自宅でありあわせの食材で名前のない謎の料理を作りながら、人間の知性について想いを馳せている土曜日のゾリラバです、こんにちは。
昨晩、改訂版「鬼ヶ島討ち入り計画」を案出したローの頭の良さについて考えていたら、ワンピース界の頭の良いキャラランキングをやりたくなりました。
「ワンピースなんでもランキング」はたいてい、ゾリラバの独断と偏見に基づいて選んでいますが、完全に主観と感性とノリだけで選んだワンピース世界の“食べてみたいものランキング”や“面白い笑い方ランキング”などとは違って、今日はある程度、原作で示された情報を踏まえて真面目に考察をしてみたいと思います。
賢い人について考えるのは、引きこもりの土曜日に相応しい(そうか?)。
ベックマンは番外
まず、公式ということで言えば、尾田っちがワンピース第8巻のSBSで「一番IQのあるキャラは」という読者の質問に対し、ベン・ベックマンと答えています。
ただしこれは尾田っちも断りをいれているように、あくまで8巻までに登場したキャラの中で、という前提です(ちなみにこの時点で次点はクロ、次いでナミ)。
現在96巻まで発売されているONE PIECE全体で考えると、残念ながらベックマンはゾリラバの選ぶ五賢人にはランクインしませんでした。
ベックマンが赤髪海賊団の頭脳であることは間違いないだろうし、同じ四皇や海賊王のブレーンであるマルコやレイリーあたりと比べても遜色ないとは思います。
だから、もう少し情報が出るか、ベスト10まで広げれば、間違いなくこの辺りの副船長クラスがランクインしそうなんですけどねー。
第5位
では早速、いってみましょう。
久々にドラムロール付きで(笑)
ドロドロドロドロ…
第5位!!
ニコ・ロビン!!
早速麦わらの一味から、我らが誇る頭脳明晰な考古学者、ロビンちゅわんがランクインしました。
ロビンの賢さは、作中何度も言及されています。
まず、8歳にして世界中の学者が集まるオハラの考古学博士号の試験に満点で合格。
これだけでも生来のIQの高さ、記憶力の良さが伺えますが、その後、世界政府から20年間も逃げのび、曲者クロコダイルから秘密結社バロックワークスの副社長という大任を任されていたことからも、その頭の良さは明らかですね。
麦わらの一味に入ってからも、空島への道筋を示したり(第219話)、深海に飛び出そうとしたアホな(ところが愛しい)剣士を止めたり(第607話)と、その聡明さと博識さで何度も一味を救っています。
暇さえあれば本を読んでいるロビンちゃんの知識量は半端ない‼︎
なお、「ロビンがランクインするなら、天才クローバー博士や母のニコ・オルビアやオハラの学者達は?」という反論が出そうなので、今回のランキングは、あくまで現在存命中のキャラという前提で!(←あとづけ)。
第4位
続いて第4位!
ドロドロドロドロ…
“死の外科医”トラファルガー・ロー!
裕福な町フレバンスの医者の家に生まれながら、ロビンと同様、子供の頃に故郷が消滅する悲劇に遭ったロー。
単に医者だからといってみんなが頭がいいとは限らないのは、現実社会でもONE PIECE世界でも同じだと思いますが、ローが見せる頭の回転の早さや周到さや戦略的思考は、かなりの知性の高さを感じさせます。
コラさんの仇であるドフラミンゴを討つために王下七武海になってパンクハザードに潜り込み、突然現れた麦わらの一味をも臨機応変に計画に取り込んで、最終的に打倒ドフラミンゴという目的を達成したのは、その知略に負うところが大きいでしょう。
現在進行中のワノ国編でも、次々と起きる想定外の事態に誰よりも早く対応しているのはローです。
天下御免のルフィがいきなりカイドウとぶつかって、錦えもんの作戦が台無しになりそうになったときも、まずダメージコントロールに動いたのはローでしたし。
カン十郎の裏切りで鬼ヶ島討ち入り作戦が敵に筒抜けになった今週、プランBを即座に一同に示して見せたのもローでした。
第3位
続いて第3位!
ドロドロドロドロ…
前海軍元帥センゴク!!
20年以上の長きにわたり、元帥として海軍を率いて来た智将センゴク。
センゴクのキャラ語りでも触れましたが、クレイジーな天竜人がいたり人身売買のような理不尽な習慣も黙認されているこの世界で、長年「正義」を掲げて「善と悪」のバランスを取り続けることは、並大抵の「頭の良さ」では務まらないと思います。
実際に、頂上戦争で見せた采配は、まさに智将と呼ばれるに相応しい目配りの効いたものでした。
マリンフォードに押し寄せる白ひげ海賊団や曲者達に対する二段構え、三段構えの作戦は、敵ながら天晴れ。
毎週のように攻守が入れ替わり戦況が二転三転する頂上戦争編のスリルも、センゴクの描いた鉄壁の防衛戦の絵図面があればこそ(最終的にはルフィに抜かれましたが)です。
現在は第一線を退き、大目付として後進の育成に専念しているセンゴクですが、いち早くワノ国に目を向けて注意喚起するなど、その戦略眼は健在です。
第2位
さあ、どんどんいきましょう。
第2位!!
ドロドロドロドロ…
…………
………
……
…
海軍中将つる!!
錦えもんの奥さんのお鶴さんではなく、海軍中将の方のおつるさんですね。
おつるさんが同期である「智将センゴク」をおさえて第2位に輝いたのは、知略だけでいったらセンゴクを上回るのだろうと思えるからです。
というのも、ウォシュウォシュの実の能力者で若い頃からドフラミンゴを追い回すなど、おつるさんは戦闘力もそれなりだとは思いますが、圧倒的な武力を誇るセンゴクやガープ、その他の大将、中将と比して、やはり非力な印象は否めません。
そのおつるさんが中将、しかも大参謀の地位にあるのは、やはり比類無き知略を生む頭脳を買われてのことでしょう。
あの傲岸不遜なドフラミンゴをして、
敵わねェなァあんたにゃおつるさん(第234話)
まったくあんたにゃ敵わねェ……!!(第801話)
と言わしめています。
大事なことなので二度も言ったのですね(笑)
おつるさん、出番はそう多くありませんが、頭の良さを感じさせるセリフばかりで、海軍も海賊も一目置く類い希な賢人であることがよくわかります。
第1位
そしていよいよ栄えあるワンピース世界の天才の頂点に輝くのは!?
ドロドロドロドロ…
…………
………
……
…
Dr.ベガパンク!!
これはワンピースファンなら簡単に予想がついたかもしれません。
今後ストーリーが進んでもおそらく、ベガパンクがワンピース世界の最高峰の知性であることは揺るがないのではないかと思います。
海軍の科学者達のリーダーにして、「世界最大の頭脳を持つ男」と称される天才科学者。
その頭脳は人類の500年先を行くと言われています。
悪魔の実の伝達条件の解明、物に悪魔の実を食べさせる技術の開発、海楼石の海軍船への応用、パシフィスタの製造など、ベガパンクの功績とされているものは枚挙に暇がありません。
ベガパンクの故郷バルジモアに飛ばされたフランキーは、ベガパンクの研究所に残された数多の設計図を見て
…コイツの頭は一体どうなってんだ(第596話)
と驚いていました。
Dr.ベガパンクは、名前こそウォーターセブン編から既に出ているものの、まだ我々ワンピース読者の前にその姿を現していない謎多き人物ではありますが、ワンピース世界における天才の中の天才、人類の叡智のフォアランナーであることには間違いないでしょう。
(以下、追記)
ワンピースの原作が最終章に突入して、長年秘密のヴェールに包まれていたベガパンクがついに登場しましたね。
彼が率いた天才科学者集団MADSについてのまとめはこちらです(アニメ派、コミックス派の方はネタバレご注意下さい)。
“ワンピースなんでもランキング”にしては珍しくずいぶんと長い記事になりましたが、おつきあいありがとうございました。
ワンピース THE GRANDLINE LADY vol.2 ニコ・ロビン ワノ国ver