ONE PIECE.comで2週間ぶりのワンピース原作のチラ見せを見ただけで、月曜午前0時が待ち遠しすぎて部屋をうろつき始めた挙動不審者ゾリラバです、こんにちは。
連休明けの月曜でもワンピースが読めれば幸せ。
ワンピースは偉大ですわー。
さて、今日のアニメワンピースは、いよいよ直視するのが辛いおでん様の処刑の場面です。
感想、いってみましょう。
原作では、第971話の途中から最後までに当たります。
Contents
光月おでんが背負うもの
常人なら一瞬で死んでしまう釜茹での刑で、おでん様がカイドウに出した条件は、「10人全員で釜に入る。決まった時間耐え切った者がいれば解放してほしい。」というもの。
カイドウは面白い酒の余興と考えたか、はたまたおでん様の強さの底を見てみたいとの興味か、「1時間だ。耐えてみろ」と提案を飲みます。
煮えたぎる油に飛び込み絶叫したのも束の間、錦えもんら家臣全員を橋板ごと釜の中で担ぎ上げるおでん様。
これは以前も書きましたが、釜茹での刑に処せられた石川五右衛門が息子を担いだというエピソードからの着想でしょう。
そしておでん様がその双肩に担いでいるのは、家臣達だけではありません。
赤鞘の侍達だけでも生き延びさせ、「開国」とワノ国の未来を託そうとするおでん様の行為は、ワノ国の人々と大切な家族を背負っているという覚悟ゆえ。
それが分かっているからこそ、しのぶさんは黙っていられませんでした。
オロチとおでんの取引
帰国直後のおでん様がオロチの所に乗り込んでいった時の様子が、アニメでは原作より少し詳しく描かれました。
なぜおでん様が5年間耐え忍んで「裸踊り」を続けたのか、という謎の答えに説得力を持たせるためでしょう。
黒幕であるカイドウとの小競り合いも描かれましたね。
一回踊れば100人のワノ国の民を救えるという条件を飲んだおでん様は、カイドウやオロチに言わせれば自ら5年かけて信頼と名声を損なった「バカ殿」。
でも騙されていたとわかっても、多くの命を救えたことに満足して「あの日の判断はアレで良かった」と言い切れるおでん様は、誰よりもカッコいいワノ国の英雄に他なりません。
オロチの闇
それにしてもオロチが経験したワノ国での経験とトラウマは、現代社会でも頻繁に起きていることですね。
罪を犯した者だけでなく、その周囲の者までが、正義の仮面を被った弱い者いじめ性向のある人々に叩かれ非難されるというね。
尾田っちはこういう社会ネタをさりげなく説教臭くなく物語に入れ込むのがすごいところ。
オロチが復讐者として為した所業は決して許されるものではありませんが、憎しみが新たな憎しみを生むというテーゼが、ワノ国編ではとても色濃いですね。
来週はいよいよおでん様の最期でしょう。
来週の予告編でおでん様の笑顔を観た瞬間、泣きそうになりましたわ。
ついにあの一世一代の決め台詞が聞けそうです。