪魔の実が判明した途端、すっかり鬼についての考察が抜け落ちていました。
やっぱり元々、普通の人間とは違う鬼なのかも。
これはヤマトが仲間入りしたら(←ゾリラバ的確定事項)、二つ名は“鬼の子”ですかねぇ♪
“悪魔の子”のロビンとちょっとかぶるけど、“悪魔の子”と“鬼の子”がいる海賊団って、めっちゃカッコよくありません?
モモの助の暴走はお披露目会
なけなしの勇気をふり絞ったであろうモモの助が、ルフィを乗せていよいよ鬼ヶ島へ向けて飛び上がりました。
ただし、怖いから目をつむったまま。
ルフィに「お前ちゃんと目開けてるか⁉︎」と問われ、
バカ者‼︎開けたら飛べるか
と逆ギレするモモの助がかわいい(笑)
屋上にいるカイドウのところではなく、ドクロドームに突っ込み、ライブフロアを席巻し、城内2階から3階を迷走しています。
これはアレですよね。
モモの助が巨大な龍になった勇姿を敵味方にお披露目したと。
きっと後々、このお披露目が意味を持ってくるのでしょう。
ひととおり鬼ヶ島を暴走した後、ルフィを乗せたモモの助、ようやくヤマトの待つ屋上に到達です。
高いところが怖くて目を開けられず飛んでいたのに、カイドウと聞いたとたんに目をカッと見開いて突っ込んでいくモモの助が良き。
単に空中にいるのが嫌だったのかもしれないけど。
どうやっても死なねェよ!!!
ルフィとヤマトの初めてのコンビ技が、カイドウに向けて炸裂しました。
ありがとうございます!(お礼言っちゃったよ)
ルフィの“ゴムゴムのJET大蛇砲”もヤマトの“神足白蛇駆(しんそくはくじゃく)”も、覇王色の覇気を表す黒い雷をまとっていますね。
しかも技名が「蛇」つながりなのもいい!
いやー、カッコいいですねー‼︎
独力カイドウを止めていた本気のヤマトを見て、ルフィが笑顔でありがとう‼︎というコマも好き!
早く仲間に勧誘してー!
ルフィとヤマト二人の強烈なコンビ技にたまりかねて龍の姿になったカイドウに、「どうやって助かった⁉︎」と問いかけられ、
どうやっても死なねェよ!!!
おれは海賊王になる男だ!!!
と答えるルフィの頼れる感と言ったら!
これこそ全館放送に値する宣言だよね。
そしてそれに続いてモモの助も、
光月モモの助!!!
「ワノ国」の将軍になる男でござる!!!
という堂々たる名乗り。
いやーもう、最高のヒキでしたね。
最高の見せ場を前に次号休載は辛いですが、ここんとこ毎週最新話が読めて幸せだったし、100巻パーリー関連で多忙を極めたであろう尾田っちの身体も心配なので、少しでもゆっくり休んで下さい!
遂に、モモの助が鬼ヶ島に到着!
それまでのやりとりが、非常に興味深かったですww
まず、空を飛んだのは良かったもののやはりまだ心はお子様の為か高所恐怖症で目を閉じたまま飛行。その為に、すぐに屋上には辿り着けずライブフロアから突っ込み、上へ上へと穴をあけながらようやく到着となったのでした
ただ、そうすることでルフィの安否に加え皆にもモモの助がしのぶにより急成長した為、カイドウと同じくらいの大きさの竜になった姿を披露できたのは良かったのでしょう?
ただ、それがモモの助だとは気づいているのか?サンジ達は、一度彼のピンクの龍の姿を見ているはずなので薄々気づいているのかも?マルコも小さなコマをよく見ると笑顔。
ルフィも、彼の名前を何度か言っているので、もし聞こえていればそうかもしれませんが。”モモの助様ならば、何故あの大きな竜に?”と疑問に思うかもしれませんが。
ヤマトも何とか持ち堪えてくれてよかった!
モモの助の、成人した人間の姿も楽しみです
次回は、休載ですがてんこ盛りな内容だったので良しとしましょう。