寒い冬を乗り越えるために脂肪の蓄えに余念がない小寒のゾリラバです、こんばんは。
いっそこのまま冬眠したいです。
さて、今日のアニメワンピースは、鬼ヶ島各地の戦況が描かれ、目まぐるしく場面が移り変わる中、赤鞘九人男のぐっとくるシーンもいくつかありました。
早速感想いってみましょう。
今週のアニワンは、原作でいうと第1023話の後半から第1024話の前半に当たります。
順番はだいぶ前後してますが。
二胞狩りのウソ八
カイドウ軍の雑兵達に追われる中、ウソップがウマ美ちゃんことスピードから落ちるというアニメオリジナルシーンは面白かった!
原作ではいつの間にかナミ達と離れてワニのSMILEに乗ってましたが、なるほどそうやって“二胞狩りのウソ八”のホラのシーンに繋げたわけですねと。
原作でも、キッド&ローと戦っているビッグ・マムの覇王色の覇気に巻き込まれて次々と兵達が倒れる中、(ビッグ・マムがほぼ倒した)うるティ&ペーたん姉弟の討伐の手柄をちゃっかり横取りしてました。
ウソップらしい(笑)
でも、今日のアニメを観て改めて思ったんですけど、敵が次々と倒れる中で、ビッグ・マムの覇気を難なく持ち堪えたウソップって、実はいつの間にか凄い成長を遂げてるんだなーということ。
ちなみにウソップによる『半端な覚悟じゃおれの前で意識を保てない』という覇王色の覇気の説明は、かつて白ひげ海賊団のジョズが、訪れた赤髪のシャンクスについて言ったこととそっくりで、原作を読んだ時に思わず笑いました。
やっぱりウソップ、何か持ってますwww
麦わらの一味の安否確認
“飛び六胞”を各地で撃破した麦わらの一味が、電伝虫で連絡を取り合っています。
フランキーがナミに言ったとおり、ルフィのことは心配せず信じて待つと共に、自分がやるべきことをやる、というのが基本的行動方針。
目下、大切なことは、ライブフロアで大看板2人と戦うゾロとサンジの邪魔をさせないよう雑魚敵達を止めることと、火の海になりつつある3階を離れること。
ライブフロアの内側から敵の侵入を押し留めている花のヒョウ五郎親分や河松、そして各地で共闘するキッド海賊団、ハートの海賊団も、同じ動きをすることになりそう。
イヌアラシとネコマムシの想い
今週ゾリラバが最も感動したのは、故郷のゾウを滅ぼしたジャックを相手にするイヌアラシ公爵と、ペドロの仇であるペロスペローを相手にするネコマムシの旦那のシーンでした。
まず、イヌアラシの20年に及ぶ自問自答、すなわち「お前はまだおでん様の侍か?」と問い続けた日々の重さが、彼の静かな語り口からヒシヒシと伝わって来ました。
故郷を滅ぼし、自分の片脚を奪ったジャックを前にしても、イヌアラシが自らに確認するように語ったのは、もっと大きな“世界の夜明け”のこと。
そして思い浮かべるのは、そのための礎となって散った同胞のアシュラ童子のこと。
—-誰が死のうとこの戦いに勝つことで‼︎
世界に“夜明け”はやって来る‼︎
とイヌアラシが言い放つ場面で、偽おでんの爆弾の盾となって散ったアシュラ童子の着物の切れ端が目に入り、それをイヌアラシがグッとつかむアニメオリジナルシーン、思わずウルッと来ました。
これは素晴らしい‼︎
こういうワンピース愛がほとばしるアニオリ見たさに、アニメも観てるようなものですわ。
イヌアラシと同様に、満月の力で“月の獅子(スーロン)”になったネコマムシが、土佐弁で訥々と語るペドロへの言葉少ない追悼のエールとペロスペローへの啖呵もカッコいいですね。
お国言葉が感動を増す本や漫画に出会うと、日本語の豊かさに改めて感動します。
雷ぞうの夢
そして城内2階で御庭番衆のトップであり因縁のライバルである福ロクジュと対峙する雷ぞう。
忍術を掛け合いながら、激しい舌戦も続いています。
赤鞘九人男を「ガキに仕える“亡霊”」と揶揄する福ロクジュに、おでん様と共に成長した昔を思い出しながら雷ぞうが返したセリフがまた良きかな‼︎
我々ごときが“侍”になれたように
人は必ず成長する‼︎
モモの助様の成長は「ワノ国」が見守る‼︎
だから‼︎
貴様らには奪わせん!!!
雷ぞう、熱い男でござる。
成長したモモの助
場面は変わって、その雷ぞうの言葉どおり、しのぶの“ジュクジュクの実”の能力で、見かけだけ20年分成長したモモの助。
カイドウとみまごうばかりの巨大なピンク色の龍の姿になりました。
何が嬉しいってね。
モモの助の声を担当する中の人が変わって、ちゃんと声も大人になったことです。
しかも大人モモの声を担当する下野紘さんって、“鬼滅の刃”で善逸の声当ててた人ですよね。
もう期待しかない。
ちょっと弱虫のようで芯の強いモモの助にピッタリじゃないかしら。
今週の「いかにも‼︎」のセリフを聞いただけで、来週以降のアニメワンピースがホント楽しみになりましたよ。