1週間ブログの更新をしていなかったことに焦り、ネタを探してワンピース.comをのぞいたら、いきなり重大情報がチラ見せに載っていて更に焦ったゾリラバです、こんにちは。
いつもは楽しみが減るのでチラ見せは積極的には見ないようにしているのですが、カイドウとヤマトの対決シーンぽかったので、好奇心に負けてつい見てしまいましたよ。
以下、明後日に発売の週刊少年ジャンプに掲載される予定の“ONE PIECE”の公式チラ見せ(最初の1ページ)の内容に触れますので、ネタバレご注意ください。
イヌイヌの実モデル“大口真神”
長い間、ONE PIECEファンの間で何の能力者だろうかと楽しく議論されていたヤマトの悪魔の実。
ゾリラバも、①白虎、②白狼、③麒麟などを挙げて考察をたくましくしておりましたが。
なんと正解は、大口真神(おおくちのまかみ、オオグチマガミ)!
…
大口真神?
何それ?
という方も多いかと思います。
ゾリラバは神話や宗教の話が好きな人間ですが、それでも全くの想定外でした。
ま、白狼というのはちょっと近かったですかね。
そう、大口真神というのは、絶滅したと言われるニホンオオカミが神格化されたもの。
ONE PIECEのヤマトの由来と思われる日本武尊(ヤマトタケルノミコト)とも関係があります。
少し詳しく見ていきましょう。
大口真神とは
日本書紀に登場する日本武尊とニホンオオカミのエピソードとして、御嶽神社に伝えられているのは、山で道に迷ったヤマトタケルノミコトの前にニホンオオカミが現れ、その軍を導いたことから、ヤマトタケルノミコトが狼に「大口真神としてこの御嶽山に留まり、魔物を退治せよ」と仰られたこと。
以来、大口真神は魔除け厄除けの「おいぬ様」として信仰されてきたそうです。
まさに海に出たいという望みを持ちながら鬼ヶ島に留まり、カイドウという魔物を退治しようとしているヤマトにピッタリ。
しかも絶滅したと言われるニホンオオカミですから、まさに幻獣種。
種明かしをされてみると確かにもうこれしかないじゃん!と思うのに、予想の斜め上を軽く越えてくる尾田マジックに、またしてもしてやられました。
武蔵御嶽神社の大口真神
今も大口真神を祀っている武蔵御嶽神社の公式ホームページを見ていたら、更に驚くべきことが!
大口真神の目が三日月になっとる‼︎
これは、日本三御嶽を「雪月花」になぞらえ、武蔵御嶽神社が「月」とされたからだそうです。
ご存知のとおり、反カイドウ軍の旗印は逆さ三日月。
尾田っちはこれも念頭にあってストーリーを組み立てていったのでしょうか。
いやはや凄いですねー。
この良質な推理小説を読んでいる時に感じるやられた感、最高かっ!
ちなみにこの武蔵御嶽神社は、狛犬も普通の神社のような唐獅子の姿ではなく、2対の大口真神なのだそう。
お札もカッコいい!