テレビのない新居でさっき今週のアニメワンピースの見逃し配信を観て、1週間飛んでしまっていたことに気づいたいろいろ残念なゾリラバです、こんばんは。
今週はロジャー海賊団の涙の別れかと思ったら。
先に進んどるやん!
はぁ…
自分の時間感覚が残念すぎる。
ロジャーとレイリーの別れのシーン、観たかった(泣)
一気にテンション下がりましたが、でも!!
今週のアニワンもエモい!
気を取り直して、今日放映の最新のアニメワンピースの感想、いってみましょう。
原作では、第968話の最後から第969話の途中までにあたります。
Contents
おでんの無念
血湧き肉躍る冒険に満ちた光月おでんの過去編は、今週あたりからだんだん辛くしんどい展開になってきます。
5年ぶりに帰郷した祖国ワノ国は、オロチによって簒奪され、人々は暴君の圧政に苦しんでいました。
怒りに任せて単身花の都に乗り込むおでん様ですが。
なんと将軍オロチの側にいたのは、バリバリの実の能力者の黒炭セミ丸。
バルトロメオの先代という訳ですね。
現在は、ボンクレーとバルトロメオというルフィの心強い味方が持つ悪魔の実の能力が、この時代にはよりによっておでん様の宿敵であるオロチの側にあったことが、皮肉であり悲劇でもあります。
帰還が待ち望まれたワノ国の正当な世継のおでん様が、人々の期待に反してオロチの城の前で裸踊りを始めた時の人々の驚愕と失望は理解できます。
そしてそういう選択をせざるを得なかったおでん様の無念も。
アニメでは、オロチに対するおでんの怒りと裸踊りの滑稽さが原作以上に強調されていたので、余計にしんどいですね。
シャンクスの傷
今週も感動を盛り上げるオリジナルシーンがてんこ盛りだったアニワン。
特にロジャーの処刑シーンは、何度観てもエモい。
ロジャーの処刑場に集まっていた面々の中に、若き日のドフラミンゴ、ミホーク、ドラゴン、クロコダイル、シャンクス、バギーの姿が確認できるのは、ONE PIECE巻0のとおりですが。
おや?と思ったのはここでシャンクスの正面の顔が描かれていることです。
顔に傷がない。
「シャンクスの顔にティーチがいつ傷をつけたのか」問題は、ONE PIECEファンの間ではちょっとした考察ネタです。
25年前には傷がなかったことが原作でも描かれていますが、ロジャーの処刑の際や、その後にバギーを誘ったとき、更にヤソップを勧誘しにシロップ村に行ったシーンでは、絶妙にシャンクスの顔が隠されていて、傷の有無が確認できないからです。
しかし赤髪海賊団の海賊旗には、3本の傷がはっきり描かれているので、シャンクスが自分の海賊団を立ち上げた時には、既に傷を付けられていたのは明らか。
したがって、若き日のシャンクスとティーチがどこで会ってどういう経緯で傷を付けられたのか、という問題は結構、考察マインドを刺激する重要なイシューという訳です。
だからアニメであっさりと傷のないシャンクスの顔が出たことには、ちょっとびっくりしました。
これって公式ってことでいいんでしょうか!!?
ロジャーの死とおでんの決意
ネタバレになるといけないので詳細は省きますが、おでん様の物語を読んで以来ずーっと疑問に思っていることがあります。
それは、なぜ処刑が避けられないものになった時にトキの能力で未来に逃げなかったのかということです。
侍として逃げることを善しとしない価値観はあると思いますが、ラフテルにたどり着いたおでん様なら、侍の矜持より大切な世界の未来を選びそうなのに。
今週のアニメで、その疑問にちょっとだけ答えが見えた気がしました。
それは「ロジャーの生きざま」。
自分の処刑を「大海賊時代」の幕開けのショータイムに変えてみせたのがロジャーでした。
余命少ないと知ってわざわざロジャーが自首したのも、レイリーがかつて語ったように、最期の命の灯火を世界に広がる業火に変えるため。
それがわかったからこそ、ロジャーの処刑のニュースにおでんは泣き、笑い、また泣いて
すげェなお前は!!
すげェ人生だ!!!
と言ったのでしょう。
同時に、死してなお、「受け継がれる意志」を残したロジャーに、深く感じるものがあったのかもしれません。
だからこそおでん様も、処刑が迫った時も逃げずに、残される者達に「あとを託す」という選択をしたのかも。
いやー、泣けるんですけど。
来週もつらい展開が待っていると思いますが、光月おでんという英雄が本物の英雄である由縁がわかるのはここから。
目を背けずに向き合いたいと思います。
間違っても1週飛ばしたりせず(泣)。