「出張前にインフルエンザに罹患することだけは避けたい」という口実で、今週末も絶賛引きこもり中のゾリラバです、こんにちは。
今週のアニメワンピースは、原作でいうと第899話。今週もぴったり原作1話分ですね。
思えば約11か月前、初めてこのブログを立ち上げた時に、当時のジャンプ掲載最新話について書いたのが原作の第898話に関する記事でした。
だいたいアニメは原作の11か月遅れ、ということですね。
今週のアニワンに相当する原作第899話リアルタイム感想記事(3回にわたっています)はこちらから。
Contents
トットランドの運命
ビッグ・マムの食い患いによりナッツ島ピーナッツタウンが崩壊したニュースが、トットランド中を不安にさせ、ペロスペローやモンドール達がウェディングケーキの味に希望を託すシーンは、ほぼ原作どおり。
唯一、治める島をママに破壊されたナッツ大臣アマンドが、悲嘆にくれる島民の救出を手伝っているオリジナルシーンが描かれました。
“鬼夫人”という二つ名といい、ビッグバウムへの仕打ちといい、冷酷なイメージの強いアマンドですが、自分の島民は大切にしている感じが出ていて、良いアニオリシーンですね。
そして「ベストアニオリ賞」(なにそれ)は、命からがらようやくたどり着いたふんわり島にケーキを置いて逃げようというベッジ達ファイア海賊団のやりとり。
アニメワンピースのスタッフさん達、きっとベッジ・ファミリーが好きなんだとゾリラバは思います。
ジェルマとファイアタンク海賊団は圧倒的にオリジナルシーンが多いですもの!
尾田っちがストーリー展開のスピード感を重視して、書き込みたくても省略していると思われるやりとりを、アニオリで丁寧に描いているのは、観ていて楽しいでござるよ。
今週は、麦わらの一味への義理を果たすため(というか愛する妻の願いを聞き入れて)、ケーキを遠くまで運び、大切な船ノストラ・カステロ号を犠牲にしたベッジが、心の中で船に別れを告げるシーン、良かったです。
麦わらの一味のメリー号との別れのような大掛かりな感動シーンではないですが、短いながらベッジの頭目としての度量が伺える渋いシーンでした。
また、自分はふんわり島大臣だから、ママの食い患いの結末を最期まで見届ける責任がある、というシフォンのセリフも良かったです。
こういうとこ、シフォンの双子の姉妹のローラがスリラーバークで最後まで逃げずに戦いを見届けたのとそっくりですね。
原作には描かれていないけどきっとこういうやりとりがあったよね、と思わせる名シーンです。
ジャッジとの問答
ようやくルフィを抱えたサンジがサニーに戻り、一味が全員合流できましたが、ピンチはまだまだ続きます。
ビッグ・マム海賊団の船団に追い詰められたルフィ達。
そこに現れたのは、ジャッジ率いるジェルマの船団。
兄弟達だけでなく、サンジのトラウマの元凶である父ジャッジも、麦わらの一味を援護するかのような行動をとります。
しかし、サニー号の逃走を援護しながらも、ジェルマの失敗作であるサンジを取り戻すためだけに命懸けで四皇の縄張りに乗り込んできたのはなぜか、とルフィに問うジャッジ。
でもルフィには全く質問の意味が通じていません。
なぜなら“失敗作”としてジャッジが挙げた理由はすべて、ルフィ(とチョッパーとキャロット)にとっては、“サンジのいいとこ”なんですよね。
だからたぶんジャッジにしてみれば、価値観に関わる真剣な疑問なんだけど、全くルフィには刺さっていない。
「…じゃあな!!」って、完璧スルーです(笑)
ジャッジの誹謗を苦々しく聞いていた普通の大人の理解力を持つジンベエ、ブルック、ナミ(当然サンジも)と、赤子のようなルフィ、チョッパー、キャロットの受け止め方が真逆なところが笑えます。
タイヨウの海賊団
ジェルマの援護で追っ手をふり切れるかと思いきや、前方からビッグ・マム海賊団のパドルシップの大船団が現れ、完全に取り囲まれたサニー号。
そこに現れた救いの神は、アラディン率いるタイヨウの海賊団でした。
海戦で魚人の援護ほど頼りになるものはないでしょう。
特にワダツミの巨体は数で勝る敵の船団を蹴散らすには最高です。
ビッグ・マムの縄張りを出るまでは、おれ達はまだ部下でいいよな、とジンベエにいうアラディンたちが頼もしい!
ビッグ・マム海賊団からの逃走劇も佳境ですね。
来週は、いよいよママがケーキを食べそうですね。
こちらも楽しみです。
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