久々の自由な週末を迎えて散歩に出かけたら、ようやくそこここに春の気配を感じることができたゆとりある大人、ゾリラバです、こんにちは。
ほっ いぬのふぐりがさいている
小学校の教科書に載っていた草野心平の詩『春』の美しさは、普段余裕のない大人になってからこそ、よく分かるのではないかと思う今日この頃です。
ともあれ、今週のアニメワンピース。
原作の第901話でも大いに感動したあのシーンがいよいよ登場です!
ワダツミの改心
魚人島ではホーディ一味の一員としてルフィ達と闘って捕らえられたワダツミですが、その巨体を収監できる牢がないことから、魚人島追放の刑に処せられました。
その後、ジンベエ親分に拾われてタイヨウの海賊団に入るまでの過程は、扉絵シリーズで描かれていました。
ワダツミはいわば、アーロン一味におけるはっちゃんポジ。
元々単純でヒトが良くて流されやすいけど、根は悪い奴ではなく温厚で義理堅いところも二人は似ていますね。
タイヨウの海賊団
そのワダツミの活躍で、絶体絶命のピンチを脱した麦わらの一味とサニー号。
そしてビッグ・マム海賊の攻撃の盾になろうとしていたのはワダツミだけではありません。
タイヨウの海賊団全員が、ジンベエ船長の麦わらの一味入りと新しい門出を祝い、無事にビッグ・マムの縄張りを抜けさせるために集結していました。
絶大な火力をもつオーブンに向かっていくジンベエの盟友にして新たなタイヨウの海賊団船長アラディン。
ビッグ・マムの娘でありながら夫アラディンにベタ惚れのプラリネの「さすがはうちのだんな♥️」というセリフは、アニメオリジナルですね。
ジンベエの決断とルフィの決断
しかし海戦に強い魚人達とはいえ、ビッグ・マム海賊団との戦力差は圧倒的。
蟻が象に挑むようなものです。
アニメだと、ビッグ・マム海賊団の母船“クイーン・ママ・シャンテ号”の桁外れの巨大さがよくわかりますね。
タイヨウの海賊団の苦戦を見て、自分を逃がすための闘いと分かっていても、見捨ててはいけないのがジンベエクオリティ。
義の人、ジンベエ親分の親分たるゆえんです。
でも自分はもう麦わらの一味。だからこそ、ジンベエはルフィに言います。
あくまで麦わらの一味の一員として、仲間を無事に逃がすための最後尾、しんがりを務めたいと。
しかとやり遂げ生きて戻る!!!
うおぉぉぉ、ジンベエ!
熱い!
「生きて戻る」が熱い!!
そしてそのジンベエの覚悟に対するルフィのセリフがまた鳥肌ものです。
忘れんな ジンベエ!!
お前の船長はもうおれだぞ!!!
船は止めねぇ…!!
ワノ国で待ってる!!!
必ず来い!!!
死んでも死ぬなよ!!!
自分も仲間を置いて逃げるなんてことは絶対にできないルフィだからこそ、ジンベエの気持ちはよく理解できるでしょう。
そして全員で引き返せばナワバリを脱出することは叶わず恐らく全滅するであろうことや、もしかしたら麦わらの一味を逃がすために自分の命を犠牲にしたペドロのことも頭をよぎったかも。
そう思うと、この腹から絞り出すようなルフィの叫びには、心を揺さぶられます。
モルガンズの予測
ジンベエ率いるタイヨウの海賊団の援護により、無事に逃げ切れそうなルフィ達を空中から観察してはしゃぐのは、世界経済新聞社社長モルガンズ。
ステューシーに解説して曰く、近いうちに“最悪の世代”の中から海賊王が誕生するのではないかと。
原作でも興奮したシーンでしたが、アニメでは更に親切に、全員の顔と名前を挙げて改めて“最悪の世代”の面子を紹介してくれました。
でも、あれ…ゾロは?
キッドの他にキラーも挙げられたのに、同じ億越えルーキーだったゾロはノーカン?
もちろんゾロがルフィを差し置いて海賊王になることはあり得ないでしょうが、逆にキラーは有り得ると?
アニメ派の方にネタばれになるといけないのであまり多く語りませんが、現在のワノ国の状況を見るといろいろ勘ぐりたくなりますねぇ。
ワンピース SCultures BIG 造形王頂上決戦VI vol.4 ジンベエ(プライズ)