もう11月も間近だというのに、まだ模様替えができず夏物の服を着ている季節感のないゾリラバです、こんにちは。
季節の変化を敏感に先取りして生活やおしゃれを楽しむのが、平安時代からの日本人の伝統だというのに。
ワンピースのワノ国編には古き良き時代の武士の矜持や町人の心意気が登場して、改めて日本人ってこうだよなー、と思わせられることが多いですが、今週はいよいよ、型破りな侍として、尾張のうつけ者織田信長と稀代のかぶき者前田慶次を足して2で割ったような光月おでん様が登場です!
ここから先は、今週の週刊ジャンプ掲載のワンピース最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方は、ネタバレご注意下さい。
幼少期のおでん
0歳にして乳母を投げ飛ばし、4歳で熊を撃破し、9歳でやくざのブラックリスト入りって、いや、おでん様、あなた…
ビッグ・マム級のナチュラルボーン・デストロイヤーじゃん!
しかも6歳で遊郭にいりびたるなんてビッグマムでもやりません。
おでんに比べると嫡男のモモの助は弱虫という感じですが、エロガキのとこだけは遺伝したのね…
青年期のおでん
長じてますます手がつけられなくなった暴れん坊のおでんですが、どうやら単に粗暴な若者ではなかったようです。
型にはまらない究極の自由人も、長年の鎖国で独特の価値観と固定観念が発達したワノ国では、はみ出し者の変人でしょうね。
なまじ常人離れした腕力があるだけに、恐れられ避けられるのも無理はありません。
ただ、葬式でおでんを煮込んでしまうといった所業も、それだけ聞けば非常識で死者への敬意や遺族への配慮を欠いた振る舞いに思えますが、どうやら死んだ勝ぞうじいちゃんとおでん様は飲み友達だった様子。
遺体を焼く炎でおでんを煮て、最後に一緒に酒を呑む、というおでん流の弔いだったのでしょうね。
掟破りだけれど情に篤い粋な振る舞いだからこそ、勝ぞうじいちゃんの義理の娘や孫娘が心を奪われ、女達が自由意思でハーレムを形成したのでしょう。
それが“おでん流”と呼ばれる人たらしの才、カリスマというわけです。
今週は、おでんの父、光月スキヤキ将軍も初めて登場しましたが、黙って絶縁状を渡してこい、というのが、なんかいい。
頭を抱えていても、霜月康イエが言ったとおり、息子おでんへの愛の鞭という感じがします。
錦えもんは本物のチンピラ
いやー、おでんの破天荒っぷりも予想以上でしたが、錦えもんの若い頃のチンピラっぷりも相当でしたね。
おでんと出会う前から、人を襲って金品を巻き上げたり、幼なじみのお鶴さんの財布からお金を抜いたりしてたのね。
若いお鶴さんはホントに可愛くて気が強くておきゃんな町娘です。
錦えもんを「次やったら内臓を売る」と脅し、本当に身ぐるみ剥いでふんどし一丁にするとは大したものですな♪
今の錦えもんがあるのも、おでんの魅力や康イエの薫とうもさることながら、妻女となったお鶴さんの内助の功があったからなんだろうなぁ。
お鶴さんは先週、お菊ちゃんの正体を見破りながら気付かないフリをしていたことが判明しましたが、ゾリラバ的には、お鶴さん、お玉ちゃんと並んでワノ国編の大好きキャラですわー。
いよいよ登場した傳ジロー
焦らされまくった赤鞘九人男の最後の一人、傳ジローが、今週とうとう登場しました。
まだ年若い「都の身なし子」としての顔見せですが、既に大人の商人をたぶらかす才気に溢れています。
黒駒一家が白猪を探している理由を言い当てるなど、情報収集力や分析力にも秀でていそうです。
古文書も自分で読んだなら、みなしごとは思えない高い教養もありそう。
まず間違いなく、傳ジローが赤鞘九人男の頭脳ですね。
以前から、傳ジローは居眠り狂死郎の関係者(父か兄)ではないかと予想しているけれど、見た目は全然似てません。
年齢も錦えもんより若そうだから、狂死郎の父親という線は消えたかな。
ていうか今までワノ国編で登場した誰にも似てないんだけど…?
既出のキャラではないのでしょうか。
ゾリラバ、知的なキャラに弱いので、傳ジローの現在の消息がますます気になってきました。
早く登場して合流してほしいけど、まさかカイドウ・オロチ側に寝返って鬼ヶ島にいたりしないよね?
赤鞘の侍も九人もいたら一人くらいそういうのが出てもおかしくないのと、錦えもん達が1ヶ月以上探しても見つからないということしか、かくたる根拠はないのですが。
この予想は外れてほしい!
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