某国の薄暗い空港ロビーでトランジット待ちをしながら、せっせとブログを書いている怪しい日本人、ゾリラバです、こんばんは。
火曜の帰国まで、アニワンも観られずジャンプも読めないとなると、適当なことを思いつくまま書くしかない、原作にあたらなくてもアウェイで書けそうなことを書きたいと思います。
スマホからの投稿なので、読みにくかったらすみません。
さて、5月6日は、ゴロゴロの実の能力者、懐かしの(?)エネルの誕生日でした。
そこで、未だに謎の多い空白の100年に今後も関わってきそうなエネルについて、語ってみたいと思います。
エネルとは何者だったのか
エネルは、空島篇でルフィに敗れたものの、念願を果たして「限りない大地(フェアリーヴァース)」である月に「還った」様子が扉絵シリーズで描かれていましたね。
しかし当時から、不思議だったことがいくつかありました。
①なぜエネルは悪魔の実の能力者なのか。
②なぜエネルは「神」と名乗ったのか。
③なぜエネルは空島出身なのに背中に羽がないのか。
④なぜエネルは故郷の空島ビルカを滅ぼしてスカイピアに君臨したのか。
⑤なぜエネルは月への「還幸」にこだわったのか。
これらについて考察し、最後にこうした疑問から導かれる推論を書いてみたいと思います。
悪魔の実の能力者
空島は、場所が場所だけに、青海(地上)とはかなり往来が少なく文化的にも隔絶しています。
空島出身者で、地上に降りて来たことが分かっているのは、ビッグマム海賊団に敗れて現在バロンターミナルで静養中のウルージさんと、地上に落ちてきて温泉を掘り当てたゲダツ様くらいでしょうか。
地上から空島に行ったことが明示されているのも、麦わらの一味以外では、ゴール・D・ロジャー海賊団と、ベラミー、カイドウ、あとは大昔に雲流しの罰を受けた海賊くらいです。
他にもノックアップストリーム以外の別ルートで到達した者が少数いると思われる描写があるものの、簡単に往来できる場所ではないことは確か。
そうすると、エネルが食べたゴロゴロの実は、たまたま、出身地の空島ビルカに地上の誰かからもたらされたものを、エネルがたまたまタイムリーに奪うなりして食べたのでしょうか。
それとも、たまたまノックアップストリームで打ち上げられた実をたまたまエネルが手に入れたのでしょうか。
空島ではエネル以外の能力者がほとんど登場しなかった(ガンフォールの愛馬ピエールのみ)ので、悪魔の実は地上にもましてレアのように思えます。
われはかみなり
エネルは自らを神と称し、スカイピアを支配していましたが、元々は別の空島ビルカの出身者。
なぜわざわざ出身地の空島を滅ぼしてスカイピアにやって来たのでしょう。
考えられるのは、月に還幸するために黄金の船が必要だったから、黄金伝説があるスカイピアにやって来たという可能性。
そういえばエネルは、空島の人達が知らなかった黄金の価値をなぜか知っていました。ゴムの存在は知らなかったのに。
そもそも神と名乗ったり、月へ「還幸」するという発想は、エネルが自分で思い付いたことなのでしょうか。
エネルの羽
空島の人達は、羽の形や被り物、髪型などで大きく3種類に分類できます。
コニスなど、スカイピアの人達。
ワイパーら、シャンドラの人達。
そしてエネルと共にビルカからやって来たと思われる神官たちです。
この3種類の部族(?)は、エネルが月で見つけた壁画にも描かれていました。
スカイピア系
シャンドラ系
ビルカ系
ところがエネルには羽がありません。
ゴロゴロの実のせいで、羽が雷のマークにとって替わられた可能性もゼロではないですが、これまでのワンピースの描写では、自然(ロギア)系でも悪魔の実を食べて元々の外見が変化した例は確認されていません(カリブーあたりはビミョーですが)。
エネルはたまたま羽を持たずに生まれたのでしょうか。そこに何か意味はあるでしょうか。
エネルとビルカと還幸の謎
上記の3つの疑問から、ある推測をしてみました。
まず、扉絵シリーズで、古代の月の人々が資源不足で地球にやって来たらしいことと、月の壁画に残された羽の形から、シャンドラ、スカイピア、ビルカの人々は、その子孫らしいことが、明らかになっています。
そして、エネルの出身地ビルカというのは、月にあった古代都市の名前と同じ。
ということは、ビルカは、月の人々が地球にやって来て間もない時期に定住し、故郷を懐かしんで名前をつけた空島という可能性が考えられます。
ここからはゾリラバの想像と創造が多分に入ってきますが、そういった土地には、古くからの伝承が残っている、ということが往々にしてあります。
エネル自身も
私が生まれた空島では“神”はそこに存在するものとされている。
と言っています。
たとえばそれがこんな感じの伝承だとしたらどうでしょう。
来るべき未来、月の子供らの中から翼を持たない者が生まれるであろう。その子は悪魔の力と黄金の力を得て、偉大なる神となり、限りない大地(ヴァース)への還幸を果たすであろう。
みたいな。
そうした伝承とともに、ゴロゴロの実がビルカに伝わっていたとすると、翼を持たずに生まれたエネルが、予言の神の子として悪魔の実を与えられ、黄金のことや還幸のことを教えられて、いつか月に還ることが「神」の使命と信じて育った、という可能性も考えられます。
それだと単なる「傲岸不遜な勘違いヤロー」だけでは説明しきれないエネルの言動も、合理的に説明がつくような気がします。
更に想像をたくましくすれば、スカイピアにも似たような伝承があって、だからこそ空島に生まれて羽がないガンフォールが神となったとか?
出張先からの更新で若干筆が走ったかもしれません。
あとで読み返して恥ずかしくなったら修正します(笑)