アニメワンピース♯975 “燃える城!光月の一族の運命” 感想 イヌネコの仲違いとトキの最期

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アニメワンピース♯975 “燃える城!光月の一族の運命” 感想 イヌネコの仲違いとトキの最期

投稿日:2021年5月25日 更新日:

ONE PIECEのコミックス99巻が6月4日に発売されると聞いて、今週のジャンプ最新話休載による心のスキマが少し埋まった火曜日のゾリラバです、こんばんは。

99巻の表紙のビジュアルも公開されましたね。

戦闘モードのロビンが麗しい!

芸者おロビも素敵だけど、やっぱりゾリラバはセクシーな衣装で戦うニコ・ロビンが好きですな(おっさんか)。

でもなぜこのメンツ?と思ったら、どうやら99巻、100巻、101巻の表紙を並べるとひとつなぎの絵になる模様!

いよいよコミックスも100巻に王手です♪

 

アニメワンピースも、稀代の英雄おでんの冒険の回想が今週で終わり、いよいよ次回から現在のワノ国に戻りますね。

快男児おでんの生涯は最高に面白かったですが、ルフィ達麦わらの一味の久々の登場を待ち望んでいるファンも多いでしょう。

それでは20年前のワノ国回想編最後のアニワンの感想、いってみましょー!

 

イヌネコの喧嘩

イヌアラシとネコマムシのその後20年に及ぶ仲違いの原因が、詳細に描写された今週のアニメワンピース。

大好きなおでん様を喪った絶望と悲しみの中で、「ゆガラが裏切り者のスパイではないんか!」「おでん様が死んだのはゆガラのせいだ!」というお互い言ってはいけないことを口走ってしまったわけですね。

本心からそう思っていたわけではないのでしょうが、まさに売り言葉に買い言葉。

その後、顔を合わせたら殺し合いをしかねない関係になるのも無理はない、と思わせるやりとりでしたね。

アニメオリジナルのセリフも、性格の違う二人ながら、それぞれにおでん様を思う気持ちがよく表れていました。

 

城に急ぐ錦えもん達

言い争いをしていたためにナンバーズと思しき追っ手に捕まったイヌネコの救出を断念し、更なる追っ手を食い止めようとしんがりを買って出た傳ジローとアシュラ童子を残して、モモの助らのいるおでん城目指して走る錦えもん、カン十郎、雷ゾウ、河松、お菊の5人。

仲間の命を諦め、涙ながらに主君の遺言と忘れ形見を守るために走る赤鞘の侍達が涙を誘います。

今週のアニワンも、原作の隙間を埋めるような違和感ないオリジナルが多くて素晴らしかったです。

原作を読んだ時に、しのぶさん、一緒に逃げてたはずなのにいつの間に武器調達したの、と思いましたが、いったん追っ手をまいた描写が入ったことで、自然な展開になってますね。

 

カイドウの失望

おでん城で、殺そうと思えば簡単に殺せたモモの助にとどめをささなかったのは、カイドウがモモの助のあまりの幼さ、未熟さに失望して、自ら手を下すまでもないと思ったからでしょう。

アニメでもそういう解釈がなされているように思います。

 

英雄に相応しいおでん様のあっぱれな最期にある種の感銘を受けたようなカイドウの表情が、今週の処刑後のシーンに差し込まれていました。

カイドウがその後、自らわざわざおでん城まで出向いてきたのは、豪傑おでんの跡取りを見てみたいと思ったからでしょう。

そしてただ教えられたことを繰り返すだけの幼いモモの助に失望したと。

 

確かに、0才で乳母を投げ飛ばし4才で熊を撃破したおでん様と比較すれば、モモの助は心身ともに未熟で弱虫かもしれません。

でも人間離れしたおでん様と比較するのが酷という気もします。

そもそも卑怯な手でおでん様を処刑しといて、勝手に息子に失望するなって話ですよね。

しかしお陰でモモの助は命拾いし、駆けつけた錦えもん達と20年後の未来に飛ぶことになるわけですから、何が幸いするか分からないもの。

 

光月トキの最期

800年前の“空白の100年”に生まれ、ある目的を持って「時間」を旅してきたと思われるトキ様ですが、おでん様という生涯の伴侶に出会ったことで、未来に逃げるのではなく、未来を「託す」という選択をしました。

おでん様と同じように。

ワンピースの重要なテーマである「受け継がれる意志」がここにもありましたね。

 

最期は20年後の光月家の復活を予言し、銃弾に倒れたトキ様。

流れた血に三日月が映る描写は、とても美しいですね。

 

今週もセンスが光ったアニメオリジナルですが、唯一ケチをつけるとすれば、河松に日和を託したトキ様が、「母様も後から行きますからね」というところ。

たとえ「優しい嘘」でも、小さな子供に大人がつくその場しのぎの嘘が好きではないゾリラバの個人的見解ですが、このセリフは蛇足じゃないかな。

人生の最期に母がかけてくれた言葉が嘘って悲しくないですか。

母の言葉を信じてずっと待ってたら、日和が不憫ですから。

死を覚悟したトキ様は、幼い娘に軽々しくそんな嘘はつかないと思うのです。

まる。

 

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