台風のおかげでいくつかの予定がキャンセルになり、久しぶりに引きこもって家でゴロゴロする週末を堪能したゾリラバです、こんばんは。
こんな日は、だいぶ前に入手して読んだものの、感想を書くのをすっかり忘れていた忙しくて感想を書く機会がなかった“ONE PIECE DOORS!②”の紹介をしたいと思います♪
連載6年分&コミックス29巻分
今回のワンピースドアーズ第2巻は、コミックス33巻第306話“ドーナツレース!!”から、61巻第597話“3D2Y”までの扉絵とその解説が収録されています。
本編で言うと、ロングリングロングアイランドでフォクシー海賊団とデービーバックファイトをやっていたあたりから、ウォーターセブン、エニエスロビー、スリラーバーク、シャボンディ諸島を経て、ルフィとエースの子供時代の話が終わるまで。
いいね、いいね、実に6年分を一気読みできるというスンポーだね。
扉絵のルール
“ONE PIECE DOORS!①”でも紹介された、連載初期からお馴染みのアニマル劇場シリーズと、短期集中表紙連載に加えて、ゾリラバが大好きな“あの人は今”シリーズもこの第2巻には登場します。
アニマル劇場で、表情豊かな動物達とともに麦わらの一味の誰かが順番に登場し、一巡すると、過去の敵キャラの短期集中表紙連載が始まる、という繰り返しが扉絵のパターンでしたが、エネルの短期集中表紙連載が始まる前に初めて、三回にわたってスカイピアのコニスやワイパー、ガンフォールなど、麦わらの一味ゆかりの人々のその後の様子が描かれました。
これが「あの人は今」シリーズのはしりですね。
今回、扉絵を一気読みすることで、今までは気付かなかったこうした流れや変化、ルールがよく分かりました。
もうひとつの「アハ体験」は、扉絵で使われているクエスチョンマーク❓やエクスクラメーションマーク❗にも扉絵ルールがあり、シチュエーションにあった工夫が凝らされているのがわかったことです。
クエスチョンマークがタコの吸盤模様になっていたり、ビックリマークが温泉の記号になっていたり(笑)
改めて尾田っちの遊び心に感銘を受けました!
短期集中表紙連載に麦わらの一味登場
そして、本編でバーソロミューくまによって麦わらの一味がバラバラになった時に、新しい扉絵のパターンが生まれました。
それまでの短期集中扉絵連載は、バギーに始まって、はっちゃんやバロックワークス、ゲダツ様、エネルなど、敵キャラがメインだったのですが、なんと2年間、世界各地で修行をするルフィ以外の一味が2回ずつ登場します。
これは嬉しかったですね。
長い間会っていなかった親友の消息を知った気分でした。
各人の特徴が凝縮されたそれぞれのタイトルがまた良い!
「ロビンの“ひどいことするわ”」とか「フランキーの“今週のおれダメだ”」とか「ゾロの“あいつらどこだ世話がやける”」とか。
特に秀逸なのは「ブルックの“一宿一パンッの恩返し”」ですね。
最高です。
最初に見た時は、久しぶりの登場に狂喜し、タイトルに爆笑したのですが、同時にバラバラになって苦労している様子にしんみりしたりもしました。
今回改めて扉絵で短期集中表紙連載を眺めてみて、麦わらの一味にとっての3D2Yは、短いようで長かったろうなーと感じました。
さまざまなストーリーの解説やルールの分析を加えたページが、この本を単なる扉絵集ではなく、なかなか読み応えのある本にしてくれています。
ONE PIECE DOORS! 2 (ジャンプコミックス)