ワンピース第1153話“ロキ誕生”感想・考察(その2)生まれながらにして母に拒絶され呪いを背負わされた悲運の王子

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ワンピース第1153話“ロキ誕生”感想・考察(その2)生まれながらにして母に拒絶され呪いを背負わされた悲運の王子

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昨晩は、オンライン授業を聞きながら半分も聴かないうちに記憶を失くした熟年学生のゾリラバです、こんばんは。

ということで、書くと言っていた前半の感想の続きが書けませんでした。

はい、わりとよくあります。

(言い訳終了)。

 

そういうわけで、今日はあまり余計な前置きなしに、今週のワンピースの後半部分の感想、いってみたいと思うガネ。

以下、月曜発売の週刊少年ジャンプに掲載された“ONE PIECE”の最新話の内容に触れますので、コミックス派、アニメ派の方はネタバレご注意ください。

 

凡庸な王妃エストリッダ

前話の読者様からのコメントにもありましたが、ハイルディンの母のイーダと、正式な王妃であるエストリッダの対比が見事ですね。

外見は平凡だけど、暴君を感化するほどの気高い魂と優しい心と広い見識を持つイーダに対して。

見た目は麗しく「高潔なる古代の血を持つ」(エルバフ長老しらべ)とされ、正式なエルバフ王妃となったエストリッダは、悲しくなるほどに凡庸で、贅沢にしか興味がないような女性でした。

 

こういう尾田っちのキャラセンスが好き。

ゾリラバは、物心ついた頃から、童話の世界で最後に幸せになる心優しいお姫様やはみな美しく愛らしく、意地悪な継母や姉妹達は鬼婆のような顔に描かれていることに、違和感を持っていたんですよね。

現実世界は必ずしもそうではなかったから。

だからイーダとエストリッダの対比は、本当にカタルシス。

 

ロキの出産

世継ぎである王子が誕生するというのに遠征に出て不在だというハラルド王も、もしかしたらエストリッダ王妃にそこまで愛情を感じてなかったのかな。

イーダのような女性を好ましく思い、影響を受けて人格まで変わったハラルド王が、正反対のタイプのエストリッダに簡単に惚れるとは思えません。

そんなハラルド王不在の中での出産だったことも、ロキの不幸でした。

 

誕生した王子ロキの姿を見て、「怪物」と拒絶したエストリッダは本当に価値観が薄っぺらく、人として何かが欠けている感じ。

古代巨人族のハラルドの息子を産んだのだから、角が生えているのは想定内だし。

目の色が普通じゃないことだって、エストリッダがもう少し賢く多様な人種を知っていれば、自分の息子を産んだ瞬間に「怪物」呼ばわりして拒絶することは無かったでしょう。

 

捨てられたロキ

生まれた瞬間に親に嫌われ見捨てられるというエピソードで思い出すのはチョッパー。

ただ鼻が青かったという理由だけで、親に疎まれ、トナカイの集団の最後尾を群れから少し離れて歩いていたというチョッパー。

それでもロキのエピソードを聞くと、いくぶんかマシのように思えます。

 

なんせロキの母エストリッダは、自分の偏狭な価値観を疑うこともせず、生まれたばかりの息子を冥界に落として殺そうとしたのですから。

何という浅はかさ。

 

生まれたばかりの赤子なのに、冥界に落とされても生きながらえ、陽界へと這い上がるロキの様子には、確かに鬼気迫るものを感じますが。

エストリッダが病に倒れたのは当然の報いでしょう。

 

今週のエピソードで、ひとつ新たに推測できる悲しい真実は、ロキが目を包帯で覆っている理由が、その目が特異で母をはじめ人々から疎まれているから、ということですね。

実際に目に何らかの能力が宿っているのかもしれませんが。

 

イーダとエストリッダは今?

現在の時間軸では、イーダもエストリッダも全く登場しないので、亡くなっている可能性が高いでしょうか。

エストリッダは病に伏してもなお、我が子を殺そうとしていますが、このまま亡くなるのか…

それともしばらくは生きて、ロキの心を傷つけ続けるのか。

(追加)エストリッダはロキ出産の1年後に亡くなることが、既に判明してましたね。すわんすわん!

 

どんなに愚かで薄情でも母は母。

 

もしロキが物心つくまでエストリッダが存命で、ロキを傷つけ続けたなら、子供だったロキがハイルディンの出生をネタにいじめたのも理解できます。

少なくてもハイルディンは、たとえ王子と認められない庶子であっても、優しい母イーダの愛情をたっぷり受けて育ったわけですから。

ロキはハイルディンが羨ましかったに違いありません。

幼い子供にとっては、王位継承権なんかより母親の愛情の方が、よほど大切ですからね。

 

イーダもどこかの時点で亡くなっているかもしれませんが、ハイルディンの生真面目で義理堅い性格は、愛情深くしっかりしたイーダの教育の賜物かもしれませんね。

後にビッグ・マムと呼ばれるシャーロット・リンリンがエルバフにいた頃、ハイルディンは「乱暴者」と言われていましたが、あの頃にはイーダはもういなかったのでしょうか。

いろいろ想像の翼が羽ばたきます。

まる。

-ジャンプ

執筆者:


  1. バギーラバ より:

     エストリッダが毒親全開だから特技を風水と言わず地風って言い換えてるところに配慮を感じますね
    この1年後には亡くなるので(ロキの過去の悪評の中で言及) ある意味 自業自得でしょうけど

     冥界でも巨大な獣を倒してるような描写もあるし 幸運の馬アスラも殺害確定してるし
    リンリン同様 生まれながらの怪物なのですね

    • ゾリラバ より:

      確かに!バギーラバさん、ド派手に目の覚めるコメントありがとうございます。

  2. 匿名 より:

    「呪いの王子」と言われていますが、なんとなくこの国を救う“救世主”になるような気がしているのですが…。汗

    • ゾリラバ より:

      うんうん、そんな気がする展開になってきましたね。エルバフ編が終わる頃には、ロキは父ハラルドが望んでいたエルバフの自由を麦わらの一味と共に世界政府から守った救世主になってるかもですね。

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