ワンピースのブログを書くためにコミックスを確認すると、つい最後まで読んでしまって、あっという間に時間が足りなくなる時空トラベラーゾリラバです、こんにちは。
週末はどうしてこんなに時間が経つのが早いのでしょう。
さて、今日のアニワンは、原作でいうと、コミックスの巻88の、(先週先取りされた一部を除く)第888話“獅子”から第889話“未知のママ”の途中までです。
月の獅子(スーロン)
アニメで観るのを楽しみにしていたキャロットの満月の変身。
期待どおり美しかったですね、スーロン。
原作にはないペドロとの回想シーンが、キャロットの戦闘モードスイッチの描写として、効果的でした。
この回想シーン、以前も出てきましたが、木の上から見るゾウの夕焼けが美しくて、ペドロの人生末期の覚悟を暗示しているようで切ないです。
スーロンモードのキャロットは、戦闘も見ごたえがありました。チョッパーやナミもビックリの破壊力。
自分が突破口になるんだというキャロットの男気(女気?うさ気?)に奮起したブルックが、海上を走って助太刀に向かいました。
ルフィVSカタクリ戦闘継続中
覇気が復活して鏡世界(ミロワールド)に戻ってきたルフィ。
逃げても自分が相手なら誰も笑わなかっただろうになぜ戻ってきたのか、と問うカタクリに、
お前に勝ちに来た!!
と答えるルフィ。ルフィとしては当然の選択です。
キャロットがペドロとの会話を思い出して自分を鼓舞したのと同様に、ルフィも師匠であるレイリーの、実戦で強い敵と闘うほど覇気が進化するという言葉を思い出して、闘志を燃やしていますね。
こういう師弟の絆が伝わる回想シーン、好きです。
ドレスローザでゾロがピーカを一刀両断した時に、ミホークとの修行を思い出すシーンとかね♪
スーロンの語源
アニワンの感想から離れますが、なぜ尾田っちは「月の獅子」に“スーロン”という言葉を当てたのでしょう。
これは自他共に認める語学ヲタクがスルーできないポイントです。
スーロンという響きからまず浮かぶのは、中国語の「四龍」。
でも龍は獅子とはちょっと関係無さそうですね。
では逆に「月の獅子」という日本語から、似た響きのものを探ってみましょう。
「獅子」の中国語発音をカタカナでできるだけ近く表記するとシー・ズー。
そう、あの小型犬のシーズーは「獅子」から来てるんですね。
「獅」の音は、スーというよりシーに近い。
また、「獅子」すなわちライオンは、フランス語だと“Lion(リョン)”。
ロンという響きに似てないこともない。
他方、「月」はゲルマン系言語やアジアの言語では「スー」や「ロン」を連想させるものがありませんが、ラテン語系、特にフランス語の“lune”はロンに近いかも。
「月の獅子」という日本語に最も忠実に、「獅(子)」の中国語発音と、「月」のフランス語発音を強引につなげると、“Shi Lune”
実際に発音してみると「シーリュン」に近いけれど、「スーロン」とカタカナ表記できないこともないんですか?(聞いちゃったよ)
英語のサイトなどでは、su longと表記されているようですが、ま、いつものように、正解は尾田っちのみぞ知る、ですね。
あ、それからついでに尾田っちの類い稀なネーミングセンスを伺わせる「ミロワールド」という言葉についても一言。
鏡はフランス語でミロワール(miroir)。世界(world)と繋げて「鏡世界(ミロワールド)」。
こういう『不思議の国のアリス』や『ハリー・ポッター』的な言葉遊びが随所に登場するのも、ONE PIECEという作品のすごいところですね!
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