金曜日の夜はいつも、じっくり腰を据えてワンピースの謎に関する骨太な考察をしようと壮大な計画を立てては、時間が足りなくなってアワアワするゾリラバです、こんばんは。
今週はワンピが休載でしたが、来週は果たして、謎が謎を呼んでいる世界会議(レヴェリー)の続きが読めるのか、あるいは久々にルフィ達の消息が描かれるのか、はたまたもっと久々に、一足早くワノ国入りしているはずのゾロ達別動隊が登場するのか。
どちらに転んでも面白そうで、ワクワクが留まるところを知らない昨今のワンピースです。
ローの潜水艇でゾウから直接ワノ国に向かったゾロ達は、無事にワノ国潜入を果たせたのでしょうか。
尾田っちが昔から描くのを楽しみにしていたというワノ国。
作者の趣味全開になりそうだと語っていたワノ国。
まもなく始まるであろうワノ国編の予習を兼ねて、これまで明らかになっているワノ国とその住人をめぐる謎について、整理してみたいと思います。
光月おでんの謎
ワノ国は「九里」の大大名であり、モモの助の父であり、若い頃は白ひげや海賊王ロジャーの船に乗っていたという光月おでん。
四皇カイドウと手を組んだワノ国の将軍によって処刑されたことが臣下である錦えもんの口から明かされたのは、ゾウ篇の第818話でした。
ワノ国の「九里」のモデルは、千葉の九十九里でしょうか(いや、考察すべきもっと重要なポイントはそこではなく)。
ワノ国や九里の規模はまだわからないものの、大大名というくらいだから、おでん様がワノ国で相当力のあるお殿様だったことは間違いなさそうです。
錦えもんやモモの助がおでんの処刑を思い出すシーンで、「煮えてなんぼのォ!!おでんに候!!!」というおでんのものと思しきセリフがあることから、処刑は石川五右衛門のような「かまゆでの刑」だったのでしょうか(いや、だから考察すべきもっと重要な・・・以下同文)。
光月家がポーネグリフを作った一族であることが明かされる以前は、ポーネグリフを読めるのはもはや、オハラのたった一人の生き残りであるロビンしかいないと思われていましたが、実は光月家にも古代文字の読み書きが伝えられており、おでん様も読めたそうです。
この古代文字を読み書きできるおでんの能力が、もしかしたらゴール・D・ロジャーがラフテルに到達できる鍵だったのかもしれませんね。
だからロジャーは、白ひげの船に乗っていたおでんをスカウトしたのでしょうか。
しかしその光月家の秘伝の力は、息子モモの助に伝承される前におでんの処刑によって途絶えてしまいました。
おでんの処刑は、ルフィと騒ぐモモの助を見て「まだ数か月しか経っちょらんハズぜよ」と言っていたネコマムシのセリフ(第817話)から、およそ数か月前の出来事と思われます。
カイドウとワノ国
最も不思議なのは、なぜおでんはそもそも処刑されたのかということです。カイドウは、ロジャーと一緒にラフテルに行っておでんが知り得た「世界の秘密」を知りたがっていたわけだし、ポーネグリフを読める能力はカイドウが持っているというロードポーネグリフを解読するためにも必須なハズです。
おでんを処刑した後に、おでんから世界の秘密を聞いているのではないかと錦えもんやモモの助達を追い回すという行動は、どうも矛盾しているような気がします。
カイドウはいったいワノ国で何をしたいのでしょう。
カイドウは、死にたがっているということと、人造悪魔の実で動物系の部下を大量生産していることのほかには、何をしたいのかあまりよくわかっていません。
死にたいのに死ねないから世界を破壊しようとしているような描写もありましたが、自分でラフテルを目指して海賊王になる気はないのでしょうか。
ワノ国の超新星たちのその後
はからずも2年前にシャボンディに集った億越えルーキーたちが、ワノ国に大集合しそうな予感です。
ローとゾロは既にワノ国入りしてそうですし、真意は不明ながらカイドウの部下になっていると思しきドレークとアプー、それからカイドウに捕らえられている描写があったキッド(キラー達は逃れたのでしょうか)もワノ国にいそうです。
そこに常に台風の目であるルフィが到着したら、いったいどんな化学反応が起きるのか楽しみですね。
さすがにビッグ・マムから逃げおおせたばかりのギャング・ベッジと、マリージョアに潜入しているジュエリー・ボニーは来ないでしょうが、バロン・ターミナルで傷を癒していたウルージさんは、カイドウとの絡みがあっただけに登場する可能性もあるんですか?(また、聞いちゃったよ)
それにしても、早くワノ国でのゾロの活躍が見たいものです。
ホールケーキアイランド篇も面白かったのですが、ゾリラバ、そろそろゾロ禁断症状、出かかっています。