オリジナルシーンがてんこ盛り
今週のアニワンは、原作の第860話”10:00開宴”の途中から最後まで。アニメオリジナルのシーンが多く見ごたえがありました。
サンジの葛藤とジェルマの入場
例えば、サンジがプリンちゃんの正体を見てしまった時のことを回想しながら控室に向かうシーン。シリアスな苦悩の表情と、花嫁衣裳のプリンちゃんを見た瞬間のギャップが笑えます。
ジャッジ達ジェルマの入場シーンも原作にはないオリジナル。護衛全権のギャング・ベッジによるボディチェックとそれに抵抗するニジ達。これがのちに、入口で武器もレイドスーツも取り上げられた、というくだりにつながっていくのですね。
裏社会の帝王たち
また、ビッグマム編は原作からして全般的にホーミーズ達が歌うシーンが多いのですが、こういうのはホントにアニメ向きです。
今回も、お茶会の開始を告げるホーミーズたちの歌だけではなく、招かれた裏社会の帝王達の到着とペロスペローの出迎えのシーンも、楽しいミュージカル仕立てになっています。
特にペロスペローのキャンディエスカレーターのシーンは、絵も美しくてまるでディ〇ニー映画みたい。『〇ナと雪の△王』を思い出したのはゾリラバだけでしょうか。
これみんな声優さんたち本人が歌っているのだとするとすごいですね。内田夕夜ペロスペロー、とても上手で雰囲気出ています。
裏社会の帝王達の登場シーンは、音楽も含めて、ちょっとワンピース映画『GOLD』を彷彿とさせました。ちなみにこの映画はワンピース映画史上間違いなく最高傑作だと思います。ゾリラバは劇場で3回、DVDで2回観ました。そのうち記事にしたいです。
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さて、スムージーが作るウェルカムドリンク「変な声で鳴くキリン」をしぼったものは、色と泡立ちからしてビールのような飲み物でしょうか。キリンだけに(笑)。ステューシーによれば、味とのどごしも良いらしい。
カタクリ、ダイフク、オーブンの迎撃
そしてもうひとつのアニメオリジナルシーンが、臓器売買業者ジグラがカタクリに撃たれた後の臓器売買暗殺集団100人の襲撃。
カタクリに見えている少し先の未来と現実に起こったことが描かれ、カタクリの能力がよりわかりやすくなりました。また、カタクリの3つ子の弟たち、三男ダイフクと四男オーブンの能力と強さも紹介されています。
未来を読むカタクリの赤く光る眼とクールな声が、文句なしにかっこいい。オーブンとダイフクの声も原作を読んで想像していたのにピッタリです。
最近のアニワンは、オリジナルシーンでも原作の雰囲気を崩さずにストーリーを豊かにしてくれていて観るのが楽しみです。作っている人たちがちゃんとワンピースの世界観とファン心理を理解しているんでしょうね。一時期アニオリストーリーが子供だましで閉口した時期もあったのですが、昨今は安心して?観ていられます。
おまけ~ヴィト、役得のボディチェック
ストーリーの進行とは全然関係ありませんが、ジェルマのボディチェック時に、ジェルマの大ファンの怪銃ヴィトが、興奮してイチジに触りまくっているのが笑えました。ヴィトの暑っ苦しいボディチェックにも反応しないイチジのクールさも、なんだか可笑しかったロレロ。