1ヶ月分のアニメワンピースの感想がいよいよ追いついたと思ったら、1話ずつ番号がずれていることに気づいたドジドジの実の能力者、ゾリラバです、こんばんは。
どこでずれた!?と思ったら#943を飛ばしてました。
1話でも飛ばすとちょっと気持ち悪いけど、4話も前の感想を改めて書くのもなんだし、ま、話数の訂正だけでいいか(←投げた)。
とりあえず今日は、現在の最新話#947の感想、いってみたいと思います。
原作では、巻94第947話の途中からに当たります。
おや、原作とアニメの番号が揃いましたね。
このまま番号がずれずに1話1回放映でいってくれると、覚えやすいのですが!
週刊少年ジャンプ掲載時の原作リアルタイム感想はこちらから。
ビッグ・マム気絶
クイーンの頭突き“無頼男爆弾”が直撃したショックで、全てを思い出し、おリンちゃんではなくなったビッグ・マム。
四皇の名にも怯まなかったクイーンも、ビッグ・マムがまとうオーラ(覇王色の覇気?)の前には絶望を隠せません。
ところが大看板が持つ強運か、はたまた未来の海賊王ルフィの運なのか、なんとビッグ・マムが寝落ちてしまいました。
やはり頭突き、多少は効いてたのでしょう。
看守長ババヌキ
アニメで観るとババヌキは、アラビアン・ナイトを彷彿とさせるビジュアルですね。
もしかしたら、ババヌキ→アリババからの連想でしょうか。
大看板をはじめ百獣海賊団の幹部達の多くは、トランプに因んだ名前が付けられています。
既に登場したホールデム、ソリティア、ドボン、ダイフゴーなどの“真打ち”もそうですし、アニメではページワンなどまだ一部しか登場していない“飛び六胞”もそうです。
「トランプゲームなら、当然ババヌキもいるよなー、どんなキャラにしようかなー、ババヌキ……ババ……よし、アリババの盗賊っぽくしよう!」
と尾田っちが考えたのかなー♪なんて想像の翼が羽ばたきますわ。
そしてものすごい勢いと厳重さでビッグ・マムを拘束し鬼ヶ島へ連行していったクイーン一行を見送ったババヌキが、「行っちゃった…」とつぶやくアニメオリジナルなセリフが、マッチョな外見と不似合いなかわいらしさで笑えます!
おれはずっと自由だ
四皇ビッグ・マムですっかり頭がいっぱいになり、ルフィのことなど忘れて去ったクイーン。
ビッグ・マムとクイーンという二大障害物と看守の大半がいなくなった状況は、ルフィにとっては「張り合いがねェ」ほど千載一遇のチャンスです。
そうだ、コイツが今自由だった、と我に帰るババヌキに、ルフィが言うセリフが痺れます。
おれはずっと自由だ。
ここ貰うぞ。
カッコいい~!!!
ルフィにとっては、囚人採掘状での労働も修行、処刑のはずの“大相撲地獄”も特訓として、自分の意思でやっていたこと。
だからいつでもどこでも自由なんですね。
兎丼の囚人達の不自由
既に格下の敵しか残っていない兎丼囚人採掘場は、一瞬でルフィの天下かと思いきや、なんと味方のはずの囚人達がババヌキの脅しでルフィを取り押さえようとします。
元々はカイドウやオロチに反抗して投獄されていたおでん様の侍達のはずなのに、どうしたことでしょう。
どうやら彼らは度重なる絶望と無力感で心を折られ、既に反抗する意思を失っているようです。
ルフィと同じ境遇でも、彼らはまさに身体だけでなく心も囚われてしまっているのですね。
ルフィと囚人達の対比を見ていると、“自由”というのは置かれた環境ではなく、心の有り様だということが良く分かります。
ルフィを押さえつけながら囚人達が言う「もう俺達を巻き込むな」「俺達に余計な希望を与えないでくれ」という言葉から、彼らの絶望の深さが伝わってきます。
疫災弾の無気味さ
ババヌキの指示で、心の折れた囚人達に追い討ちをかけるようにダイフゴーが持ち出してきたのは、接触すると感染する疫病を撃ち込む疫災(エキサイト)弾。
クイーンが開発したこの生物兵器、アニメで観ると、ひかりごけのように蛍光グリーンに光っていて余計に不気味ですわー。
こうやってカイドウ達は、囚人達を恐怖で支配し、反骨心を折って来たわけですね。
河童の河松、見参
囚人達を攻撃するわけにもいかずとまどうルフィですが、一気に傾きかけた形勢不利な状況に朗々と響きわたったのは、開かずの牢からの声。
おい!!全部話してやれよ
麦わらの小僧!!
希望ならあると!!
もう一度だけカイドウを倒す最後のチャンスがあると!!
そして、いよいよ謎の囚人の正体が明かされました。
なんと13年もの間、獄舎の鎖に繋がれ、毒魚を与えられていたのは、赤鞘九人男の一人、河童の河松。
ここに、身体は囚われていても心は自由で折れることのなかった本物の侍がいました。
流れる「最、最、最強」のBGMがぴったり!
原作よりも少し早めに河松のビジュアルが明かされて、いよいよ兎丼での決戦も盛り上がってきましたね!!!